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第6話『魔法少女とはじめてのイベント』

第6話「魔法少女とはじめてのイベント」


 松浦水軍との艦隊戦から1時間後。

 ライガーは平戸城の購入権利を手に入れて、平戸城を買いとった。

 ライガーは約束通り、平戸城をハヤテにゆずってあげた。

 「約束通り、仲間になってよ!」

 「いいぜ、おれ達は正式に船に乗る」

 ハヤテはほほえんだ。

 ホウトクも笑う。

 「これからよろしくでござる!」

 ライガーは笑ってさけぶ。

 「野郎共!宴だぁ!」

 フォーチュン号の宴会場で焼肉パーティが開かれた。みんなでカンパイする。

 「カンパイ!」

 みんなでいっしょに焼肉を焼いている最中に思い出した。先日の敵から奪いとったお金の事だ。

 「ねぇ、ライガー。この間みんなが奪いとったお金、みんなでつかうんでしょ?アレは?」

 ライガーはとつぜん黙る。

 「アレは・・・・・・」

 10秒しゃべらない。ラジオなら放送事故だ。

「平戸城を買うのにつかった」

 ライガーはこたえた。ライガー、ハヤテ、ホウトク以外みんなでさけぶ。

 「バカヤロー!!!」

 みんなの斧スキル〝トマホークブーメラン〟や黒魔法スキルがライガーを襲う。

 みんなで怒る。

 「はりたおすぞ!おまえぇ!」

 「歯ぁ折るぞ!おまえぇ!」

 「ぶっとばすぞ!おまえぇ!」

 ライガーは襲われながら言い訳する。

 「イテテ・・・・・・あの2人は戦力になると思ったんだよ!」


 その時、運営から放送がかかる。

 「運営より、お知らせします。今回のイベントは・・・・・・」

 みんなはたおれたライガーをわきにおいて聞き耳をたてる。

 運営は言う。

 「今回のイベントは・・・・・・〝オルレアン攻防戦〟!!!」

 私はチャンスだと思った。

 〝オルレアン攻防戦〟で私達が勝てれば大金持ちに成れるかもしれない。

 運営は続けて言う。

 「ジャンヌ・ダルクを勝たせた陣営のギルドには30億ゴールドが配布されます!」

 いい話だ。

 「ジャンヌ・ダルクに勝った陣営のギルドには50億ゴールドが配布されます!」

 マジか!?それは!?それほどのお金があればタヒチ島に家を買っておつりがくる。

 わたしはライガーの胸元をつかんでおこしてさけぶ。

 「ライガー!〝オルレアン攻防戦〟イベントに出るわよ!」

 仲間たちは叫ぶ。

 「流石はおれ達の〝副船長〟!」

 「〝銀獅子の親分〟を引っ張ってくれ!」

 「頼むぜ!〝副船長〟!」

 ライガーがさけぶ。

 「ふざけんな!この船の親分はぼくだ!」

 わたしはライガーをにらみかえす。

 「わたしはともかく、野郎共にはらうお金は?」

 まわりの仲間たちがライガーをにらみつける。

 ライガーはため息をつく。

 「わかったよ!出るよ!」


 わたし達はイベントに参加するためにイギリス軍のNPCの総大将ソールズベリーに会うことにした。

 総大将ソールズベリーはよろこぶ。

「素晴らしい!君たちのような心強い傭兵をえられてうれしいよ!」

 わたしは言う。

 「ソールズベリー、すべての兵たちを陣の外に集めて」

 「構わないが・・・・・・なにをする気だ?」

 「外にでればわかるよ」

 ソールズベリーはわたしに言われたとおりに兵たちを外に集める。

 ほかの味方のギルドの視線がわたしにあつまる。

 ライガーが聞いてくる。

 「ラピス、なにするの?」

 「見ていて」

 わたしはとおくにあるフランス軍の旗を指さす。

 「みんな!ここからフランス軍の旗にピストルの弾がとどくと思う!?」

 イギリス軍のNPC達はおどろく。ソールズベリーは言う。

 「無理だ、この距離では当たらないだろう」

 「みんな、見て!今からライガーがここからフランス軍の旗を撃つ!攻撃が当たったその時、神様がわたし達を勝たせると言う天の声だと思って!」

 「いいだろう。やってみせろ」

 ライガーはおどろく。

 「ちょっと待て!ぼくが撃つの!?」

 わたしはわらって言う。

 「撃ってみて、当たるから」

 「どうなってもしらないよ!?」

 ライガーは右腕を構えて撃つ。

 「〝カノン砲〟!」

 その時、フランス軍の旗が爆発した。

 ライガーはおどろく。

 「ウソでしょ!?」

 わたしはイギリス軍にさけぶ。

 「みんな!空を見て!くもった空が晴れていく!神さまがイギリス軍に味方する合図だよ!」

 イギリス軍の兵たちのレベルが50~70まで高まる。

 「うおぉ~!」

 「神さまが味方するんだ!」

 「これなら大丈夫だ!」

 ソールズベリーはおどろく。

 「まさか本当に神さまが味方するとは・・・・・・」

