旅の記録1
精霊は、どうして、人々の幸福を、願うのだろう。
どうして、人々の為に、涙を流すのだろう。
3さい の とき。
空 に いっぱい 星 が 光ってた。
夜の月 光の かがやく なか アオく スけて 女の人 が たっていた。
トオク を ミていた。
『儚い』
当時の僕は、言葉を知らなかったけれど、そんな印象を受けていた。
ボクは 女の人 に きいたんだ。
「どうして、あなたは、泣いてるの?」
人の目 には 見えない モノ が ミえた。
人 には ない チカラ が あった。
オトナたち が いう。
セイレイ の カゴ が、ヤドっテ、いる、のだと。
十五歳になった。
王に呼ばれ、乞われた。
どうか、魔王を暗殺してくれと。
僕は、なんで僕なのか、と尋ねた。
「精霊のお導きだ」
王は答えた。
「そうであるならば」
僕は頷いた。
そうして、僕は暗殺者になった。
王は僕に言った。
今日までに十二人の強者を旅立たせた。
いずれも並々ならぬ者たちだったが、誰も生きては帰ってこなかった。帰ってきたのは、王宮に投げ込まれた首八つ。後はようとして知れない。
精霊は今も封じられたままで、魔の王は今も生きている。
「思い悩む儂の夢に、精霊の影が現れた。彼女は、儂に告げた。勇敢なる少年よ、そなたになら、可能だと。だが少年、そなたには断る権利がある」
僕は王に言った。
「僕は既に頷きました」
この決断は、自分個人の思いの為であるから、どうか、お気に病まずに、と。
王は無表情で頷いた。
王都で最高の業を持つ老鍛冶師が、最高の金属で、全身全霊を籠めて鍛え上げたという名剣を、僕は王から賜った。
老鍛冶師は剣を完成させた後に斃れ、死んだらしい。寿命だったと。だから、最後の一振りだと言われた。その金属は扱いが難しく、老鍛冶師以外の者にはまともには鍛えられないのだそうだ。
刀身は細く、切っ先は諸刃で鋭い。最新の流行の型の剣だった。長さは、短刀というほどに短くはないが、長剣というほど長くは無い。
正面きって戦うのではなく、単身、旅をし潜入して屠るのならば、常に身に帯びるのは剣が良い。
鋼に心が宿るのか、それは僕は知らなかったが、その剣はとても頑丈で、気合を込めて振るえば岩をも断った。
人々は僕を讃えた。
しかし、これは精霊の加護と、老鍛冶師の魂の力であって、僕自身の力ではない。
僕はただの、それらの代行者に過ぎない。
代行者としての技術が優秀だと褒められたのならば、それであったのなら、僕も誇れたのだが。
だから僕は言った。
「身に精霊の加護を持ち、手にこの名剣を持ち、それなりに剣の振り方を嗜んでいる者ならば、誰であっても可能な事ですから、僕は皆様がおっしゃるように讃えられるには、値しません」
謙虚だと讃えられた。
僕の隣でもう一人、岩を斬った男がいた。
彼は、己が懸命に鍛え上げた力で、これが己の力だと誇った。彼は自分は僕には負けていないと宣言した。立派な男だった。
彼は人々から「傲慢だ」「天狗だ」と罵られた。
何故だろう。
彼の方こそが凄いのは事実であるのに。
僕は貴方のほうが凄いと言った。
人々から罵られていた岩斬の巨漢は、僕を怨みがこもった瞳で睨んだ。
人は、人々の心は、そういうもので、あるらしい。
他にも王は僕に旅に必要であろう様々な物を用意してくれた。
教会も協力してくれた。
教会からは、人々の祈りを束ねて作られたという呪毒の鉄瓶を一つ受け取った。
呪いは制限と共に威力を増す。
その呪いは魔の一族の王に対してのみ効果を発揮するように制限された呪いであるらしかった。
強い制限をかけられたその呪いは、魔王に対して強い力を発揮するであろうと。
「故に――これは魔を払う、聖なる水である」
恰幅の良い中年の枢機卿は僕へと厳かに告げた。
もしかしたら彼なりの冗談だったのかもしれない。
人々の祈りから作られた呪いの毒であるというのなら、それはつまり、究極的に呪詛の塊ではないか。
僕は言った。
「それは、人々の怨みと嘆きと呪いが込められた、猛毒の水です」
枢機卿は声をあげて愉快そうに笑った。
「少年、ああ少年、きっとそなたの前には多くの困難が立ちはだかるだろう。だが、懸命に生きれば、きっと良い事もあるだろう。そなたのゆく道に、光が共に、在らん事を」
僕は枢機卿に礼を述べ、頭を下げ、故郷の国を後にした。
どうして、魔王は人を襲うのだろう。
魔物達は人の血肉を望むという。
魔王は彼等の王なのだ。
だから魔王だ。
人が家畜を、殺すのは、何故だ?
