49話
ただいま帰りました。帰ったとはいってもバイトが鬼のように入ってしまいものすごく忙しくなってしまったため、これ以降も不定期更新となりそうです。申し訳ありません。
あと放置してる間にブクマや評価をしてくださった方がたくさんいてポイントが結構上がっていたことに驚きました。ありがとうございます。
8/11追記
長い間放置してしまい申し訳ありません。今週中には1話更新するつもりです。
おかしい。先週は連絡したら秒で既読がついて、返信が来たのに今日はまだ既読すらつかない。
連絡を送ってからもう1時間は経つ。紗耶香さんの職場だと日曜は完全に休みだから仕事はありえない。なら栞里さんとかと遊んでる?
でも紗耶香さんならすぐ連絡返しそうだから関係ない。
なら何かあった?
熱出して倒れた?誰かに襲われた?それとも寂しくなってすみっこぐらししてる?
これはもう私が行くしかないでしょ?
紗耶香さんが熱出してるんなら看病しないといけない。襲われてるなら警察に通報しなきゃいけない。寂しくてすみっこぐらししてるなら寄り添ってあげなきゃいけない。
だって紗耶香さんはこういうの全部くれたから。
沙那ねぇがいなくなった時に全部くれたから。ずっと私に寄り添ってくれたから今度は私が返す番。
だから待っててね紗耶香さん。いまから行くから。美咲やおばさんに止められても私は行くから。
――――――
「紗耶香さんだいじょ..........ちょっ!何これ!?すっごいお酒臭いんだけど!?」
玄関開けた瞬間から漂うお酒の匂い............。どんだけ飲んだらこんなことになる?そもそも紗耶香さんってお酒強かったっけ?いつも舞さんに連れて帰られてるから絶対弱いよね?
はぁ..........後片付けが大変そうだな。まずは換気をして消臭剤バラまなきゃいけない。
「............ん?あれ~?陽凪ちゃん?なんでいるの~?.......私が陽凪ちゃんに会いた過ぎて見える妄想陽凪ちゃんかな~?お酒サイコー!!」
そこで乾杯するように缶を上げるな。ぐびぐび飲むな。
「だ・れ・が・妄想陽凪ちゃんか!!ちゃんと私はここにいる!!紗耶香さんが作った妄想の私じゃない!!」
缶酎ハイを持ってない手を掴む。じんわりとした温もりが手を通して心までに届く。
あぁ.........やっぱり私は寂しかったんだな。おばさんの家で贅沢に暮らさせてもらってるけどやっぱりここが一番だな。
お金がなくてもいい。ご飯を食べれなくてもいい。贅沢な暮らしをしなくてもいい。どこに行かなくてもいい。ただここで紗耶香さんと過ごせるだけで私は満たされるんだ。
................今はこんな情けなくてカッコ悪くてだらしないのは置いておけないくらい問題なことだけどね。
とりあえず紗耶香さんをベッドに連れて行かないと。
「紗耶香さん一旦寝ましょ?お酒を離してベッドに行きましょ?」
「やだー。まだ私は飲むんだー」
「いいからいきます、よ!」
強引にお酒を引っぺがして腕を掴んでひこずる........けどおっもい!!完全に力抜いてるからすっごい重い!!後で教えてやろっと。
「ほらベッドに着きましたよ!おとなしく寝ていて下さい!!」
「はーい」
ベッドの近くまでひこずると自分からベッドに上がってくれた........。
さて邪魔者は排除できたから今からはお掃除といきますか!!
.............酔ってるけど、それでも紗耶香さんの声を聞けて温もりを感じれて良かったな。
それじゃまずは換気扇を回して窓全開から始めますか!!




