01-01
◇◆◇
あらゆる種族の者が『魔導』と言う技術体系を手に入れ幾千年。
陸、海、空。場所を選ばず生活圏へと変えてしまう程の能力を持つ者達と共に飛躍的な進化を遂げた魔導はいまや生活と切り離すことなどできはしない。
「っしゃあ! 無事に入港完了! 火の魔素の追加! 満杯でよろしくな」
「はいよ。火満杯ね」
眼下に広がる広大な海を決まった時間に決まった航路で漂う島のように巨大な怪鳥『九端鳥』の背に成り立つ都市マルゲドは様々な大陸への中継点であり交易点として存在を確立している。種類を問わず様々な飛空艇が入出港していく。
広大な海を渡る飛空艇が立ち寄り原動力となる魔素を補充する給油所としてだけでなく、空の荒くれ者達が長旅の疲れを癒すための歓楽街としての町も備わっている。
「うおおお!! マルゲドだ!」
九端鳥の尾から入港した飛空艇バナフ。その中から男が身を乗り出してその光景を眺めた。霹靂の空に浮かぶ雲と同様の純白のバンダナをきつく巻いた青年はまるで大海で悪名を轟かした海賊のような出で立ちでありながら、その瞳は無邪気な少年のように好奇心に踊っている。体つきは逞しく健康的で褐色に焼けた肌は日ごろから飛空艇バナフの乗組員としての訓練の賜物だ。
空中の楽園と呼ばれるマルゲドを前に双眸が輝く。
ここへと来る者たちの手段も様々なものだが、皆初めて訪れた際には一様にその目は輝かせる。
九つに割れた特徴的な尾、それぞれに備わった港には無数の飛空艇と飛竜が繋ぎ止められている。なかには飛行用の魔導兵器で来る者居れば、飛空魔法によって単身で入港してくる者もいる。
そういった飛行手段を持たない者たちは高額だが転移魔法のゲートを使用することでこのマルゲドへ足を踏み入れることができる。
「しっかしすげえ光景だな。
マルゲドに来るの初めてだけど、これはなかなかなもんだな」
怪鳥の先端にあたる頭が満足に見えないほどの広大な背に大都市が広がっている。列車が行き交い、人々の生活圏が確かにここにある。
「こら落ちたら助からねえな。チンコがキュっとなる風景だわ」
男に続いて出てきたのは、同じ柄のバンダナを額に巻いた幽鬼種の青年だ。幽体のように実態は朧気に揺らぎ浮いている。その身を飛空艇から乗り出すと眼下の光景に思わず声を漏らす。疎らに散る白雲の間から覗く海上はどこまでも続いてる。
「ああ、本当ならゆっくり観光してえのにな」
都市マルゲドを縦横無尽に駆け巡る線路。その上を走る装甲魔導列車の汽笛の音が天空に響き渡る。
「仕事だから仕方ねえだろ。ここで火の魔素を突っ込んだら夜通しで飛んでくぜ!」
空には幾多もの飛空艇と飛竜が駆け、魔獣蠢く大地にはそれすらも容易に踏破していく魔導兵器が駆け回り、大海には幾多もの船が行くが、いまだこの広大にして際限のない世界の全容を誰一人として知る者はいない。
あらゆる種族達がその生活圏をどれだけ広げようとも決してこの世界の総てを知る事は出来ない。
光を無用とし太陽に逆らいし獣が住まう深海。
神話の世界へと続く扉を内包した異界へと続くと言われる魔窟。
空の遥か向こうに広がり、安易に近づきし者を雷によって容赦なく焼き払う神竜の砦。
魔導を操る者達の力をもってしてもいまだこの世には──
