ヤンデレはない
うん。心が病んでますね。
おそらくこの人が取り憑いて襲ってくる人なんだろうなぁ。
パラパラとしか読んでないけど旦那さん?に対する執着半端ないから盗られた事に対しての怨み辛みで悪霊化したってトコかな。
ヤンデレっていうのはゲームだから許されるのであると思う。
もし、私の彼氏がヤンデレ化したら逃げ切れるかは置いておいてとりあえず即行逃げる。
そして浮気された時点でハイ!サヨナラだね。うん。
…そんな相手いないから考えても無駄だけどね。
"………!"
「えっ?」
"………。"
光クンを見ても夢中でお酒の配置を考えているらしくこちらを見てもなければ話かけてもいない。
やばい、日記が何かのイベントスイッチになっていたのかもしれない!
光クン話しかけようとした瞬間ーー
"ーーは私のものよ"
"私はーーの幸せを願ってる。でも、私が死んでからね。だって私以外の人と幸せになるなんて許せないから"
"私は私を捨てたーーを許さない。絶対に許さない"
色んな言葉がゴチャゴチャ頭に響いてくる。
私の声でこだまする声はやがてボリュームが下がるように消えていった。
これは、日記によるイベントなのか前世自分が言った言葉なのか…。
もしあの声が前世の私だとすると怖いんですけど。
まぁ、日記によるイベントということにしときましょ。
今の私はヤンデレではないけど前世の影響とかでそんな傾向出てきても嫌だし。
病は気から!私はだいじょーぶっ‼
「よっしゃ!こんなんでいいやろー♪」
光クンはようやく作業を終えたらしく素晴らしい笑顔。
何度も言いますが撮らせてくださいその笑顔。
「さっきの本貸せま。片付けるし。」
「はい。あ!取りやすい所に置いておいて欲しいかな」
「価値ある本なんか?まぁ、手前に置いとくわ」
ポンッと棚に雑に放り込んでますけど祟られてもしりませんよ。
「ぜーーったいに酒のことはミツル先輩に言うなよ。もし、言ったらわかってるやろーなぁ…?」
「わかりました。ミツル先輩に言いません!」
ビシッと敬礼しながらお返事します。
だってやっぱり怖いんだもん。
未華ちゃんに言って伝えてもらうもーん。
「奥田姉にもやぞ?」
「……♪」
それはお約束出来ないのでそこはスルーさせて頂きます。
「お前告げ口する気なんか?」
「まぁまぁ、その事は置いといて。まず先輩達を見つけて脱出ルート見つけなきゃ意味ないしさ。とりあえず探索続けようよ。」
さっきも言ったけどね!
「それはそうやな。…見張ってるしな?言ったら色々責任とれや?」
うん、怖いから。最後のほうに言っていた事は聞こえてなかった事にしておこう。
「…と、とりあえず先に進も?」
「そうやな。……待っとれや。俺のバイク!」
いや、もうツッコミません。バイクですかそうですか。
意気揚々と光クンは隣の部屋へ続くドアを開けた。
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森戸七海
服装:ジャケット Tシャツ デニム スニーカー
装備:ペンライト
持ち物:メモ張 ペン ハンカチ ティッシュ ペンライト
内山光
服装:デニムツナギ(風神雷神の刺繍入り)尖った靴
装備:懐中電灯
持ち物:???
日記を元の場所に戻しました