畜王というのはいないのだろうか。
もしも、いたとしたら、彼は何を、するのだろうか。
僕が旅立ったという情報は、何処からともなく洩れていた。
だから僕は、剣を振るい、呪を唱えて炎を巻き起こし、山野を踏み越えた。後に真っ赤な血の河と、魔物の骸の山を築いて。
精霊、精霊、今は遠い日、幼い過去より、月の光の中から僕に加護を呉れる存在。どうして貴女は泣いている。どうして貴女は泣いている。
貴女はいつも、悲しそうだ。
人々の嘆きと悲しみと、救いを求める声が、聞こえるのだという。
けれども彼女は救いにゆけない。
その身を封じられて、いるのだという。
今の彼女は、影だった。
だから彼女は僕に託した。僕が彼女の影を、目を開けたままでも見る事ができたから。
力のあるものでも、人の身では、夢でしか精霊を見ることはできないのだと賢者は言った。
では、僕は、目を開けたまま、夢を見ているのだろうか。
それとも――
賢者の知識にも誤謬があるものなのだと、それを期待するのは、僕も今まで生きてきた世界に、その何かに、拘りが、あるのだろうか。
幾つもの村と町を越えながら思う。
精霊は人に呪われているのか。
優しさとはきっと、呪いだ。
だが、僕はそんな呪いに囚われている精霊が好きだった。
さらに山野を踏み越え北の国、石で築かれた壁の国、万の魔物の影が包囲して、人々を殺し貪らんと凶刃を振るった。
旅の途中、原野の戦場跡、屍の海の中、魔物の集団を薙ぎ払った。
生存者を集めると、死にかけの兵士が僕の手を握って言った。
「少年、願わくば――ああ、君に望むを許されるのならば、どうか、どうか、故郷の人々を救ってくれ」
と。
そうして、息を引き取った。
彼は戦い抜いて逝った。
ただの人の身で最後まで戦い抜いた。
勇気あるものを、勇者というなら、彼こそが勇者だろうと、僕は思った。
勇者の魂は死した後、星の海へと導かれる。
僕も、そこへ、行けるのだろうか?