──解読不能な言語。
──干渉不可能な空間。
──積み上げた歴史を破壊する未知の技術。
それらが未開拓の地に無限に存在している。
魔力溢るる混沌な世界。その甘美な香りに誘い込まれるようにまた一人この世界に落ちて来る。
◇◆◇
「…………????…………!??!!」
おかしい。
何がおかしいか説明を問われれば何一つとして説明できないこの状態はおかしい。
思考の歯車が噛み合わないまま静間右流辺は瞳孔が開ききった両の瞳で視界に入ってくる全てを見つめた。
そのうえで──
『なにもわからない』と言う結論に至った。
緑生い茂り連なる峰が良く見える山岳地帯。そのなかでも右流辺が立つ場所は山の中腹に当たる断崖絶壁の岩場にわずかに設けられた猫の額程度の足場だ。
人一人が満足に横になることもできない場所で冷や汗が絶えない背を岩に擦りつけた。
眼下に広がる肥沃な緑に包まれた山々。
足を踏み外せば生と永久の別れを告げれる崖を前に、ときおり下から吹く風に背を寒くしながら右流辺はもう一度首だけを動かし見渡す。
「俺が居るのは崖! 空は晴天! 近くにはドラゴン! 以上っ……なんで?????」
口に出せど混乱が増すばかりで身動きを取れない右流辺の前を鱗に覆われた真紅の体を輝かせた一匹の竜が大きな両翼を羽ばたかせ飛び去って行く。
「ひぃっ!!」
飛び去る竜一匹に心臓が口から出そうなほど声が出る。降りる足場も無ければ道具もない。歳を重ねた分だけ得てきた自制心など容易に吹き飛び青年は泣き出したくなる。
若干チビッてしまったことは内緒だ。
「おお、落ち着け俺………………なんでこうなってる…………」
右流辺は嘆きの涙で乱れる思考を深呼吸一つで落ち着けた……否、落ち着けようとしたが、心臓は爆発間際の鼓動を叩きならし、声は震え、唾が無駄に口に生まれる。
右流辺はゆっくりと記憶を探る。
「褒められると嬉しいのが人間ってもんだ。世の中の人間はもっと無償で互いのことを褒めてしかるべきだと俺は常々思っている」
モップを片手に静間右流辺は力説してみせた。
今や夜の帳も降り閉店時間もとうに過ぎ、人気のない量販店は右流辺の独壇場だ。雑に刈られた頭は蓬髪めいた伸び方をし、服も皺が目立ちよれついている。どこか砕けた印象の青年はビジネススーツが列を成している場で、少し伸びた黒い前髪を揺らしてモップをスタンドマイクのように持ち暴れまわる。
「怒るだけが上に立つ人間の役目じゃないだろ。なあ雪ノ瀬くんっ!」
勢いだけの芝居がかった右流辺の口調に後輩の雪ノ瀬鳴は眠たそうな半開きの眼で右流辺に一瞥をくれる。
派手な淡紅色のメッシュに原色が目立つ服装。身に着けるものに独特のセンスが垣間見える。
右流辺の話しなどまるで興味が無いように、後ろで纏めた髪を指でいじりながら彼女の視線はこれ以上ないほど呆れたものだった。
このアルバイト先で先輩にあたる右流辺に対して、尊敬のその字も見えない視線は相変わらず力なく眠たそうなものだ。
「つまり褒めてくれってことですか?」
「そうだ! 俺を褒めろ!」
緩慢な動きでモップを動かす雪ノ瀬はそれを杖にして右流辺を見た。
「さすが先輩です。サボりがバレたせいでこんな掃除させられてるのに自分を褒めろなんて、面の皮が銀行の金庫より厚いですね」
