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Koya's Story

Can You Love Me Forever?の光也編です。



俺の名前は辻光也。


15歳。


趣味はもうやめたけどバスケ。


現在、彼女はいない。


今日、俺のクラスに転校生がきた。


小柄でおとなしそう。


目がぱっちりしてるけど、ちょっと悲しそうだ。


俺はそこがなぜか気になってしまった。


緊張してるらしく、

肩が小刻みに震えてるのがわかる。


俺はそのコのことをぼーっと見つめていた。


と、そのときだった。


そのコがいきなり、

「辻ってどなたですか?」

と言ったのだ。


えっ俺?


びっくりした俺はとっさに手をあげて

「おっ俺!!おれ俺ー!!」

って叫んでしまった。


なんて変な声なんだ。


みんなが笑ってる。


転校生は。。。


緊張のせいか、表情は硬い。


彼女がとなりに座った。


「あっ俺、辻光也。よろしくな」


「あっよろしくね」


ちょっとはにかむように言った。


近くで見ると、それなりに可愛い。。。?


な、なんでだよ。


ドキッとした俺はあわてて前を向いた。


休み時間になり、男子連中はみんな、

転校生の話題に夢中だった。


やっぱりな。。。


「おぅ、光也!!

例の転校生、けっこう可愛くね?

となりとかうらやましいぜ!!」


俺は友達は多いほうだ。


休み時間、ひとりで過ごすことなんて

めったにないだろう。


「あの転校生、光也のタイプなんじゃねーの?」


からかうように言ってきた。


「べ、別に?うっせーよ」


みんな、ああいう儚げな女子が好きなのか?


まぁ、いいけど。


席に戻ると、あの例の転校生、田所さんがいた。


少し、緊張がとけたみたいだ。


さっきも松沢と話してたしな。


松沢愛美は美人で人気は高いけど、

けっこうズバズバ言う性格だ。


ちらっと田所さんのほうをちらっと見ると、

目が合ってしまった。


「田所さんてさ、東京から来たんだっけ?」


「そっそうだよ!!うん東京!!」


目が合って話しかけられてびっくりしたのか

顔が真っ赤になってる。


東京か。


「俺も前は東京に住んでたんだけどな。。。

あんまいい思い出ねぇや」


「そうなの?」


あのときの記憶は忘れたい。


「ってこんなこと、会ったばっかの人に

言うことじゃねぇよな。

ごめん、忘れて?」


「うん!!」


なんでだろうか、彼女なら

俺の悩みも優しく聞いてくれそうに感じた。


それから彼女は、今日1日でクラスの仲間とも

一気にうちとけていった。


少しずつ笑顔も見えてきて、

その笑顔は純粋というか、なんてゆーか。。。


まぁ、可愛かった。。。と思う。


帰り道、仲間とふざけながらくだらないこと話すのは

俺にとってすげー楽しい。


「このあとコンビニ寄ってこーぜ」


そう言ったのは俺の1番の親友の拓也。


小学生のころからの仲で、けんかもよくするが

俺にとってはかけがえのない存在だ。


ギャグセンがいいやつで、よく笑わせてくる。


すんげーおもしろいやつだ。


「拓也くん、君はエロ本目当てですね?」


そう言ったのは恵介。


チャラくてくだらないやつだが、こいつもいい友達。


「そういう恵介くんは美女目当てですね?」


こう言ったのはは海人。


俺のとなりのマンションに住んでる、幼なじみ。


こいつは真面目で成績もいいが、ふだんはバカだ。


男はみんなバカだ。


「バカ、コンビニに美女はあんまいねぇだろ!!

渋谷と原宿を5往復すればいるんじゃねぇの?」


「あいかわらず光也は厳しいな~。

美女といえば田所さんだね」


「恵介、おまえさっそく一目ぼれか?」


「だってマジ可愛いくね?」


なんとなく、彼女が

誰かとつきあうのは嫌だった。


こんな気持ち、変だけど。


他のみんなは立ち読みし始めたが、

俺は1人、ぼーっと考えごとをしてた。


なんで俺、今日転校してきたばっかのコ気になってんだ?


自分でもわからなかった。


「。。。うや?おい光也?」


「あっごめん、ぼけっとしてた。何だよ?」


「だーかーらー、

お前あっちゃんと優子どっち派?」


「は?そんなこと?

俺アイドルに興味ねぇし」


「いや、そこはあっちゃんだろ!!」

「海人は分かってねぇな。

優子のほうが絶対可愛いって」


みんなAKB好きなのか?


ヤンジャンを立ち読みしながら

どっちが可愛いとか言い争っている。


俺はだれがだれとかさっぱりだけど。


みんなと別れて、帰り道の丘で

夕日を見ながら帰るのはいつものこと。


わいわいしたあとの1人の時間って、好きだ。


今日も夕日が出てる。


あれを見ながら、今日はどんな日だったとか

考えながら歩くのは気持ちいいっつーか、

嫌なことを忘れられる。


あの空、美しい夕日に比べれば、

俺の悩みなんてちっぽけだなって、気合いが入る。


家に帰ると、夕飯の匂いがしてきた。


腹減ったな。


♪ピロリロリン


ケータイが鳴った。


『光也たんぇ☆

はろぅ!希だょ☆♪


2人の記念日まで、

ぁと1ヶ月もなくなったネッ!


希、待ちきれなぃょぉ(*>_<*)


ねぇ、まだ希たちは一緒だょネェ?


ぉ互ぃ、想ぃ合ってるょネェ?


もちろん、そぉだょネッ☆


ぁと1ヶ月、楽しみにしてるぉ!


2人っきりで遊ぼぅネッ♪


2人っきりだょ?絶対に!


また近くなったら☆めぇる☆するぅ(*^ω^*)


光也らびゅ☆』


希かよ。。。


せっかく、いい気分だったのによ。


俺たちはもう、終わったのに。


何でこう俺につきまっとってくるんだ?


返信する気も起きなくて、すぐそのメールを削除した。


どうか希には分かってほしい。


お前と一緒にいるのは無理なんだと。。。


第6章もお楽しみに!!

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