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Magicians Useful Tring Online  作者: 桐ヶ谷 雅輝
エピソード壱 新たな冒険と仲間
21/27

せっせと探索

さて、外野は放っておいてとりあえずこのローブは保留。

見にくいマップとにらめっこしつつ下の階を目指す。後はもう一カ所に絞れているので、そこまで最短ルートで行く…方向音痴がそう簡単に行けるはずもなく、案の定迷って30分ほど時間取られました。ヤバいそろそろ夕飯を作らねばならない時間が迫っている。


階段があると思われる所に着くと確かに階段はあった。階段の手前にドデカいゴブリンがいることを除いて。

いや、Mob(モンスター)の名前が《ファイアオーク》とあるので、ゴブリンの上級種のオークらしい。ファイアだから火魔法に耐性ありかな。あ、だからさっきのローブ火耐性あったのか。


そんな事を想いふけっていたら、オーク叫びながら右手に持った棍棒を振り下ろそうとして我に返った。


『氷壁!!』

氷の壁を造りながら左に跳ぶ。氷で動きを鈍らしたが、それを感じさせない程の速度があった。

『電流!!』

砕けた氷を利用して、相手をいつものように感電させる。だが、敵のHPは3,4ドットほどしか減っていない。一人で倒せなくもないが、少々危うい所だ。仕方ない、あの技を出すか。

『|《水の弾丸》《ウォーターバレット》!!』

水魔法がLv2になったことで覚えた技で、水を凝縮して、高密度の塊を飛ばす技だ。しかし慣れない技で照準がズレて、太ももを掠っただけだった。それでもさっきの1.5倍ほど減ったから驚きである。

『ウォォォォォ!!!』


オークは傷をつけられたことに激怒したらしく、棍棒をめちゃくちゃに振り回してきた。

『ちょっおまっ危ないって』

ギリギリの所を掠りながら避けつつ、隙をみて、攻撃を挟んでいく。


オークの振り下ろし攻撃を避けて、背後から攻撃しようとしたら、地面に当たった棍棒から衝撃波が出てきた。

『え、地震(クエイク)攻撃ありかよ!?』

この衝撃波に触れてしまうと、転倒状態(タンブル)になってしまい、しばらく身動きが取れなくなってしまうのだ。

運悪く当たってしまい、見事に転んでしまった。こちらに向き直ったオークがゴルフのように俺の腹をぶっ叩いた。


内臓が潰れるかのような音が聞こえたが、痛みはそこまでない。痛みが酷かったらRPG何てやってられないね。


オークがズシズシこちらに歩いて来て、棍棒を振りかぶった。振り下ろす瞬間、オークが笑ったような気がした。



オーク戦初戦、敗北。

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