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私と義姉で嫁との歪な生活  作者: 夕暮れ
1歩踏み出した後のお話
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10話

「さあ!!私と一緒に遊びに行く人はいるかい!?!?!?美味しいものを食べに行くぞ!!!!」


 いや.......あの...............ここ私の家なんですけど........。なんでいるの???


「やぁやぁ陽凪ちゃん!久しぶりだね!!!」


 うん。すっごく久しぶり。とても会いたくなかったけど........。


「.............お久しぶりです」


「もう言葉が固い固い。もっとリラックスして、砕けた口調で!!!!」


 あの.....バシバシ背中を叩くのはやめてくれません?すっごく痛いんですけど...........。


「陽凪ちゃんごめんね。なんかいきなり侵入してきたの」


「..........警察呼ぶ?」


「ストップ!!警察とは物騒な!!!そんなこという子には秘密の場所に........ってあぶなっ!紗耶香!!さすがに包丁は危ないって!!私がよけてなかったら刺さってたよ!!!」


「大丈夫。刺すつもりだったから」


「大丈夫じゃない!!私に何かあったらどうするつもり!?!?!?」


「どうもしないから大丈夫。あえて言うなら放置」


「何!?!?!?まさか紗耶香ってドSなの!?!?!?出血死するまで放置するサイコなの!?」


「あれ?あっさりと死にたいの??それならそう言ってくれたらとどめまでさすよ?」


「サイコ!!発言がただのサイコ!!!」


「陽凪ちゃんに変なことしようとする人には相応の罰を与えないとね」


「自分が手を出せてないからって私に嫉妬をするなこのヘタレ!!!」


「.......................ふふっ」


「こわっ!!包丁持ったままこっち近づいてくるな!!来るな――――――――――――――!!!」


 ................よくあんなテンポで話せるね。しかも騒がしいし..............。


「陽凪ちゃん助けて!!あなたのヘタレな義理の姉が私を襲ってくる!!」


 いや、紗耶香さんがヘタレなわけではない。むしろ隙を見せようものならいつやられるか分からないんだから。


「陽凪ちゃん?ちょっとそこどいてくれるかな?そこにいる口だけは良く回る小物を処分しないといけないの」


 ..................こわっ。右手に包丁持って笑顔で話すとかもはやサイコじゃん。


「..........栞里さん。謝ったらどうですか?紗耶香さん怒ってますよ???」


「ヘタレなんて言ってごめんね紗耶香。ヘタレじゃなくて意気地なしだったね........」


「陽凪ちゃん?」


「.............................................はい」


 目を閉じて両耳を両手でふさいでその場にしゃがんでできるだけ小さくなる。


 何か悲鳴が聞こえた気がするけど多分気のせい。


 風を切る何かが私の真上を通るけど多分気のせい。


 私の周りがドタドタしてるのも多分気のせい。


 ................................私は何も知らないし聞いてないし見てない。


 ――――――


「うぅ...........ひどい目にあった」


 自業自得だと思う。


「陽凪ちゃーん。傷心な私を癒してー」


 くっつかないでください。抱き着かないでください。


「あぁぁぁああ、陽凪ちゃんって抱きしめ心地が良くて気持ちい.......」


 何?その抱きしめ心地って........。


「陽凪ちゃん?その粗大ごみの処分に困ったらいつでも言ってね?細かくしてゴミに出すから」


 いやいや紗耶香さん。さっきから言ってることがめちゃくちゃ物騒なんですけど.......。


「そういえば私が帰ってきてから言ってたのって何?」


 紗耶香さんと栞里さんがケンカする前に何か言ってたきがするんだよなー。


「あぁあれ?次の3連休旅行にいかない?」


「............いきなり???」


「そ。いきなり」


 旅行か..........。行ったことないなぁ。


「陽凪ちゃんの分は私が出すから3人で行こうよ」


「栞里?陽凪ちゃんの分は私が出すよ?」


「そこは誘ったものが払うって感じだから大丈夫!むしろ払わせろ!!」


 払わせろってどういうことよ......。


「でも......」


「でもも何もない!!これ決定事項だから!!!」


 なんて強引な...........。でも私からしたら嬉しいから感謝はしとかないと。


「,,,,,,,,ありがとうございます」


「うむうむ!」


 そういえばどこに行くんだろう???


「栞里さん。旅行ってどこに行くんですか?」


「む?,,,,,,,,,あぁ場所ね。場所は日本海近く!!」


「日本海近く.......?」


「そう!冬の名物であるカニを食べにいくのさ!!!!」


 おぉぉおおお!!カニ!!!食べたことないから食べてみたい!!!!!


「行きたい!!!!!!!!!!!」


「おお!!陽凪ちゃんテンション上がってきたね!!」


「うん!!栞里さんありがとう!!!!!!!!!!」


「よし!!紗耶香はもちろん行くでしょ!?」


「................陽凪ちゃんが行きたがってるし拒否できないでしょ?」


「よしよし!じゃあ3人でカニ食べに行くぞ!!!」


「おー!!!!」




続きはまだ書いていないので次の更新は未定です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 栞里さんが暗い二人をなんとかしてくれることを願います....
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