人の波が、逃げていた。
「戦わないのか?」
僕は尋ねた。
彼らは首を横に振った。
敗残の兵達が森の中に隠された、秘密の砦に篭っていた。
彼らは、近々、石の国を囲んでいる、万の魔物を倒さんと、折れた剣と罅割れた盾を手に、戦いに赴くつもりらしかった。
「逃げないのか?」
僕は尋ねた。
彼らは首を横に振った。
将軍が言った。
「故郷の人々を救わねばならない」
「なぜ?」
僕は問いかけた。
彼は答えた。
「愛しているからだ」
愛は呪いだ。
それらはきっと、馬鹿げてる。
そう思った。
僕は将軍達と共に石の壁の国を囲む、万の魔物の群れへと突撃していた。
僕は馬鹿げてる奴等が好きだった。
ああ、将軍、彼はなるほど、将軍だった。人の上に立つ人だった。僕とは違う。僕は単なる代行者だ。精霊の剣だ。剣だから、眼前に立ち塞がるもの、すべてを斬り伏せる。
そう思いつつ、僕は馬竜を駆けさせながら、矢を放った。戦するなら、矢の方が強い。矢が残っている間は、僕は精霊の矢だ。
途中で矢が尽きたので槍を振り回しながら駆け抜けた。僕は精霊の槍である。
槍が折れたから剣を振るった。結局、剣らしかった。
だからゆくてに立ちはだかるモノすべてを斬り伏せる。
老鍛冶師の名剣は、巨人の首をも泥のように斬って落とした。
四方八方から迫り来る魔物達を、風と化して駆ける馬竜の鞍上から斬って、斬って、斬って、斬った。
大地に赤い河が一本築かれた時、馬竜は走りつかれて、動かなくなった。
僕は馬竜に労いと感謝の言葉をかけて降りた。
後は自らの足で駆けながら、やはり斬って、斬って、斬って、斬った。
さすがの名剣も刃こぼれして切れ味が落ちてきたので、呪を唱えて火を放ち、嵐を呼んで、雷を打ち落とした。
多くが死んだ。
敵も味方も多くが死んだ。
魔軍の将軍を見つけ出し、雷光で狙撃した。
魔物の群れは崩れて、逃げ散った。魔物の騎士が、人間卑怯なりと叫んでいた。暗殺者に何を言う。
そも、魔物こそが正々堂々としたもんじゃない。
あの騎士自身は、僕が知る限りでは立派だったが――なるほど、彼には僕を罵る権利がある。
ともかく、そのようにして、王国の興亡をかけた大決戦と後に呼ばれた戦いは決着がつき、石の壁の国の将軍達は、故郷の人々を救った。
身体を休め、色々と礼を受けた。
欠けた刃は、一晩経ったら、再生していた。僕は老鍛冶師の魔王必殺への執念を見た気がした。
将軍は、功はあったが、緒戦の敗北で国を危機に晒し、本来なら死刑の所、国を救った功もあるので、減刑となり、終身刑として牢屋に入れられた。
逃げた者達が帰ってきて、玉座の付近に侍ったそうだ。
僕は密かに牢を破って、将軍を逃がそうとしたが、法は法であるから、と将軍はそれを断った。
僕は頷いた。
彼の覚悟は、本物に見えたのだ。
僕は兵達の間を回って署名を集めると、王に言った。
軍を敗北させ数多の兵を死なせた敗将を斬首するという法にも一理はあるが、今回は戦力差が多大過ぎて、それが適用させるのは適切ではないのではないか。
そんな劣勢の中、奮戦した将軍は讃えられこそすれ、罰せられるのはおかしいのではないか。
将軍の旗下で戦った兵達も同じ意見を持っている。この署名が証だと。
王は答えた。
これが精一杯であって、これ以上将軍を庇えば、国の政治が乱れると。
僕は問いかけた。
その乱れていない政治というのは、何故、戦わなかった者たちが春を謳歌し、身を張って戦った者が牢に繋がれている、この状況を許すのか、と。
王はそれが政治だと答えた。軍部の独走を許す訳にはいかないと。
僕は政治がわからず、政治の正義が奈辺にあるのかがわからなかったから、何も言えずに、その場を後にした。
僕は英雄と讃えられながら、牢に戦友を残して、石の壁の国を後にした。
僕は故郷を愛している。僕の王は立派だ。
将軍は不幸だ。もしかしたら、あの王も、不幸だったのかもしれない。
ああ、精霊、精霊、どうして貴女は泣いている。どうして、人の為に、貴女は涙を流すのか?
