探索やっとはじまる
なんやかんやありましたがやっと探索開始です!
とりあえずこの怪しい暖炉から見てみましょうかね。
さっき光クンが中を覗いた時に何も起こらなかったしたぶん調べるぐらいは大丈夫だと思う。
ざっと見ても普通の赤茶のレンガで作られた暖炉だ。奥行きが大人が一人で寝れるぐらいある。
少し怖いけど中に入ってみる。
中は以外と綺麗でホコリがたまっているぐらい。
さっきの厨房がひどかっただけかもしれないけど。
ぐるっと見た感じは何もないのでここからは手で触っての確認です。擦ったり叩いてみたり…順番にしていくよ!
まずは、右の上の方から確認していく。背の届く範囲でね。
身長が低いのがこれほど悔やまれた事はない…。
そうして地道にしていくと左の中段真ん中当りに動く所を発見‼
ヘタに触って何かおこると困るので一先ずチェックだけして他を見ていく。
その後、右の壁を正面に見た時、右の端の下に何か記号も発見した。
○=鶴 ●=トリー △=福 ☆=瀧
でも、何を示しているのか全く謎。
もしかするとこれに関するヒントが違う所にあるのかな?
この部屋にあるといいんだけど…。
その後、壁や床の隙間から隅々まで見ること数十分…
暖炉のところの発見以外には特に何もなかった。
ものすごい疲れたぁーーー。
海斗クンは、長いテーブルをあっちこっち視角を代えて見ている。
光クンは、お酒を全部出し終えて棚の隣で椅子に座って1つ1つ丁寧に検品(?)している。
お酒だけじゃなくて棚の方もチェックして欲しいんだけど…
仕方がない棚の方は私が見てしまいましょ!
でも、一番上の段は私の身長では届かない…
椅子をもってくるしかないかぁ。
転がっている椅子を持って棚の前にセット。
さてとやりますか。
そうして椅子に登った瞬間…
バキッ‼
椅子の足が折れてバランスを失う。
私はそのまま後ろ向きに椅子から落ちて倒れていく。
やばい!と思ってギュと目を閉じて身を固くしたら誰かにキャッチされたような感覚がした。
ん?っと思いおそるおそる目を開けてみると光クンの顔が近くにあった。
えっ?と思った瞬間にまた落ちる感覚がしてお尻から落ちた。
「いッッたぁーーーい‼」
落ちたお尻を押さえていると光クンが話しかけてきた。
「何やっとるん。今頭から落ちる所やったんやぞ!こんな所でケガしたら置いていくしな…‼それにここは俺がするって言ってたんに余計な事するなや。あっちいっとれ。」
「…うん。ごめん。」
どうやら光クン椅子から落ちそうになった私をキャッチしてくれたらしい。後また手を放した結果お尻から着地して今に至るみたいだ。
なんか余計な手間をかけさせてすみませんって感じです…。
しょんぼりしながら暖炉の前まで戻ってみた。
なんとなく暖炉の上に飾られている女の人の肖像画を見るとその人もなんか寂しそうだ。
アレも調べたいけど届かないしまた落ちたりしても困るしなぁ…。
海斗クンを見ると意外そうな目で光クンを見ていた。
チラッとだけ光クンを見るとまたお酒を調べる事に戻ったので気がついていない。
…海斗クン手伝ってくれないかな?
「海斗クンは終わった?」
「はい。今終わりました。…大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫。光クンがキャッチしてくれたから…。お尻は痛かったけど他はなんともないよ。」
「…光先輩と何かありました?」
「え?」
「光先輩が好みじゃない女の子に親切というか助けるのはじめて見たので。何かあったのかなと思って。」
「?特に何もなかったと思うけど?光クンてそんな人なの?」
「そうですよ。興味の無い相手には全く関わり合い持ちませんし知り合い程度なら命に関わる事でない限り助けたりしません。」
ちょっとミツル先輩…。
私、重荷になってませんよー!
それどころか風船ぐらいな勢いですーー!
キャスティングミスですーーー‼
「だからさっきびっくりました。」
「うーん…たぶん頭から落ちそうだったからじゃないの?」
「あれぐらいの事だったらそのまま落ちるのを見て笑って馬鹿にすると思いますよ?」
いつもの対応ひどいッッ!
でも、助けてくれたって事は部内の仲間として少し親密度が上がってるのかな?