 わたしはすかさずにライガーを陣の裏に連れてくる。

 ライガーは聞く。

 「ラピス!君なにをしたの!?」

 「ハヤテにカノン砲が撃たれる音が聞こえたら風魔手裏剣をフランス軍の旗に投げてってここに来る前にうちあわせしたの。だけど準備はこれだけじゃない」

「次は?」

 わたしはニヤリとわらう。

 「ライガー、君はカエサルの大ファンだよね?」

 「うん!ぼくカエサル大好き!」

 「それじゃあおもてにでてイギリス軍にカエサルが言いそうな演説してよ!」

 「わかった!」

 ライガーはおもてにでてさけぶ。

 「イギリス軍!貴様らはフランス軍を前にして、女王への忠義をなげすて、背をむける腑抜けか!?」

 イギリス軍はこたえる。

 「いいや!」

 「イギリス軍!貴様らは逃げて女王のかおに泥をぬるのか!?」

 イギリス軍はこたえる。

 「いいや!」

 「ならば問う!貴様らはフランス騎士領を

 自らの手で勝ち取りたいか!?」

 イギリス軍はこたえる。

 「然り!!!」

 ライガーはライオンがほえるようにさけぶ。

 「よし!ならば!今この瞬間、貴様らの剣は女王の威光そのもの!フランスの城壁をうちくだけ!領地は敵のものにあらず、戦場をにぎる者のものだ!!」

 その時、NPCのイギリス軍の兵一人一人のレベルが100にまで高まった。

 まわりのギルドのプレイヤー達はおどろく。

 「味方のNPCとの会話しだいでNPCの強さが変わると聞いていたけど変わりすぎだろ!?」

 「バグじゃないよな!?」

 「これならフランス軍に勝てるぞ!」


 数十分後、いよいよ開戦の時間になった。

 敵のギルドのプレイヤー達はさけぶ。

 「なんなんだ!?こいつら!?」

 「NPC一人一人がレベル100だぞ!」

 「バグじゃないのか!?」

 味方のイギリス軍NPCがすごいいきおいでフランス軍NPCやフランス軍に味方するプレイヤー達を倒していく。

 そんな時、敵NPCの総大将ジャンヌ・ダルクはさけぶ。

 「ひるむな!神は勝てるともうしております!」

 ジャンヌ・ダルクのさけびと同時にフランス軍NPCがとつげきしてくる。

 その時、ライガーが右腕からビームを撃つ。

「〝カノン砲〟!」

 敵のプレイヤー達をビームがぶっ飛ばす。

 「うわぁー!」

 おおくの敵のプレイヤー達が戦闘不能になる。そのうしろからおおくの敵がくる。

 ライガーはライオンのようにさけび、とつげきする。

 「うおぉ!」

 敵のプレイヤーの首をつかんでそのままそれを別の敵のプレイヤー2人にぶつけて右腕からビームを撃つ。

 「〝リボルビング・バスター〟!」

 シリンダーの魔弾を6発撃発させて敵のプレイヤー達がぶっ飛ばされる。

 すると敵のプレイヤーの白魔道士達が仲間を復活させる。

 わたしはライガーにさけぶ。

 「ライガー!にげよう!」

 「わかった!」

 わたし達はジャンヌ・ダルク達フランス軍からにげだした。

 敵プレイヤー達はいきおいにのる。

 「敵がにげだした!」

 「おいかけてたおせ!」

 ジャンヌ・ダルクもさけぶ。

 「神は勝利はもう目の前だと言っています!」

 わたし達がにげて1分くらいたった時、フランス軍のうしろから弓矢や黒魔法がフランス軍の白魔道士達をおそう。

 ホウトクはさけぶ。

 「いまでござる!〝銀獅子海賊団〟!白魔道士や赤魔道士だけを狙うでござる!」

 ハヤテは大きな手裏剣を投げる。

 「〝風魔手裏剣〟!」

 ホウトクは細剣をぬいてフランス軍の白魔道士や赤魔道士達に斬りかかる。

 ホウトクはわらう。

 「ひっかかったでござるな!」

 前にでているフランス軍のプレイヤー達は仲間を復活させるためにアイテムをさがす。

 その時、フランス軍のプレイヤー達はおどろく。

 「無い!」

 「蘇生アイテムが無い!」

 「こんな時に!」

 わたしはわらう。


 わたしは事前準備を思い出す。

 ライガーがイギリス軍の士気を高める演説を終えたあと、

 わたしはライガーをひっぱって陣のうらへもどった。

 「ラピス、つぎはなにするの?」

 ライガーが息を切らしながら聞いてくる。

 わたしはニヤリと笑って、森のほうへ指さした。

 「もうはじまってるよ。森の中──銀獅子海賊団、全員がね」

 ライガーは目をまるくする。

 「全員!?なにしてんの!?」

 「包囲だよ」

 わたしはあっさり言う。

 ライガーは「え?」とかたまったけど、森のおくからふく風が、まるでつぎの戦いを告げる狼煙のようだった。

 「森はフランス軍の逃げ道に直結している。あそこに銀獅子海賊団をみんな隠して、フランス軍が戦いに集中している瞬間に──背中からまとめて噛みつく」

 これはラピスの計略ではなく

 

