亡き戦友の忘れ形見
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あと能力って書くのめんどいからいつの間にか変わってるかもしれん
転移したのは魔王城・魔王の間前
正確には魔王の間に飛ぼうとしたのだが飛べなかった
転移なんてあの城で読んだ本の中に御伽噺のように書いてあったくらいだ。
「ついさっきまでここで戦ってたんだがな…」
それも体感10分も経っていないくらいだからな
あと転移した感想だが、魔力消費が感じられなかった。これは後で検証しなくては…
とりあえず入るか
ガチャッ…
まあまあデカい扉…門ともいえるサイズだが簡単に開いた
しかも軽い、何か魔法でも付与されているのだろう
「お邪魔しまーす」
「…む、何者だ?」
まあノックも無しに入ってこりゃ警戒するわな
あとおまけで殺意も飛んできたわ、このまま襲ってきても返り討ちだろうけど
「待て待て、戦うつもりはない」
「ノックも無しに入ってくる魔族はこの城にいるわけがな…い…」
お?なんか生まれたての子鹿みたいに震え始めたぞ?
「な…んで、お父様や私と同じ魔力を…」
ああ、魔神の魔力に気づいたのか。まあ魔神なんて魔王とこいつしか見たことないから希少なんだろう
「…まだ攻撃したいか?やっても勝ち目はないがな」
「…私より強い魔神に襲い掛かる気は無い、この差なら瞬殺だろう?」
「そうだな、とりあえずここに来た理由を話すとするか」
この差って言ってるけど魔族と比べたら強い方なんだけどな
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ルナ・ミスト
Lv 3
種族 魔神
役職 魔王
能力 杖術 Lv3 棒術 Lv3 魔術Lv5
魔法 火属性 Lv3 水属性 Lv2 闇属性 Lv5
特殊能力 魔王覇気 魔神眼 魔月の加護
称号 魔王 魔月家の主
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魔神でレベル3なら人の勇者のレベル30程なので普通に強いはずだ
あと俺は魔王(前の) ステータスは知らない。
あの頃はステータス確認しないで戦っていた、スキルくらい確認すべきなのだがな…
あと注目すべき点は闇属性の魔法と魔月の加護あたりだろう
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魔法:闇属性
Lv5
主に魔族などが使う魔法
精神系の攻撃に特化している
弱点は光・聖魔法
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魔月の加護
魔月家および魔王一族に与えられる加護
月が出ている時は体力と魔力が大幅に上がる
この能力は伝承される
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闇属性は持っている人間は少なかった、持っていたのは国お抱えの賢者くらいだ
そして魔月の加護、月が出ている時限定とはいえ体力と魔力が上がるのは強い
帝国民に配られている絵本でも勇者は朝に魔王を討伐しに行っている
きっと昔の勇者がこの加護の事を伝えたのだろう
「あのー…そろそろ話聞きたいんですけど」
おっと、能力を見ていたら忘れていた
「すまん、能力を見ていた。それじゃあ、ここに来た理由を…」
この世界でかつて(俺にとっては数分前)死闘を繰り広げた戦友の遺した事を…
魔力は数値にならない世界なのでこの世界の魔法使いは体感で測っています
まあおおまかな量は分かるのでそれで魔法使いの格が決まります