前ページ解読不能 01
〈前ページ解読不能〉
あの頃の俺たちは、
バカみたいにはしゃいで生きてたよな。
意味もなく、それが重要なことみたいに必死に生きてた。
生きることに意味も理由も必要なかった。
そのかわり何もなかったけど、
あの頃が一番たのしかった・・・。
あの頃に戻りたい。
お前たちと生きていたあの時に。
もう、なんだか疲れたよ・・・
最近はずっと、昔の夢を見る。
赤い光とサイレンに追い回されながら、バイクのケツで両手あげてはしゃいでるんだ。
バランス崩して落ちそうになって、バイクがゆれて、悲鳴あげて、体勢持ち直してお前に怒鳴られても、お前の背中につかまりながら笑ってた・・・
黒い海とか、
幽霊ビルでビビリながら夜明かしした時とか、
一緒に見たデカくて華やかで毒々しい夜景とか、
タバコのけむり邪魔くさそうにしてるお前の横顔とか・・・
そうゆうのを思い出す。
本気で殴り合いのケンカした時とかさ・・・・・・・・・絶交期間、三日もたなかったけどな。
あの頃はほんと、
楽しかった・・・。
医者に言われた。
あと半年で死ぬって。
まぁ、あと半年は生きれる、って前向きな言い方もできるんだけどな。
色んなもん手に入れたけど、やり残したことがまだある・・・。
お前に会いたい。
どこにいるんだ?
お前と酒が飲みたい。
薄情なヤツだ。
俺が死ぬ時ぐらい側にいやがれ。アホ野郎。
もしかすると、先にのたれ死んでいるのか?
だったらもっと、顔変わるぐらい殴っときゃよかった・・・。
アホ。ボケが。




