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44話

今日は待ちに待った週1回の陽凪ちゃんとの交流の日!!直接会うなんてできないけどそれでもこうしてチャットアプリを利用して話せるだけまし!!


『えっと紗耶香さん今大丈夫?』


きた!!もちろん大丈夫に決まってるでしょ!こっちはいつかないつかなってずっとソワソワしてたんだから。


『もちろん大丈夫だよ!元気してた??』


『うん。元気にはしてたけど........』


『してたけど?』


『私ここにいてもいいかなって思っちゃって』


『なんで?奈穂さん優しくしてくれてるでしょ?』


『なんていうか、されすぎて困ってる』


『どういうこと?』


『これ見て』


そう書かれてすぐに写真3枚送られてきた。


1枚目は部屋の写真。2枚目はクローゼットの中身。3枚目は姿鏡に顔以外が写った写真。どうせなら顔もいれてほしかったな!!


『これがどうしたの?寝間着可愛いのに変わったね。それに服もたくさん』


『これね全部新品なんだよ』


新品?.............新品!?も、もしかして部屋の中にある家具も!?


『陽凪ちゃん!もしかして家具も.......?』


『もちろんです』


ええーーーーー!!!さすがにここまでは想定してないよ!!奈穂さんどこに本気だしてるんですか!?


『服も大量に買ってもらいました。.............紗耶香さん。私って美咲に嫁入りすればいいんですかね?』


陽凪ちゃんがパニックでおかしいことになってる!!私だってびっくりしてるのに!!!


.................落ち着くのよ私。まずは事実確認をした後正規の価格を奈穂さんに払わないと。


『陽凪ちゃん。嫁入りはしないでいいと思うよ。その、お金のことに関しては私に任せて。なんとかする』


『.........お願いします。私も出世払いで何とかしますので』


『でね、それ以外の生活はどう?』


『毎日美味しいご飯も食べれて、気持ちよくお風呂に入れて、それにおばさんからいろいろしてくれてるよ』


『いろいろって?』


『言わないとダメ?』


『できれば』


..............返信が来ない。既読はついてるのに。


『いっぱい甘やかしてくれる。美咲に見つからないように』


たっぷり2分以上は待ってらこんなメッセージが来た。


いいな!!私も陽凪ちゃんを甘やかしたい!!抱っこして頭を撫でて一緒に寝たい!!


『陽凪ちゃん。帰ってきたら覚悟しておいてね。今まで以上に甘やかしてあげる』


またかな?返信が来ない。もしかして恥ずかしがってるの?


『うん。楽しみにしてる』


デレた!!あの陽凪ちゃんがデレてくれた!!!この瞬間はスクショしなきゃ!!陽凪ちゃんが素直になってくれた瞬間として永久保存しなくちゃ!!


『あのね、こっちの生活は楽しいよ。美咲もおばさんも優しいし甘やかしてくれる。ここにはいないけどおじさんにだって感謝してる。でもね』


『でもね?』


『やっぱり私の家はそっちの家だなって思ったの。どんなに優しくされても沙那ねぇの温もりと優しさが残ってて、紗耶香さんが出迎えてくれるそっちの家が好きだなって思ったの』


『だからね、なんか寂しいんだ。充実した生活を送らせてもらってるのにどこか寂しいんだ』


それは私もだよ。この家で1人ですごして、栞里や舞を家に招待してバカ騒ぎしてもどこか寂しかったんだ。


『私もだよ陽凪ちゃん。だから早く帰れるようになろうね?』


『もちろん。.........おばさんが帰してくれるか分からないけどね』


『たしかに。奈穂さんならそのまま陽凪ちゃんをずっと匿ってそうだしね』


『そうなったら紗耶香さん。私を助けに来てくれますか?』


『当たり前でしょ?なんだって私はお姉ちゃんなんだから』


『ですね。待ってますよお姉ちゃん』


『はいはーい。お姉ちゃんにお任せなさい!』


どこに行ったて、どこに隠れたって、どこに逃げたって私が絶対に陽凪ちゃんを見つけてあげるから安心してね。だって私は義理とはいえ陽凪ちゃんのお姉ちゃんなんだから。


『そーいえばね話は変わるんだけどね............』


――――――


『結構話しちゃったね』


時計を見れば夜の0時を少し過ぎたくらい。別にまだ起きてられるけど陽凪ちゃんにはもうそろそろ寝てほしいからこれぐらいで切り上げようかな?


『陽凪ちゃん明日も忙しいでしょ?だからもう寝よっか』


『学校に行ってないし、まだ行けないから忙しくはないけど紗耶香さんこそ明日も仕事だから忙しいでしょ?』


『そこまでだよ?陽凪ちゃんのこと考えてたらすぐ終わるからね』


『何それ。私は紗耶香さんの彼女にでもなったの?』


『まだだけど陽凪ちゃんならいつでウェルカム!!』


『まぁ考えときますねー』


何それ!?どういうこと!!考えとくって私にもワンチャン............はないか。陽凪ちゃんが私のことをそう思うのって無理だもんね。いくら私がどう思ってもそれは一方通行にしかならないからね。


『それじゃ、明日も仕事を頑張ってほしいので早く寝てね紗耶香さん?』


『りょーかいでーす』


『それじゃ、おやすみお姉ちゃん』


『おやすみ陽凪ちゃん』


.............................え!?陽凪ちゃん私のことお姉ちゃんって言ってくれたの!?


最後の最後で何をぶっこんでくるのよ!!私がその言葉を見て喜ばないと思ってるの!?絶対確信犯だよね!!


.........なんかこうやってお姉ちゃんって言われて恥ずかしいけどやっぱり嬉しさの方が大きいな。「紗耶香さん」なんてなんか他人行儀な感じがするけど「お姉ちゃん」って呼んでもらえて家族になれたって思ってしまう。


私が欲しいって思ってる言葉を欲しい時にこうやってくれるんだからやっぱり陽凪ちゃんはすごいね。それにそんなところはさーちゃんにそっくり。


さーちゃんだってよく私が落ち込んでたりしてた時でもすぐに気づいてくれて慰めてくれたしね。


................ふわぁ。いつもはもうちょっと起きてるけどなんか今日はもう眠いな。


このまま寝ちゃおうかな?


おやすみ陽凪ちゃん。おやすみさーちゃん。



















ピロン♪


『大好きだよお姉ちゃん』

陽凪よりも紗耶香の方が動かしにくくて困ってる今日この頃です。

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