「褒めてるのか?」
「もちろんですよ。先輩凄い! 先輩さすが!」
「だろ! だろ!!」
一ノ瀬の雑な賛美に右流辺は天狗のように鼻が伸びそうだ。
おだてれれば木を登るのは豚だが、右流辺の場合は宇宙まで飛翔できてしまいそうだ。
「先輩天才! 先輩偉い! 先輩掃除してください!」
「よっしゃ! 掃除するか!」
「……ふふっ。チョロ」
モップを手に勢いよく動き出した右流辺に一ノ瀬は苦笑を浮かべる。
「なんか言ったか?」
「なんでもないですぅ」
その日はトイレでサボタージュしていたことが上司に見つかったことで一日にケチが着いてしまった。
当番でもない右流辺は掃除を、何事もないように遅刻してきた一ノ瀬と二人でやらされることになる。
なぜ俺がこんなことをなどと考えているうちに掃除も終わり、奥で寛いでいる上司に清掃の終わりを告げ帰路につくだけだった。
良くも悪くも右流辺が何度も見てきた日常のワンシーンだ。
「居残り掃除なんて最悪だ!」
等間隔で配置された街灯では照らしきれない夜道で右流辺は憤りがそのまま口を突いて出る。
畑に挟まれた夜道に右流辺の声は良く響く。
「仕方ないですよ。サボってるのバレちゃったんですもん」
雪ノ瀬の言葉を聞いても右流辺の荒くなった鼻息は収まらない。
「ったくこんなことならトイレでサボるんじゃなくて倉庫で休んでれば良かった。そっちだったらバレなかったかもしれねえのに」
「はぇ~……全く反省してないんですね」
「反省はした! 明日からもっとバレないようにサボる。そう! 人は学ぶのだ。これぞホモサピエンスの真骨頂」
「……反省無しですね。なんて言うか……凄い人ですね」
「だろ!」
「…………ん?」
尽きることのない自信に満ちた右流辺の横でため息を吐いた雪ノ瀬は目の前に置かれた扉に気が付く。
「なんだこりゃ?」
右流辺もその異質な扉の存在に気が付いた。
夜道の中央に扉だけが立っている。
「なんかのドッキリですかね?」
二人は扉に寄るとしげしげと見つめた。
二人で足並み揃えて扉の周りをきっかり一周してみせた。
少しばかり造りは古く、獅子のレリーフが入っているが、恐ろしくなんの変哲もない扉を前に二人はきょとんと目を合わせる。
「猫型ロボットのどこにでも行けちゃうドアですかね?」
「そんな便利なものだったら持って帰らないとな。っと、簡単に開くな」
躊躇いなく右流辺はドアノブに手をかけると軽快に扉は開く。開いた扉の向こうには雪ノ瀬が眠たそうな顔で立っている。
やはり何の変哲もない扉だ。
──太古なる神よ。衣食保障の一日三食
「へっ?」
誰かもわからない声が右流辺の脳内に響く。まるでアルバイトの誘い文句のような言葉だ。
──一日三〇分の仕事で自由時間たっぷり。アットホームな職場で働いてみませんか。
「衣食保証で一日三〇分は確かに良い仕事だなあ」
「……先輩? 誰に話してるんですか?」
突然独り言を喋りだした右流辺を雪ノ瀬は怪訝な表情を浮かべる。
もともと少し、否、大分おかしいところが目立つ先輩だった。いつ頭の螺子が抜けても不思議ではない。
雪ノ瀬の疑わしき視線などまるで気付かない右流辺は何かに頷いている。
「そんな職場があればいいな」
──じゃあ契約成立っ!
