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クリスタル・ワールド  作者: 美希
3/3

始まりの地、サン・レジスンタン。

暗闇の中からひとすじの光が見えた。あの光を私は知っている。どことなくあったかいあの光を。遠い遠い記憶の中で私は、知っている。優しいあの光を。


私は、草に似たような感触を手に感じ、鼻からは、草木花の匂いと、暖かい日の光の匂いを感じた。目を開けてみた。

「わあぁ」

思わず声に出てしまうほどだった。

そう、ここは絵本で読んだ、日記(歴史書)に書いてあった、第一クリスタル星サン・レジスンタンだった!

「絵本に・ ・あの本にかいてあるとおりだわ。この、第一クリスタル星サン・レジスンタンは、見事に綺麗な草原だわ・ ・ ・。遠くの方には、森もあるし、泉もある。花畑まであるわ!!!」

美優は、感動のあまりその場を動かなかった・ ・ ・が、

ガサガサ、ガサガサ、ガサガサ

草が揺れる音。その音がした瞬間。美優は、

バッと身を護る体制になった。

「あーごめんねー。驚かせちゃったかな?」

見知らぬ青年がそこに立っていた。

「・ ・ ・貴方だれ?」

元々、人と話す機会が少なかったため美優は無愛想である。

「あ、俺?俺はねシュン。だよ。君は?」

シュンと名乗る青年。

「私は・ ・ ・」

美優は、そういえばこのゲームでの名前決めていなかった。

”支配人だが、なんだか知らん奴に

名前はプレイ中にお決めください。”と

「・ ・ ・クレリア」

そう答えた。自分の家柄を知らねないよう、ようこたえた。

「おー!よろしくなー!クレリア!」

そういった後シュンは、

「・ ・クレリア。俺とパーティくまねぇ?」

そう告げた。

サァァ

風は、静かに草木花を揺らした。

そして,クレリアは、静かにコクンと頷いた。

パーティ結成のしゅんかんだった。


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