「わかんないけどたぶん気まぐれじゃない?さっきも言われたけどこんな所でケガしても面倒だからね。」
「まぁ、それならいいですけど…。」
「………あのさ、ちなみに光クンのタイプってどんな人なの?」
「気になりますか?」
「んー別に。参考までに聞いてみようかなって思っただけ。」
「そうですね…。ロングヘアーで綺麗なお姉さん。気が強くて胸が大きい人って感じだと思います。」
…なんというか…。
まぁ、私とほぼ正反対ですな。
「ふーん。じゃぁ、ついでに海斗クンは?」
「オレは好きになった人がタイプですね。しいて言えば、ねぇちゃんが認めた人で可愛い人がいいです。」
「あぁ…うん。そうなんだ…。」
めっちゃハードル高いわっ!
中々そんな人いないと思うけど…頑張ってね‼
「先輩は?」
「ん?」
「オレにだけ言わせて言わないとか無しですからね。」
…と言われても好きなタイプとかいまいちわからない。
イケメンだなぁと思う人はいるけど恋愛とはまた別なんだよね。
次元が違うというかなんというか。
実は初恋というものをまだ未体験だったりする。
「えぇ…。わかんないよ。私もさっき海斗クンが言った好きになった人がタイプなんだと思う。」
「じゃ、聞きますけど部内で好きになるとしたら誰が一番いいですか?」
…考えた事もないんですけど。
でも、なんか海斗クン引きそうもないしちゃんと言わないとなぁ…。
まず、ミツル先輩(怖い)に佑樹先輩(オネエ系)はない。…孝司くん(ヘタレ)もないな。
あとは、海斗クンか光クンだけど…。
海斗クンはちょっとシスコンだし光クンはヤンキーだし。
まぁ、しいていうなら…
「…海斗…クン…かな?」
消去法でいくとそうなるよねー。
未華ちゃんとも友達だしグループ交際的な?
何かあってもなんとかなるみたいな?
「それならいいです。あと今度、椅子使うときはオレの近くでお願いします。」
「そうだね。ケガしても嫌だし。光クンに怒られるのも怖いもん。よろしく!」
「…まぁ、今はそれでいいです。」
「オイッ‼お前等しゃべっとらんとさっさと手足動かせや‼」
怒られてしまった。
光クンは、さっき私が読んだノートを今から見るみたいだ。
私も海斗クンにお願いして絵を調べてもらおう。
「海斗クンあの絵一緒に調べてくれる?」
「わかりました。そうすると椅子が必要ですね…。」
そんな事を話ながら椅子を持ちながら絵の所まで移動する。
暖炉の前まできて椅子をセット!
「それじゃ、七海先輩どうぞ。」
「え?私が乗っても手が届かないから意味ないよ。」
「とりあえず乗ってください。」
「…えぇ…?」
何かわからないけど海斗クンが真剣な顔で言うことを聞いておきます。
そして椅子に乗った結果、手を伸ばしても額縁にも手が届かず全くの役に立ちませんでした。
その姿がすごくマヌケだと言うことは確か。恥ずかしい。
「…もう降りていい?」
「…どうぞ降りてください。」
私が降りるとサッと椅子に乗って絵をとってくれる海斗クン。
ほんとにいったい何をしたかったのよ。
…はっ。もしかして椅子が大丈夫かどうか試した?
いやきっと違う。海斗クンはそんな人じゃないはず。たぶん。
海斗クンから絵を受けとる。大きさは30㎝ぐらいでそこまで大きくはない。
絵は女の人が夜に窓際で椅子に座っている構図で片手を窓にかけている。その手を悲しそうに切なそうに見ている。窓の外には月が見えていて幻想的な感じだ。
裏を見てみると作者と題が書かれていた。
"愛しき月"
"ガモウ ケイ"
ふむ。特に他に気になる部分もない。
とりあえず名前だけ覚えておこうかな。
海斗クンにも見てもらったけど特に何もないとのこと。
なので元に戻してもらった。
光クンを見るとあちらも終わったみたいだ。
さて、それでは皆の結果を聞きましょ。
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森戸七海 困惑
服装:ジャケット Tシャツ デニム スニーカー
装備:ペンライト
持ち物:メモ張 ペン ハンカチ ティッシュ ペンライト 塩(手のひらサイズ)
内山光 鑑定中
服装:デニムツナギ(風神雷神の刺繍入り)尖った靴
装備:懐中電灯
持ち物:味塩(瓶)残り2/3 味塩(詰め替え用) メリケンサック小(威力小) 携帯催涙スプレー ポケベル
奥田海斗 焦り
服装:パーカー Tシャツ チノパン スニーカー
装備:懐中電灯 ポシエット
持ち物:ウェットティッシュ(コンビニで貰った物) ペン メモ張 ティッシュ ポケベル ボイスレコーダー 使い捨てカメラ




