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オトギバナシ




 〈オトギバナシ〉




 父さんへ






 お元気ですか?

 そちらに変わりはありませんか?

 母さんと仲良く暮らしていますか?



 僕が地球に来て、どれぐらいがたったのでしょうか・・・



 故郷とこちらは時間の計算法が違うので、ときどき混乱します。

 だってこちらには暦が十二月分しかないんですよ?


 

 僕が兵役から逃げ出して、どれぐらいがたつのでしょうね・・・


 父さんは、僕を軽蔑しますか?


 きっと・・・

 がっかりしているのでしょうね・・・・


 それでも僕は

 妻と逃げる道を選びました。


 僕は彼女を心から愛しています。


 息子も、地球でいうと六歳になりました。

 あなたの孫は頭がよく、行儀もよく、社交的ないい子です。



 どうか・・・



 父さん。

 僕達の仲を認めて下さい。


 どうか・・・宇宙から見守っていて下さい。



                                                     二月三四日













 母さんへ






 昨日は父さんに手紙を書きました。

 父さんは何と言っていましたか?




 妻は僕の正体を知っても、それでも僕を愛してくれる唯一のひとです。


 この恋はきっと、誰にも認めてもらえないだろうけど・・・・

 この恋は誰にも理解されないのだろうけど・・・


 誰かを愛することは、それだけで罪ですか?


 僕達の存在は、それだけで罪なのですか?




 母さんなら、僕の、僕達の気持を痛いほど理解してくれるでしょう。


 今度はサハールに行く予定です。

 砂漠と香水と美しい織物が有名なのだとか・・・


 

 あなたの孫は、この果てしなく続く逃亡の旅を、無邪気に楽しんでいます。


 息子に、いつ真実を話せばいいのか・・・。


「お前の半分は、お前の父は地球人ではない」


 と・・・・。


 いつになったら、我々に安息が訪れるのか・・・。



                                                   二月三十五日






















 ■■

 ■            ■

 ■           ■

 ■■        ■

 ■  ■■■■■■

 ■■■■

 ■■■■

 ああ・・・     ■■■


 なにものかにおそわれた


 とうぞくか?

 ■■ 

 ■


 おって

    かも

       しれな■

            ■


                                         


 どうかむすこ ■■■■

         だけ■■■

           で■■

           も■

          にげ■■

             ■■

     ■■■■■■■

    ■■■■■■■■

 ■■■■■■■■■■


 ■■■■■

 ■■■■■■

    ■■■■■

  ■

 ■




  (血痕と思われるシミで、解読不能部分あり)          

             

                                                      










 ―オトギバナシ―















 砂漠と

 盗賊か・・・




 もしかして『砂漠 (スト)』の彼の・・・





 『ローズ・ガーデン』の・・・




 ・・・・・・・・・ん?


 あれ?







 じゃあ、

 彼の父は・・・

 彼の母は・・・



 『木陰 (モア)』の・・・・・・・・・




 ・・・・・・・

 ・・・・

 ・・







 つながってる・・・?


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