第3章 後半②
Can You Love Me Forever?の第3章です。
こちらは後半②です☆
◎クラスメイト
休み時間になり、ひとりの女のコがこっちに来た。
「田所さんだっけ?」
「そうだよ」
「あたし松沢愛美。愛美って呼んでー」
背が高くてスラっとしてる。
モデルさんみたいにきれい。。。
あまりにも美人だったから思わずうっとりしちゃった。
「あたしも友華ってよんでいい?」
「もちろん!!愛美」
「そうだよー!!
これからよろしくね。
あとで校内案内するよ!!」
「ありがとう!!」
「友華は彼氏とかいるの?」
「まさかっ!!いないいない!!!愛美は?」
「この前までいたんだけど。。。
別れちゃって」
愛美くらい美人だとモテるんだろうな。
「そうなんだぁ。。。
愛美ってモテそうだよね!!」
「そんなことないよ~。
それよりさ、辻のとなりになれるなんてラッキーじゃん」
「えっ?」
「辻ってイケメンじゃん?
性格もけっこういいし、ファンが多いよ。
うちのクラスってか、学年の人気者だよ☆」
たしかに、辻くんは男子に囲まれてる。
女子にもモテそうなオーラだ。
女子とも気軽にしゃべっている。
「ラッキー。。。なのかな?」
「それはもちろん!!
ねぇ、辻って今、彼女いたっけ?」
愛美は近くにいたコに話しかけた。
「たしかいなかったと思うけど。。。
でも今野があれだからさぁ。。。」
「あぁ、あいつまだしつこいんだ?
辻もかわいそーに」
「あっ友華、辻彼女いないっぽいよ!!
狙っちゃえば?
となりになるなんてめったにないチャンスじゃん!!」
「いやいや冗談はやめてよ愛美ー」
「あはは!!で冗談きついか!!
でも気をつけて。。。
さっきも言ったように辻にはファンが多いから」
ふ~ん、そうなんだ。
「まっ、もしもの話だから!!
授業始まるからまたあとでねー」
しかし、辻くんもそんなにモテるんだ。。。
ちらっと辻くんを見てみた。
すると目が合ってしまった。
「田所さんてさ、東京から来たんだっけ?」
「そっそうだよ!!うん東京!!」
「俺も前は東京住んでたんだけどな。。。
あんまいい思い出ねぇや」
「そーなの?」
「あぁ。。。
ってこれ会ったばっかの人に話すことじゃないよな。
ごめん。忘れて?」
「あ、うん」
愛美もクラスの中心的人物で、
クラスの色んなコと仲良くなれた。
メアドのメモリーも友達がいっぱい増えた。
みんな気軽に話してくれたし、
友達がいなかったわたしにとってすごく嬉しかった。
空気が新鮮で、緑がたくさんあるこの街。
家からそう遠くない学校。
おもしろくて愉快な先生。
なにより、ここでできた友達、
そしておばあちゃん、おじいちゃん。
明日が待ち遠しかった。
つづきもお楽しみに!!