「へっ?」
「うわっ────────!!」
予想など出来るはずのない虹色の輝きが扉から発せら二人の視界を覆う。
「あれ? あれ!? 先輩?」
雪ノ瀬の視界を覆う輝きが消えたとき、確かにそこにいた右流辺と扉が消えている。
「おーい。右流辺先輩。いないな~」
夜道に緊張感のない気の抜けた声を響かせて名を呼ぶが、声は闇に吸い込まれなんら反応を見せない。
「まさか……本当にどこにでも行けちゃう系ドアだったのかな?」
本来ならば二二世紀に生まれる予定の猫型ロボットだ。愛用道具の一つくらいは現代にあっても不思議じゃなさそうだなあ、などと雪ノ瀬は考えてはみる。
「まあいっか。先輩のことだし明日になったら来るでしょ」
心配する素振りすらみせずに持っていたカバンを一つ回して見せるとメッシュの入った髪を揺らした。
「そうだ! 俺はあのドアノブを回して……変な声を聴いて……なんでこんなところにいるんだ?」
記憶を手繰ってはみたもののやはり現状を納得するだけの理由にならない。ドアノブを握れば断崖絶壁に立てる話など聞いたことがない。それならばノブを握った奴の殆どは生きてないだろう。
「ひょっとしてひょっとすると、本当にどこでも行けちゃう系のドアだったのか? あの扉…………」
結びつかない因果を無茶で結び付けようとすればもはやそれくらいの言葉しか出て来ない。だとしたら大きな問題はこの場にその扉が一切見受けられないところだ。
そして逃げ出す場所はもちろん居ない。
岩場を這う見たこともない珍妙な羽虫すら、右流辺の無力さをあざ笑ってるかのように錯覚してしまう。
「俺はここで餓死するのか? それともあんなゲームじみたドラゴンに食われるのか」
この二進も三進もいかない状況で右流辺に許された行為など嘆き、咽び泣くことくらいだ。
──嗚呼、無力。
およそ地上でこれだけ無力な存在など、生まれたばかりで満足な意志表現を持たない赤子か右流辺だけだ。
「ん?」
「…………」
僅かに涙が目尻に浮かんだところで右流辺の目の前に顔があった。
濃いブラウンの髭を潤沢に蓄えている男は、柔和な笑みを浮かべた顔を崖下からひょっこりと出す。
「あんたこんなところで何してんだ?」
「???……??!……!!!???」
驚きに声を失う右流辺に声をかけた男が断崖絶壁から顔を、そしてゆっくりと体を露にする。
およそ人がフリーハンドで登るには不可能とも思える断崖絶壁に、息切れ一つなく突然姿を現した濃い髭面の男。その足場は巨大な手によって支えられている。
右流辺は恐る恐る岩場から背を離し崖下を覗き込んだ。
「きゃきゃ、怪物っ!」
「怪物とはひでえな。俺の大事な相棒だぞ」
山一つを人型へと削り出したとしか考えられない規模の岩の怪物が崖下に佇んでいる。
山の中腹まで届きそうな身長と所々苔の生えた全身。右流辺が言葉にならない悲鳴をあげるには十分すぎる存在だ。
男はその怪物の手に乗り右流辺の高度まで迫っている。
「リッカルド、もう少し寄せてくれ」
「おう」
鳴き声にも近い頷きで怪物が応えると男を乗せた手が右流辺の足場へと寄せられる。
「あんたも採掘か? 見慣れない顔だけど道具も持たずに来るなんてよほどの熟練者なのか?」
「たた、助けてくれ!」
「へっ?」
泣きつく右流辺に男は唖然とした。
「はははっ! それじゃあ何か。お前さんは気が付いたらあそこに居て何が何だかわからないってことかい。そりゃ災難な話だな」
リッカルドの掌の上で並んで座った男は呵呵大笑してみせる。
「笑いごとじゃねえよ。こっちはあんたみたいな便利な相棒を持ってねえんだから崖から降りれねえし死ぬ思いだったんだぞ」
「ははははっ!」
今でこそ男の怪物に乗せてもらえたから良かったものの、もしもいまだ誰とも会えず飛竜住まう崖に孤独だと思うと右流辺は肝が冷えた。
理不尽を叫ぶ右流辺を前に男は更に大口を開けて笑う。
