プロローグ 「はじまりの卒倒」
はじめに
この作品は作者の自慰的行為の為に執筆されているので、物語を破綻させうる重大な矛盾や欠陥、またはそれらを誤魔化す為のご都合展開と多く誤字、そして稚拙な文章から形成されています。
それらが苦手な方にはブラウザバックを推奨しますが、無駄に耐えて読了すると何者にも負けない我慢強さと忍耐力を得ることができるでしょう。
しかし、この作品を読むにあたって生じるいかなる不都合も当方は一切責任を有しませんので、
それでも構わない方のみ、本人の自由意思によりご覧ください。
言葉が出なかった。
本当に驚いたとき人間は声をあげることすらできない、とはよく言ったものだが、
今の俺はまさにそんな状況だった。
ほんの十数分前まで、俺は日本にいたはずである。
しかし、今、目の前に広がるのはレンガ造りの街並みと、活気にあふれるマーケットである。
さっきまで 俺の周りでは入学式を終えた学生服がはしゃいでいたはずである。
しかし、今、俺の周りには歴史の教科書でも見たことが無いような服装の人間が歩いている。
少し前まで、学生たちのネットスラングに辟易していたはずなのに、
今となっては、道行く人の一言すら理解できないことに恐怖している。
果物屋の娘がよってきた。どうやら俺にセールスをかけてきたらしいが・・・
やめてくれ!君の言葉は俺には理解らないんだ!
そもそも年頃の女子と話すことすら苦手な俺は・・・
異常なまでの非日常感に呑まれて・・・
徐々にパニックに陥り・・・
本日二度目、人生でも二度目の卒倒を体験する事になる。
・・・俺は今、どこにいるんだ?