世界を救う伝説の女勇者(仮)はやる気なし!?
いや、いや、いや、、いや・・・
平常心・・・平常心・・・
おかしくない!?目をあけたら異世界でした!?それはマンガか小説の中での話でしょ!?
・・・すぅ~はぁ~深呼吸、深呼吸・・・。
もし本当に異世界にきているのなら・・・私すごくないか?人類初?月に行くのと同じくらいすごい!大きな一歩ってやつですよ。
よし、村があるわけだからクエストとかあるんじゃないか?ダンジョン攻略とかやってみたいな。まずは村人に話しかける!情報収集だ!
お!あの牛乳絞ってる女の子とかに話しかけよう。ゲームみたいだからコミュニケーションも乗り気です。
「すみませーん、ダンジョンどこにあるか知ってる?」
突然話しかけられてびっくりしたのか、じいっと観察するように私を見ている。そして次の瞬間にっこりと笑って衝撃の言葉を発した。
「もしかして、あなたがこの世界を救いに来た伝説の女勇者!?」
違います。と否定する間もなく私は女の子に手を引かれて走り出していた。
なんか・・・違うぞ?あれ?ゆるふわ~っとダンジョン攻略するだけじゃないの?まさかの「世界を救っちゃいましょう!」的な感じやつ!?思ってたのと違う!これからどこに行くのか知らないけれども、面倒ごとは全力で却下するからね!
メリークリスマス!
・・・別にリア充爆発しろとか思ってないですよ?ないですからね?