 “カエサルなら絶対にやる戦争の組み方”。


 ソールズベリーが怪訝そうに眉をあげて近づいてくる。

 「ラピス殿、兵が突然森へ消えたぞ?」

 わたしは笑って答えた。

 「心配しないで。あれは準備よ。フランス軍が突撃してきたその瞬間──あなたの軍が正面でたえてる間に、森のチームが背後をふさぐ」

 ソールズベリーは息をのむ。

 「包囲・・・・・・まさかアレシアの戦法か!?敵を袋にする気か!」

 「そう。敵が神の声に気を取られてる今が、一番刺さる」

 ライガーは袖を引っ張ってくる。

 「ラピス・・・・・・これ、本当に勝てるの?」

 わたしはライガーの肩をドンと叩く。

 「勝てるよ。だって」

 わたしはわらう。


 「これは〝カエサルの戦争〟だから」


 その瞬間、森の奥からみじかい光が三つ。

 銀獅子海賊団の合図──

 包囲陣、完成。

 わたしは空を見上げて息を吸った。

 「イギリス軍が前。銀獅子海賊団が後ろ。わたし達がその中心にいる。これで逃げ道はゼロ。正面から来るジャンヌ軍は・・・・・・締めて、潰す」

 ライガーはにやりと笑う。

 「いいね、それ……最高じゃん!」

 わたしは言う。

 「退路を断たれたイギリス軍は恐慌し、士気は砕け散る。これで勝ちは動かない。カエサルなら、そうかんがえるはずだよ」

 

 わたし達〝銀獅子海賊団〟は敵の復活を阻止するためにイギリス軍に入る前にそれぞれの自腹で復活アイテムをみんなでフランス軍プレイヤーや、マーケットやNPCから買いとっていた。

 わたしはさけぶ。

「すでにチェックメイトだ!」

 ライガーもさけぶ。

「海賊の活きる場所は拳の届く場所にしか無い!ぼくの開戦の一言が開戦の合図となる!―――ヴィウェレ・エスト・プグナーレ!」

 ライガーは右腕でジャンヌ・ダルクになぐりかかる。

 ジャンヌ・ダルクはビームの剣でライガーに斬りかかる。

 「〝ライトセイバー〟!」

 ライガーの〝ガントレット・リボルバー〟とジャンヌ・ダルクの剣がぶつかると同時にライガーはわらい、ジャンヌ・ダルクはにらみつける。


 〝銀獅子のライガー〟〝聖女ジャンヌ・ダルク〟

 

 2人の武器がはげしく火花を散らし、時間が止まった。

 ライガーの両腕とジャンヌ・ダルクのビームの剣がはげしくれんぞくでぶつかりあう。

 ライガーが右腕でなぐるフリをしてフェイントをしかけて左腕でジャンヌ・ダルクのおなかをなぐる。

 「〝リボルビング・バスター〟!」

 その時、ジャンヌ・ダルクはごういんに剣でライガーをぶっ飛ばす。

 なんか神話を観ているような気分だった。

 ジャンヌ・ダルクがライガーについげきする時わたしはライガーに魔法をかける。

 「〝バリアー〟!」

 〝バリアー〟がジャンヌ・ダルクの剣をふせぐ。

 ジャンヌ・ダルクは呪文をとなえる。

 「神よ!われらを・・・・・・」

 その時、飛ぶ斬撃がジャンヌ・ダルクを斬る。

 「〝インタージェクト〟!」

 ジャンヌ・ダルクの呪文が止まった。なにがおきた?

 その時、ホウトクがあらわれる。

 「またせてすまぬでござる!仲間たちの指揮はハヤテに任せたでござる!」

 たしか〝インタージェクト〟は敵の呪文を止めるスキルだったかな?

 イギリス軍が槍をジャンヌ・ダルクになげて、弓矢をうつ。

 ソールズベリーはさけぶ。

 「今しか勝つチャンスは無い!」

 味方のギルドやソロプレイヤー達がジャンヌ・ダルクに総攻撃をかける。

 ライガーは右腕をかまえる。

 「みんな!いっせい攻撃できめるよ!」

 ホウトクは方天画戟を大きくふりかぶる。

 「承知!」

 わたしは〝暗黒の魔神〟を召喚する。

 「お願い!〝暗黒の魔神〟!」

 ライガーは〝カノン砲〟を撃つ。

 「ターミナス・エスト!」

 ホウトクは方天画戟をふりまわす。

 「〝トマホーク・ブーメラン〟!」

 わたしは魔法のステッキをむける。

 「〝ダークハンドクラッシャー〟!」

 〝暗黒の魔神〟が拳をジャンヌ・ダルクにふりおろす。

 ついにジャンヌ・ダルクのHPが0になった。

 ジャンヌ・ダルクは光の粉になって消えていった。

 ジャンヌ・ダルクの居た場所にクリスタルがある。それをわたしがひろうと花火がうちあがった。

 運営のアナウンスが戦場を支配する。

 「おめでとうございます!今回のイベントはイギリス軍の勝利です!」

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