貴方が泣いているからだ、と精霊は言った。
誓って言うが、僕は物心ついてから、泣いた事が無い。赤子だった頃を除いて、生理現象以外で、目から水を流した事が無い。
ああ、精霊、精霊、どうして貴女は泣いている。どうして、人の為に、貴女は涙を流すのか。
貴女は何故、僕が、鹿を撃っても泣かない?
そんなに人だけが、素晴らしい、生き物なのだろうか。
僕は人間が好きだが、嫌いだ。
嫌いだから、好きではあるが、そんなに素晴らしい生き物だとは思わない。
「愛しているの」
他人の口から語られる精霊と、僕と直接話す精霊の影は、印象が違うと、改めて思った。
精霊、精霊、貴女は人を愛しているらしいが、僕は貴女が好きだから、貴女を泣かせる人間という奴は、やはり嫌いだ。
けれど、貴女が人を愛して泣いているから、僕は彼等の為に剣を振るおう。
精霊、精霊、貴女はどうすれば、泣き止んでくれますか。
石の壁の国よりさらに北、既に故郷は遠い、遥か遥か遠い彼方、雪の降る町で、人間同士が争っていた。
争いで死にかけている女子供や弱者達が精霊を呪っていた。
何故、精霊は我々を助けてはくれないのか、と。
僕は争いの間に入って止めた。
余所者が首を突っ込むなと人々は僕を罵った。
正論だと思ったが、精霊が泣いているので、悪いが止めさせて貰う事にした。
苦労を重ねて、苦労を重ねて、苦労を重ねて、なんとかどうにか丸く治めて、争いを調停した。
千の魔物を一人で斬り伏せろ、と言われたほうがまだ楽だった。
かつてのニ派の代表が、握手を交わして一派となる光景を眺めながら、二度とやらんぞ畜生め、と僕は思った。
人々が僕に感謝した。
僕は感謝されるような事ではないと答えた。
感謝するなら僕ではなく精霊にするべきだ。
精霊が彼等を愛し泣いていたから、僕は調停したのであって、僕が一人だったら放っていた。
だから、彼が感謝すべきは僕ではなく精霊なのだ。
精霊なのに。
何故、人々は、その最大の恩人である精霊を罵って、僕に感謝をするのだ?
理不尽だと思った。
だから僕は、必死に憤りを洩らさぬようにしながら言った。
「感謝するのならば、僕にではなく、精霊にこそ感謝を」
と。
すると人々が僕に尋ねた。
「貴方は富も名誉も求めない。何故、貴方は、ここまで尽力してくれるのか?」
僕は正直に答えた。
「笑顔が見たいから」
人々は重ねて尋ねた。
「人々の?」
それは、そうではなかったが、間違いでもなかった。
精霊は、人々の笑顔を見ると、彼女も嬉しそうに笑うのだ。
人々が笑顔になると、精霊も喜ぶので、精霊を喜ばせる為には、人々を笑顔にする必要があるので、僕が人々を笑顔にする為に頑張ったのだというのは、あながち間違いでもない。正しくもないが。
僕は少し考えてから、
「それは正確に正しくはありませんが、間違いでもありません。正しくは精霊の為です」
結局、正直に答えた。
人々は僕を、人々の笑顔の為に戦う勇者である、と讃えた。
何故、細かいところを省いた。
それは間違っていないが、正確な事実ではない。
なので省かれてしまった分の説明をしたら、勇者様はそういうお人なのだ、と訳知り顔で横から言われた。
何がなんだか解らないうちに、なんだか噂はさらにややこしい内容になった。
真実ではなく、誰かにとって都合の良い内容にされてゆく。
そうする事で、得をする誰かがいるのだと悟った。
バカバカしくなった。この国は美しくない。
もう黙っている事にした。
沈黙には価値があるのだと、賢者は言っていた。
僕はその意味を知った。
人は人を真には理解しえないのだ。
精霊が嬉しそうに微笑んでいるのだけが、救いだった。
人の正義は果たして、正義か。
解らなかったが、精霊は喜ぶ。
だから僕は、それで良い、と結論した。
僕の正義は精霊だ。
何故、人々は僕を讃えるのだ?
