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Magicians Useful Tring Online  作者: 桐ヶ谷 雅輝
エピソード壱 新たな冒険と仲間
22/27

探索中断。゜(゜´Д`゜)゜。

MUTOではHPが空になると、30秒の待機時間が設けられる。この間に回復魔法の上位の蘇生魔法を使えば生き返ることが可能だ。

だが、仲間のいないソロでの狩りで死んだ場合もの凄く無駄な時間である。なので任意でこの待機時間を0にすることが出来る。


待機時間が0になった者は自分のとった宿|(購入した家)に。宿をとってなければ最後に立ち寄った街に飛ばされる。死んだ場合はペナルティーで各種のステータスが下がってしまう。

ちなみにこのペナルティーは1時間。てなわけでさっきオークに殺された俺は新たな魔法の獲得と魔法のLvupについやすことにした。


『にしても…ほんと魔法多いなぁ』

火、水、風などの攻撃系や速度、回復、防御壁などの補助系。製作、調合などの生産系。遊泳や栽培といった趣味系など種類は豊富である。


『とにかくオーク対策しなきゃな…』

今回の目的はあの巨大なオークの攻略法である。魔法使いは装備が装備だけに打たれ弱い。だからなるべく近づかずに倒すしかないのだが、迷宮は狭いのでどうしてもそうはいかない。

『接近戦用に詠唱省略が欲しいが、まだ無理だしな~いっそ武器改造とかで刃みたいのつけるとか…』


でもそんな事は出来ないので、別の方法を探す。

『いっそ誰かとパーティーで倒すか?どうせまた現れるし』


オークのような中ボス的キャラは一度誰かに踏破されると、階層ボスが倒されない限り復活しないのだ。


『まぁしばらくは一人で挑戦だな。水球と氷球をぶつけて脚が凍るのにかけてみるか。そうと決まればまずはLv上げだな!』


魔法のLvは上位の魔法だと、下位の魔法のLv以上にはなれないのだ。(水魔法が2なのに氷魔法が3など)


だから最初はひたすら水魔法を使った。せっかくだし、南の海岸沿いに行って水球を作って、そこを水の弾で撃ち抜く。水球を作ってまた撃ち抜く。MPがなくなったら休憩してゲーマー部のこれからを考えたりする。


一時間ほどやった時に、耳にアラーム音が響いた。どうやらもう8時になっていたらしい。俺は急いで宿に戻り、ログアウトした。


部屋を出て、キッチンに向かう。昨日の内にメニューは決めてある。

『さて、唐揚げ作るか!』

鶏もも肉を一口大に切って、にんにく醤油と生姜をベースにした特製タレを漬け込む。今のうちに、キャベツを千切りにする。

小麦粉と片栗粉を混ぜて、漬けておいた鶏肉とにまぶしたら油にドーン!

『低温のうちからゆっくり揚げるのがポイント☆』

こんがり揚げたら出来上がり。キャベツを皿に盛り、その上に唐揚げを盛りつけていく。しかもキャベツで油が切れてヘルシー設計!昨日の余りの味噌汁もつけて完成。


『さて、焔が来るまでテレビでも『その心配は無用だよ!』

『うわっ?!お前いつの間に!?』

そこには、いつの間にやら食卓に座ってる焔がいた。休日だけど朝からずっと寝間着はどうかと思うぞ我が妹よ…

『唐揚げ揚げてる辺りから実は見てたの』

『それなら声かけてくれればいいのに。まぁ食べるぞ』

『『いただきます』』


唐揚げに二人でかぶりつく。にんにく醤油が効いて良い味を出している。

『やっぱお兄ちゃんの料理は美味しいね~』

『せっかく《クライシス》があるんだから何か料理系のやつで練習したらどうだ』

『うぐっそれは~その~…』

『まぁどうせ無理だからしなくて良いよ』

『そ、そうだよね!人には得手不得手があるしね!ごちそうさま!』

『焔早くないか…ってなんで唐揚げ10個も消えてるんだよ(゜Д゜)』

『ふふ~ん早いもん勝ちだよん♪』

『ったく。早食いは肥満の元だぞ…』

焔が部屋に戻った後、一人食べ終えて、親の分を冷蔵庫に閉まっておく。そっからは徹夜でレベリング。このお話はまた次に。

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