表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

第4話『魔法少女と重装兵』

第4話「魔法少女と重装兵(タンク)

 わたし達は戦場を突破したあと、フォーチュン号の宴会場で「しゃぶしゃぶ」と「すき焼き」を食べている。

 私は牛肉を食べながらライガーにきく。

 「・・・・・・これからどうするの?」

 「・・・・・・そうだね、色々考えたけど。次はとり肉とネギですき焼きしよう!」

 「美味しそう!」

 よこからハヤテも言う。

 「おれは寿司と天ぷらをもらおう」

 すぐあとに私はつっこむ。

 「・・・・・・って、そうじゃない!!!海賊としてこれからをきいてるの!!!」

 「そうだね・・・・・・いろいろ考えたんだけど、鎌倉幕府に行こうと思う」

 「日本のこと?」

 「うん!」

 「そこになにがあるの?」

 「スパイスが高く売れたから、もっと強い武器を買おうと思う!」

 ハヤテも言う。

 「ちょうどいい。おれも鎌倉幕府に用がある」

 「決まりだな!」

 ライガーはみんなに叫ぶ。

 「野郎共!!!鎌倉幕府にいって強い武器を買うぞ!!!」

 「うおー!!!」

 こうして私達は鎌倉幕府に向かって〝海賊船ロイヤル・フォーチュン号〟を進めた。


 私が適当に遊んでいると突然フォーチュン号の前が爆発した。

 私達はびっくりしてフォーチュン号の表にあつまる。

 「なにがおきたの!?」

 ハヤテはさけぶ。

 「気をつけろ!!!矢がきたぞ!!!」

 ハヤテは手裏剣をなげてミサイルかビームみたいなものを迎え撃つ。

 雷みたいな爆音と一緒に手裏剣が大爆発した。

 「矢!?ミサイルとかビームじゃないの!?」

 リョフは命令する。

 「野郎共!!!矢を迎撃して!!!舵取りはぼくがやる!!!」

 「これからどうするの!?」

 「かくれるんだよ!!!」

 わたし達はとりあえず鎌倉幕府のみなとから逃げた。

 

 「・・・・・・さすがに江ノ島まで矢が飛んでこないよね?」

 私達はとっさに〝江ノ島〟まで逃げてきた。

 「まさかモンスターの攻撃かな?」

 ハヤテは言う。

 「報告だ、銀獅子の親分。さっきの弓矢は敵プレイヤーからの攻撃だった」

 「誰なの?弓矢でフォーチュン号を撃ってきたバケモノは?」

 「これほど正確に狙撃し、ミサイルみたいな攻撃力の弓矢を放つプレイヤーは、奴しかいない」

 私はきく。

 「誰なの?そんなこわい人?」

 「そいつの名は〝タメトモ〟。〝侍〟だ」

 私はきく。

 「〝タメトモ〟ってだれ?」

 「〝侍〟のプレイヤーのなかの〝弓矢使い〟で最強クラスのプレイヤーだ」

 ハヤテは提案する。

 「さいきんの〝侍〟達は金がほしいから積極的に〝海賊狩り〟をくりひろげている。フォーチュン号をここにおいて、陸地から鎌倉幕府に行ったほうがいい」

 ライガーは文句をいう。

 「フォーチュン号の針路を勝手に決めるな!」

 私はきく。

 「これからどうするの?」

 「もちろん難攻不落の海を真正面から突破してやる!」

 とつぜんうしろからだれかが話しかける。

 「ハヤテ!驚いた、どうしてここに?」

 私たちがうしろをふりかえるとそこには。

 「・・・・・・」

 私たちとおなじくらいの年頃の、黒い三国志(さんごくし)風の(よろい)姿の上に黒マントを羽織った美少年が居た。


 あの後ハヤテにフォーチュン号の修理をまかせて、バイキングたちを江ノ島でバカンスさせて私とライガーは三国志(さんごくし)風の(よろい)姿の上に黒マントを羽織った同い年の美少年に連れられて超高級旅館に行った。