掌で叫び、笑う二人をよそにリッカルドが大股に一歩進むたびに眼下の風景が凄まじい速度で過ぎ去っていく。
崖から見た広大な山林もリッカルドにかかれば小さな世界だ。
「お、定期便だ。そうか。もう一週間経つのか」
汽笛を豪快に上げて山々の間をすり抜けるように通った線路の上を列車が駆けていく。
右流辺は一度目を擦った。
「なんか線路浮いてないか?」
ひたすら山々を避けるように蛇行している線路は明らかに大地から離れ、宙にその姿を浮かべている。
「そりゃ浮いてるよ。起伏の激しい道を地面沿いに行けるわけないだろ……あんたの世界の線路は浮いてないのか?」
「そう言われてみると……浮いて……たかもしれないな」
「だろ。線路は浮くもんだからな、っと。そろそろ街だ」
視界を遮る山の脇を抜けると、開けた世界が広がる。
山は消え巨大な街が広がる。
広大な草原に鎮座した街の入り口にはさきほど山々の間を駆け抜けた列車がガラス張りの駅に停留している。
街の入り口に見合う巨大な門の横幅は、かつて右流辺が住んでいた田舎の幹線道路とは比較にならない規模のものだ。
馬車に四輪車に二輪車が往来する門から上を見上げれば、空は数多の飛行艇や箒に跨り飛び回る者。天使のように翼を広げる者もいる。
右流辺の目は点となり継ぐ言葉が出て来ない。
「ここらで一番でかい街、ラフールだ。
そんで到着だ。リッカルド!」
「おう」
街の手前まで来るとリッカルドは膝を着きすっと手の甲を大地に優しく沿うが如く触れる。置かれた手の先には巨大な道が敷かれている。
「こっちも仕事があるんでな。街まで案内したんだからあとはあんた自身で何とかしろよ」
「あんがとな。街まで来れればあとは何とかしてみらぁな」
男を乗せたリッカルドの手が再び大きく持ちあがる。
見上げればそれは山塊の如く巨大なことを実感させる。
足先の指一つと比べても右流辺の全身より大きい。
「さてと、何からすればいいやら」
「そうだ!」
「ん?」
何かを思い出したかのように男がリッカルドの手の上から声を張り上げる。
「あんた、別世界から来たって言ってたな。
召喚の類かもしれないから、街に居る召喚士のフィンキスってのを訪ねればなんか掴めるかもしれないぞ。じゃあな」
「召喚士……フィンキス……」
少ない脳細胞の一つ一つに刻み込むように右流辺は男の言葉を反芻してみせる。その間に男を手に乗せたリッカルドは大股で再び山脈の見える方角へと言ってしまう。
「そんじゃとりあえず訪ねてみるかね。その召喚士とか言う奴の場所を」
街へと続く巨大な門は開かれ、あらゆる旅人を歓迎してる。
「今更何を見ても驚きはしない予定だったんだけどなあ……」
往来を行くものは右流辺の知るところの車や馬だけではない。物語に出て来る魔法の絨毯もよろしくと言った空飛ぶカヌーなども居る上に、歩き行く者達ですら明らかに人類にカテゴライズされることのない種族が混じっている。と言うよりは人類と判別できる者の方が圧倒的に少ない。
羽を持つ有翼種に、朧気な実態のみで存在を示す幽体種。リッカルドのように体を鉱石で構成されている岩石種。
「見慣れるまでにはもう少し時間かかりそうな光景だな。それにしても……」
──ようこそ。ラフール!
確かにそう書いてある。問題は右流辺には聞いたことも見たこともない未知の言語ではない。
「なんでだかな。書いてあることがわかるな」
不思議なものだ。
語学力に関しては日本語すらも満足に扱えていない右流辺だが、異国の文化圏であるこの町に刻まれた文字の意味が明確にわかる。
「案内版に元居た世界への戻り方なんてのがわかりゃ良いんだけどな……さすがに書いてねえか」
ラフールの入り口に添えられた小さな案内板に書かれていたのは最低限の案内だけであり、右流辺の望む元の世界へ戻る方法など当然ながら書いてるべくもなく。
「とりあえず男から聞いたフィンキスって奴を見つけないと」