48話
いきなり消えてすみません。授業に課題にバイトに追い込まれていて書く時間がありませんでした。おそらく来週の金曜日まではこんな感じなのでほとんど更新ができないと思います。ごめんなさい。
「ねぇ私達これからどうする?」
「これからって?」
「これから大学を卒業して就職するじゃない?」
「大学卒業するのは紗耶香だけ。私はこのまま働いてるけど」
「たしかに卒業するの私だけじゃん!ってそんなことはいいの。このままいけば私達ってどんな関係になるのなかなって思って」
「そんなの1つしかないよ」
「ん?」
「私は紗耶香に惚れたんだよ?冷たくあしらってもずっと付き纏ってきた紗耶香に落とされたんだよ?ならもう1つしかないでしょ」
「紗耶香さん。こんな私でよければこれからも一緒にいてくれますか?10年20年ううん、それ以上経っても変わらずずっとこのままでいてくれますか?」
「..............え?」
「紗耶香さん。私工藤沙那はあなたを愛してます。こんな外れ者でもよければこれからもずっと一緒にいてくれますか?」
「............もちろんです。私にとってさーちゃんは外れ者じゃない。むしろ私になんかもったいないくらい人。だから私かも聞いてもいい?こんな私でもさーちゃんは私を愛してくれますか?」
「それこそもちろん。私にとっても紗耶香が1番なんだから」
――――――
あぁ、一番思い出したくないもの思い出しちゃった。
この過去を夢で見る時はいつも嫌な気持ちになる。
だって私の理想はもうないんだから。あの幸せな思い出を思い出すことで現実を見せられて、もう夢をみることさえできない。さーちゃんと一緒に暮らすっていう私の夢を粉々に壊してくれたからね。
.................お酒飲も。飲んで飲んでお酒に飲まれるまで飲んで潰れよう。
先週にもう今日と明日と明後日は有給+休日で休みにしてるからもう関係ない!!スマホだって通知切って全部無視してやるんだから!!
それじゃあとりあえず近くのスーパーと酒屋でお酒とつまみの準備しますか。
まぁ、さすがに1つのお店でお酒をたくさん買うのは恥ずかしいから運動がてら3,4軒は行こう。ビールに酎ハイに果実酒、白ワインは買おっと。
ちょっとだけ贅沢してもいいよね?いつもは絶対に買わないそこそこの値段するの買っていよね?だってやけ酒なんだから!!美味しいもの食べて飲んで色々忘れたいんだから良いに決まってる!!!
.............さーちゃんが好きだったやつも買ってこよっと。今日ぐらいは一緒に飲んでくれるでしょ?
それじゃ着替えますか。さすがに外に出るから必要最低限の格好はしないとね。
......................そうだ。あれ着よっと。さーちゃんがいつも着てたあのグリーンのパーカー着よ。あれ着るとさーちゃんに抱きしめられてる感じがしてすっごく安心するから。
それにまださーちゃんの服は私が持ってるから今回のパーカーがお酒臭くなってもだいじょ......大丈夫じゃないけど私の精神がもたないから仕方ない。
私が心の中で泣いてるってさーちゃんが知ればしょうがないなって顔して黙ってお酒に付き合ってくれて抱きしめてくれるに決まってるから。
だからね?今日と明日ぐらいはいいでしょ?仕事に行くまではこんなダメな私で。ついつい甘えちゃう私で。
せっかく1人なんだからさーちゃんのことを思い出しながら酔いたいの。
...............それがどんなに辛くても、現実を嫌なほどに突きつけられても。




