遭遇不可能…?
今回少なめです…
『やぁ研二良いところに来た』
『おう。それより例のえっと…如月?さんとは何話してたんだ?』
『その事なんだけどね』
ここで俺は少し迷った。まだ招待メールを送ってない(メアドとかID知らないから)ので、正式には入っていないし、メンバーを見て『やっぱやめる』とか言われたら元も子もないからだ。
いや、研二は俺の相棒じゃないか。相棒とは秘密ごと禁止と決めたはずだ。言うしかない!
『実は如月さんが《ゲーマー部》に入ると言ってきたんだ』
『おいおいマジカよ』
『マジなんだよ』
『嬉しい事じゃないか』
『そうだけどさ…』
確かにあの美少女の如月渚が入るのは嬉しい事だ。サークルに華が咲くし、中学生として美少女と居れるのは夢のようだ。
『だけど名前聞き忘れたんだ』
『おいおいそりゃないぜ…』
『待ち合わせはここなんだけどさ…』
『困ったな…』
途方に暮れていたところに颯爽と現れた影一つ。
『お待たせ凱旋騎君』
そこには女性用の赤いローブを着たローブに負けない位赤い髪を持った美少女。如月渚がいた。
『えっと如月s『渚』
『えっ』
『な・ぎ・さ』
『…渚さんであってる?』
『それ以外に誰かいるの?』
『いや、そうじゃなくて…』
問題は何故分かったのかなのだ。俺は名前も教えてないのに。
『何故俺だと分かったの?みたいな顔してるわよ凱旋騎君』
『んなっ』
こ、こいつ心を読んだのか?!
ミステリアスだなおい。
『おいおいなんで如月さんがここにいんだ?』
『あなたは…あ、凱旋騎君の相棒さん』
『高杉です。ってそうじゃなくて!』
『とりあえず離れましょう。人が多いわ』
『う、うん』
俺たちはパーティー登録をして【ボア平原】への門をくぐった。