閑話:不思議な武器
だいたい一年の修行中のころのお話です
「そういえば、神器になってからステータス見てなかったな」
一回目からずっと使っていた武具たちだが二回目になってから一切ステータスを見ていなかった
「まあ聖属性が付いてたただの剣(攻撃力高め)だったしそんな変わってないでしょ」
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神器:月影太刀
階級:満月
この世界の神界にすらない金属で作られた神器
蜑オ譏溽・槭Θ繝シ繧ッ繝ェ繝?ラによる加護がある
加護:蜑オ譏溽・槭Θ繝シ繧ッ繝ェ繝?ラの加護
性能:攻撃力 50000(この世界の普通の武器が5)
特殊効果 全属性特攻
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「…なにこれ」
まず攻撃力、元の奴が500だったのに百倍されてるし全属性特攻もついてるし
極めつけは謎の加護、文字化けしてて読めない、外見も鑑定した瞬間に変わったし
剣の金属は半透明で、周りに黒い影のような靄がかかって見える
あとこの世界の神器ってこんな階級だったっけ
「……なんかエラーがって何その武器!」
…面倒な奴だけどちょうどいい時に来たなこの女神
「これか?一回目の時に使ってた聖剣だけど」
「嘘!?そんなの私作れないんですけど!?」
「まあ加護文字化けしてて見えないから誰が作ったとかわからないぞ」
「文字化け…?あ、ほんとだ、たぶんこれ神格が足りなくて見れないみたい」
つまりこの駄女神より上位の神が作った神器なんだろうな
「でもこの世界の他に私の上なんてほぼいないし…」
「まあ普通に使えるなら問題ない」
「まあね、じゃあ私ゲームに戻るね」
「仕事から逃げるな!」
──SIDE ???
ここは九つある異界層の第十層
そこで一人の神と一人の人間が話していた…
「これで異界第一層の神器は大丈夫だね」
「ああ、しかしあと八つも加護を与えるのは時間がかかるな」
「そんなの今の状況を考えたら安いもんでしょ」
「…そうだな」
「今のところこっちは二つできたから加護よろしく~」
「…もうちょっとペース落とせないか?」
「無理、楽しいから」
「…休みが欲しい」
誰も知らないところで苦労している神と、謎の金属を変形させて武器を作る少女
この二人が誰なのか、それはまだ誰も知ることができない…
読んでいただきありがとうございます
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更新は不定期ですが頑張っていきます
一言:一体、この二人は何者なんでしょうか…
(ヒント:文字化け直す、名前だけはわかる)
(少女の正体は身内ならわかるんじゃない?)




