冷(ひ)や
青い空を自由に舞っているのは
私の冷や心
甘えから来るものでしょうか
きりきり 今にも裂けそうに薄氷で鋭角な細い羽を必死に拡げて
ふらふらと 鳥が 飛んでる
ちがいます と 自らに言い訳をして
あの向こうに見えるのは
私の先かしら
凍てつくように寒いようにも 焦げるように暑いようにも思える あの先は
あそこにいかなければいけない と
今にも剥がれそうな翼をちぢこめる
いっそうのこと 裂けてしまおうか
あそこに行く前に 裂けてしまおうか
細い棒で羽を突き刺し 薄皮を剥ぐように 裂こうとしても
『 』
甘えは剥がれ落ちてはくれない