 「あらためてこんにちは。拙者の名は〝ホウトク〟。自称サムライの〝重装兵(タンク)〟でござる。仲良くしてくれるとうれしいでござる」

 ホウトクはそう言って私とライガーに抹茶ラテをくれた。

 ライガーは抹茶ラテを飲みながら聞く。

 「君もタメトモってやつから逃げてきたの?」

 「いや、拙者は大冒険にあきた。今は修行プレイをして遊んでいるでござる」

 「じゃあさ、ぼくの仲間になってよ!」

 ホウトクは苦笑いしながらこたえる。

 「いやいや、なんでそうなるのでござる?」

 私はホカホカの抹茶ラテを飲みながら説明する。

 「実は、私達はハチロウの弓矢におそわれて鎌倉幕府からここまで逃げてきたの。おねがい、たすけて」

 ホウトクはニコニコわらう。

 「そもそもなんで海から鎌倉幕府に行く事にこだわるのでござる?陸のほうがかんたんに行けるはずでござる」

 ライガーは叫ぶ。

 「海から突入したほうが海賊らしいでしょ!」

 「そんな理由で?」

 私も頼む。

 「お願い、ホウトク。力をかして」

 なぜか面白そうにわらいながらホウトクは聞く。

 「あの~、鎌倉幕府になんの用事でござるか?」

 ライガーは答える。

 「金をかせいだからつよい武器がほしい!」

 「・・・・・・そうでござるか。手伝ってあげてもいいでござるが、条件があるでござる」

 「なに?」

 「この島には〝竜神の(やしろ)〟っていうダンジョンがあるでござる。そこで両手斧という種類の武器である〝竜神の大戟〟を敵からとってきてくれたら仲間になってもいいでござる」


