君への手紙01
ある意味リアル?なファンタジー・ストーリー。
そこに迷い込んだ人物は一体何者なのか・・・
実は、
僕も分からないんだ。
僕が語る物語達は、僕の内側からやって来る、予測不可能なものなんだ。
僕に最初からプログラムされているのかもね。
僕は語った先から、忘れてしまうから・・・・・・
同じ話をしてないよね?
最初は何の話だっけ・・・?
ああ、あれか。
木陰、だったね?
ああ・・・・。
ほら。
物語がやって来た。
今度は・・・何だろう?
手紙?
手紙が来てるみたいだ。
一体誰に?
・・・君に?
〈君への手紙〉
元気ですか?
僕はあんまり・・・元気じゃありません。
平和同盟が破られ、戦争が始まります。
僕もアレに乗って、戦わなくてはいけません。
万が一帰れなかった時のため、君に詩を捧げます。
『木陰の詩』。
冒頭を思いついたから、これからちょっとずつ作ろうかと思っています・・・
完成はいつだろう?
もし僕が帰らなかったら、新しいひとを見つけて、幸せになって下さい。
僕の分まで生きて下さい。
愛してるよ。
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(氏名)
《電波障害により 氏名判別不能》
《ノイズがかかっています。しばらくお待ちください・・・》
《電波障害解消》
《受信を続行しますか?》
《YES or NO》
『YES』
《・・・・・・・・・受信完了》
《再生しますか?》
『YES』
《・・・受信内容再生 開始》
✣《未開封電子手紙は四件です。送信先―・・・通知不可能。(送信者が意図的に現在地通知を拒否しています)
終戦した今、ようやく自分も友人との約束を果たせそうです。
自分の本名は明かせません、コードネーム・ネズミ。
自分にはまだ仕事が残っています。
仕事の内容上、他人との関わりを極力避けています。
このメールも、本来は処分されるものを秘密裏に手に入れた軍事規定違反物です。
見つかればあなたも処分の対象になるかもしれません。
どうか、無理な推奨かとは思いますが・・・読んだあとはすぐにメールの削除を・・・》✣
(宿舎内送信 2056号室/送信日不明/送信妨害/再送信記録/このメールは違法である可能性があります)
《再生を続行しますか?》
『YES』
・・・・・・・一件/再生




