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『詩燦』【詩】【4300編目】

作者: 片喰藤火
掲載日:2018/11/04

詩燦 


 痛みも無く空に砕かれた悲しみの言葉が

 燦燦と煌めいて

 青空に一筋流れる雲の川のように

 水平線の彼方へ流れて行く


 それを祈りとか願いとか

 尊い何かとかに例えて


 砕いて

 サラサラと

 吹き晒す涙は青の一滴


 悲鳴も無く空に砕かれた苦しみの言葉が

 燦燦とさざめいて

 夜空に一筋流れる天の河のように

 境界線の彼方へ流れて行く


 それを妬みとか恨みとか

 後悔に塗れた詩に例えて


 砕いて

 サラサラと

 吹き荒ぶ涙は夜の一滴

                                              --------------

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