 フォーチュン号の修理が終わったハヤテと合流して〝竜神の社〟に来た。

 ハヤテは私の肩に手をおく。

 「二人共、いまのおれ達には早すぎるダンジョンだ。やめよう」

 ふりかえってライガーは聞く。

 「なんか知ってるの?」

 「ホウトクの事だ。きっとおれ達をおいかえす為にてきとうな事を言ったんだろ」

 「でもさ。このダンジョンを乗り越えたらさ、おれ達はもっと強くなってるって事だろう?ためしてみる価値はあるよ!」

 「わかった。ついて行こう」

 ダンジョンの中をすすむとたくさんのモンスターがでてきた。

 私達はそのモンスター達と戦う。

 「〝サンドカッター〟!!!」

 でもたいしたダメージにはならなかった。

 「ここのモンスター、一匹一匹がつよいよ!」

 私達は何匹モンスターを倒したのか覚えられないくらいたくさんたおしたとき、私は叫んだ。

 たくさんのモンスターが襲ってきた時、ライガーはさけぶ。

 「邪魔するな!!!」

 ライガーは右手で敵モンスターの頭をつかんで突入して2体の敵モンスターにたたきつける。

 それと同時に〝発勁〟で一度に三匹のモンスターをたおした。

 その時、すごくおおきいモンスターがライガーを攻撃しようとする。

 私はとっさに白魔法を使う。

 「〝バリアー〟!!!」

 私の魔法〝バリアー〟はまにあったけど、おおきいモンスターの攻撃をうけてライガーはぶっ飛ばされる。

 ぶっ飛ばされながらたいせいをたてなおしていつでも攻撃出来る構えをとった。

 ハヤテが聞く。

 「・・・・・・逃げるか?」

 ライガーは不敵に笑って言う。

 「弱音は止めろ!!!『突入しよう』のまちがいだろ!!!」

 ライガーは目の前のおおきいモンスターに突入する。

 「オムニア・オブスタンティア・トランスケンディムス・エト・ペルギムス、いくぞ野郎共!!!」


 あれからわたしたちはなん百回ものダンジョン攻略を重ねてやっと『竜神の大戟・レベルマックス』を手に入れた。

 さいしょにふつうの〝竜神の大戟〟を手にいれた時、ライガーは文句を言った。

 「ふつうの〝竜神の大戟〟じゃ、気がすまない。レベルマックスの〝竜神の大戟〟を手にいれるまでやるよ!」

 と、強引になん百回もつきあわされた。

 ライガーのワガママにつきあわされてすごく苦労したけど、でもつよいダンジョンをなんども攻略したおかげでわたしは戦いなれて少なくとも初心者じゃなくなった。

 たぶん仲間のバイキング達と同じくらいまともに戦えると思う。


 やっとお宝である〝竜神の大戟・レベルマックス〟を手に入れて私達は宿屋にもどった。

 ホウトクはニコニコ笑う。

 「おかえりでござる。それで、〝竜神の大戟〟は?」

 ライガーは自信満々の顔をしながら〝竜神の大戟・レベルマックス〟をわたす。

 「うん!きちんと取ってきた!」

 ホウトクは〝竜神の大戟〟を受け取ってライガーになにかをわたす。

 「鎌倉までの旅について行くついでに、これを渡すでござる」

 私は聞いてみる。

 「なにをもらったの?」

 「すごく強そうな〝ガントレットリボルバー〟をもらった!」

 さっそくライガーはすごく強そうな〝ガントレットリボルバー〟を付けてみる。

 ライガーの両手の見た目がすごく強そうな“ガントレットリボルバー”になった。

 わたしは叫ぶ。

 「すごく強そう!?」

 ライガーは左手をなでて言う。

 「すごく馴染む!気に入った!」

 ホウトクは言う。

 「その“ガントレットリボルバー”の名前は“ハンド・オブ・エンパイア”でござる」

 ライガーは両腕をくむ。

 「よーし!なんかやる気でた!」

 ハヤテは聞く。

 「おい、ホウトク。まさか『〝竜神の大戟〟のお礼に〝ガントレットリボルバー〟をあげるから手をかさない』なんて言わないよな?」

 「まさか。暇つぶしに作っただけでござる」

 ハヤテは聞く。

 「おい、ホウトク。どうしてライガーにここまでしてくれる?」

 「友達へのプレゼント、って言えればカッコイイと思うのでござるが・・・・・・」

 「やっぱりなにか企んでたな」

 「ライガーに無理難題をクリアしてもらいながら手を貸さなかったら拙者の信頼に関わるでござる」


 わたし達はフォーチュン号に乗り、江ノ島を出航する。

 もうすぐミサイルみたいな弓矢が飛んでくる事を考えると泣きたくなる。

 私は叫ぶ。

 「野郎共!作戦通りにやるよ!」

 「ウオー!」

 バイキング達がこたえる。

 この作戦は一か八かのギャンブルだ。

 不安しかない。

ライガーは拳を空にかかげる。

「海賊の活きる場所は拳の届く場所にしか無い!ぼくの開戦の一言が開戦の合図となる!―――ヴィウェレ・エスト・プグナーレ」

 なにかが光った気がした。

 フォーチュン号の横が爆発する。

 〝侍〟が撃ってきた。

 ライガーは叫ぶ。

 「撃ってきたよ!野郎共!」

 私は白魔法をつかう。

 「〝バリアー〟!!!」

 ホウトクは敵が撃った弓矢を鬼の金棒でなぎ払う。

 「〝挑発〟!!!」

 フォーチュン号はハデに大爆発する。

 でもホウトクが戟(戟)という名前の両手斧でなんとかダメージを減らしてくれた。

 ライガーは叫ぶ。

 「ハヤテ!!!手裏剣を頼む!!!」

 ハヤテはこたえる。

「任せろ」

 ハヤテは手のひらを空に向ける。

 緑色の光が大きな手裏剣の形に成る。

 「風魔手裏剣」

 ハヤテは大きな手裏剣をミサイルみたいな弓矢に投げた。

 弓矢と手裏剣がぶつかって大爆発する。

 まるで大戦争だ。

 何度も手裏剣と弓矢がぶつかってその後ガトリングみたいにたくさんの弓矢が海賊船全体に襲いかかってくる。

 ハヤテは小太刀二刀流で弓矢を斬り落とす。ホウトクが両手斧で弓矢を受け止める。だけど間に合わない。

 ライガーはぽつりとつぶやく。

 「さすがだな」

 魔法の守りやホウトクの(たて)でも防げずにダメージが増える。

 バイキングの船大工は叫ぶ。

「船の修理が間に合わない!!!」

 他のバイキングは叫ぶ。

 「おれ達が(たて)になるんだよ!!!」

 バイキングの1人が海賊船の(たて)になってぶっ飛ばされる。

 ほかのバイキング達はさけぶ。

 「フォーチュン号を守れ!!!」

 バイキング達は一生懸命弓矢を受け止めて倒れる。

 私は一人一人を復活させる。

 その時、ライガーは私を呼ぶ。

 「ラピス!!!舵取りは任せる!!!」

 「うん!!!」

 「取舵(とりかじ)!!!」

 「えっと・・・・・・〝とりかじ〟って左に回せばいいんだよね?」

 私は不安で泣きそうになりながらフォーチュン号のハンドルみたいな物、たしか〝舵〟だったっけ・・・・・・を回す。

 事前に海賊船の操舵(そうだ)方法を教えてもらったけどすごくつらい。

 ライガーは叫ぶ。

 「火力を前方に集中!!!」

 ハヤテは空に手のひらを向ける。

 「わかった」

 ホウトクは両手斧を構える。

 「任されたでござる!」

 ライガーは不敵に笑って叫ぶ。

 「オムニア・オブスタンティア・トランスケンディムス・エト・ペルギムス、大冒険はこうでないとな!」

 〝侍〟との距離が近くなった時、ライガーとハヤテとホウトクとライガーが同時に大技を放つ。

 「〝忍法・風魔手裏剣〟!!!」

 「〝ヘヴィスィング〟!!!」

 「〝正拳突き〟!!!」

 その時、ガトリングみたいな弓矢がやんだ。

 3人の大技を受けて〝侍〟はひるむ。

 私達はやっと〝侍〟の背後をとった。

 ハヤテは大きな手裏剣を投げる。

 「〝風魔手裏剣〟!!!」

 ホウトクは両手斧をふりまわしてビームを撃つ。

 「〝トマホーク〟!!!」

 ライガーは大盾から衝撃波を撃つ。

 「ターミナス・エスト!!!」

 〝侍〟が私達に振り返った時にはもう彼等にぶっ飛ばされた。

「オムニア・オブスタンティア・トランスケンディムス・エト・ペルギムス」はラテン語で「我等は立ちはだかる総てを越えていく」と言う意味です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