どう考えても、おかしいと思っていたが、それはきっと、精霊の心が、人にとって概ね正義であるからなのだろうと気づいた。
きっと僕が愛したのが、魔であったのなら、僕は人類の敵になっていたに違いない。
秋が過ぎて、冬となり、春が訪れ、夏の太陽が空に燃えた。
そうしてまた秋が来て、季節は巡ってゆく。
千の野をゆき、百の山を越え、十の国を通って、一つの海を渡った。
数万の人々の命を救い、数千の魔物を斬り伏せ、数百の日と夜を越えて、二度とやらないと決めていた人々の間に入って諍いを治めること数十回、各国の現地軍に協力して魔族の大軍を破ったこと五度。
僕は故郷の国の王から王命を受け、魔の王を暗殺しに向かう者――ではなく、勇者と呼ばれるようになっていた。
僕は勇気を振り絞った事が無い。
強大な精霊の加護があるからだ。
また、原則的に鈍感で、恐怖を抱きにくい性質だからだ。
勇気とは、恐怖を打ち破る、人間の尊敬すべき美しき力の一つだろう。
僕はそういったものを、絞った記憶が無い。
幼い頃から、鈍感だった。
でなければ、一見幽霊みたいな精霊には、話しかけなかっただろう。
だから僕は、恐れ知らずではあるが、勇気ある者ではなく、故に、勇者ではない。
勇者というのは、名も知れずに死んでいった、あの兵士のような人の事を言うのだ。
しかし人々は僕を勇者と呼ぶ。
この世に生きる人の心は、複雑怪奇だ。
僕は既に少年ではなく、青年と呼ばれる歳になっていたが、未だに理解ができない。剣術も魔術も精霊もまだまだ理解できない事が多いが、人の心が最も謎だ。
人間を滅ぼしたいと願う魔王の心のほうが、まだ理解できる。
いつか人々が僕というものへの勘違いに気づいた時、彼らは僕に、何を向けるのだろうか。
人の心は謎だから実際どうなるのか、振られた賽がどの目を出すのか解らないくらいに解らないが、六面の賽が出す数字は一から六の数であると知っている程度には知っているので、ある程度の予想ならば、相応にはつけられる。
本来、僕は他人の心に興味がない、のだと思う。とても世の聖人君主達や優しい精霊のような存在にはなれない。けれど、精霊が泣くので、人と人との争いの調停を成功させる為に、僕はそれを必死に学んできた。
願わくば、振られる賽が、僕の知らない種類の賽でない事を願う。
要するに――反撃するときっと精霊は悲しむだろうから、人知れず人知れぬ場所へと消えてゆきたい。
仕事を果たし終えた後に、表舞台から去る事に、不満は無い。
というか、そもそも、僕は三流暗殺者だが、暗殺者であるので、戦後は姿を消すのが当たり前である。一仕事した後、影は影へと消えるのだ。今は非常時だから非常な事が起こっているが、日常の中では、日のあたる場所は歩いちゃいけないし、歩けないだろう。それを忘れた暗殺者に未来は無い、気がする。
影は日に照らされたら消されるのだ。
準備が必要だ、と僕は思った。
勝負は剣を抜く前から決まっているから、結末もきっと宴の前に決まるのだ。
発作的に書きたくなって書いてしまいました。
こういう書き方のこういうお話は、はたして需要、あるんでしょうか……
こちらは書き溜めてある原稿等がまだ無いので、書きあがり次第更新してゆこうと思います。
小さくまとめるか、大きく膨らませてゆくかまだ迷い中ですが。
コンパクトにいくならあと1話か2話で完結するかと思われます。