創造の使い方
…さて、荷物を確認したので動き出そうか。
「しかし、ここから魔王城までかなり遠いな…」
前回の旅ではとても長い時間を掛けて行ったが、今回は違う。
なんせ俺のスキルには、創成スキルがあるのだから
「…えーと、これどうやって使うんだろ」
そもそもスキルだけあっても使い方が分からん
他のスキルは使い方が分かっているスキルが大半だった
しかし前例がないため聞く事ができない
とりあえずステータスの魔法創成を触ってみた
________________________________________________________
魔法創成 Lv100/∞
ありとあらゆる魔法を生み出す力
「創成魔法」と声に出すとウィンドウが表示される
この世界に存在しない魔法も生み出せる
魔力消費は超特大(超特大>特大>大>中>小>極小>超極小)
______________________________
…分かりやすい説明乗ってるわ、いやめっちゃわかりやすい
とりあえずやってみるか
「魔法創成」
普通のステータスウィンドウを二回りくらい大きくしたウィンドウが出てきた
その真ん中に小さなウィンドウがあった
________________________
この特殊能力は世界の根幹に干渉します
よろしいですか?
YES NO
________________________________________________
「パソコンかよ…」
注意書きにしては大きすぎる規模だがな
とりあえずYESだ
そしたら後ろのウィンドウが変化した。
…めっちゃ長い英語?の文字列があった
「わからん、まったく分からん」
英語では表せない単語や記号などがあり、英語ではないのかと思ったが一部英単語などもあった
おそらくこれは、前世のプログラミングの技術なんだろう
まあ俺には到底分かるわけがない
ふと上の方を見てみると、テンプレートという文字を見つけた
押してみた
___________________
200個のテンプレートが保存されています
・転移
・死者蘇生
・爆炎
・極氷
・疾風
___________________
色々あった、というかほとんど見たことのない魔法だった
今回の目的に合った魔法は…転移、これだろ
というか転移って言ったら浪漫しかねぇよな!
__________________
テンプレート[転移]を読み込みますか?
YES NO
__________________
もちろんYESだ
押した瞬間、体が重くなるように感じた
「まさか…」
急いでステータスウィンドウを出すと、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白馬 来夢
Lv99/∞
種族 人間?
役職 ?????
能力
剣術 Lv 10/∞ 体術 Lv 10/∞ 魔術 Lv 10/∞
魔法
火属性 Lv10/∞ 水属性 Lv10/∞ 風属性 Lv10/∞
土属性 Lv10/∞ 聖属性 Lv10/∞ 転移 Lv1/∞
特殊能力
聖剣化 Lv1/∞ アイテムボックス Lv10/∞ 四大元素操作 Lv1/∞
魔神・魔族化 Lv1/∞ 魔法創成 Lv100/∞ 能力創成 Lv100/∞
アイテム創成 Lv100/∞
称号
異世界の人間 魔王を討伐した者 全ての元素を操る者 二度目の転移者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔法に転移が増えていた
これで使えるのだろう、だが
「これ称号とか見せたらまずいよなぁ…」
魔王討伐してるし、見られたらまずい
とりあえず魔法創成で探してみよう
数分後
めっちゃ下だったけど、目的の魔法が見つかった
___________________
テンプレート[隠蔽]を読み込みますか?
YES NO
___________________
名前的に隠す魔法だから選んだけど、姿を隠すだけならまた探さないといけない
読み込んでステータスには追加された
そして隠蔽の文字を触った
_________________________
隠蔽 Lv1/∞
ステータス、肉体、装備品などを隠すことができる
ステータスの隠し方
「隠蔽 ステータス 〇〇」で隠せます
肉体の隠し方
「隠蔽 肉体」で隠せます
装備品の隠し方
「隠蔽 装備品 〇〇」で隠せます(〇〇無しだとすべて隠します)
__________________________
めっちゃ万能なタイプ来たわ
とりあえず…
「隠蔽 ステータス 称号」
称号は隠しておこう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白馬 来夢
中略
称号(隠蔽中)
異世界の人間(隠) 魔王を討伐した者(隠) 全ての元素を操る者(隠) 二度目の転移者(隠)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
後は…
数十分後
これで見せても大丈夫なステータスができた
後は…転移を使って魔王城に飛んでみるか
使い方は「転移 〇〇」だ、○○には目的地をイメージしながら言えばいいらしい
「あと、先に使っておいた方がいいよな…」
魔神・魔族化のスキルを使っておかないと転移した先で攻撃されそうだからな
「魔神化」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
白馬 来夢
Lv9/∞
種族 魔神
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これで魔神になったようだ、外見の変化は無い
そしてレベルが下がった、これは人間でのLv99=魔神でのLv9なのだろう
これで準備は整った
「それじゃ、行くか。」
いざ
「転移 魔王城」
魔王の忘れ形見の元へ
魔力はLv99の時点で超特大を20回ぐらい使える魔力量になっています
怪物ですね