28話
「んー、これは休んだほうが良いかな?さすがにここまで熱が出たら陽凪ちゃんだって辛いしね」
「うん..............。」
なんか、朝起きた時から身体が怠くて、ご飯作りに行こうとしても起きれなくて、そのままバタンキュー。
そして私の異変に気付いた紗耶香さんが来て今に至るって感じ。
「えーっと、たしか風邪薬は.........うん買ってあったはずだからちょっと待っててね」
「その間に学校に電話しとくよー」
「無理しないの。全部私がやっとくからとりあえずそのままね」
「うー.............」
熱出すの久しぶりだな。いついらいだっけ?............覚えてないや。
まぁいっか。今までが元気すぎたんだよ。
あーあ、今日学校休んだらプリントたくさんたまるんだろーなー。宿題なら忘れないように。
「陽凪ちゃん?薬飲む前に軽くリンゴでも食べよ?」
「ありがとー。電話は?」
「さっきやっといたよ。1個でもいいからね。ほらあーん」
「あーん」
よく冷えてて美味しいリンゴ。起きたばっかりで喉も乾いてたから丁度いいや。でも1個が限界.......。8等分されたのを1個しか食べれないって.............。
「じゃ、じゃあはいお水と薬。錠剤だけどちゃんと飲める?」
「ちゃんと飲めますー子供じゃありませんー」
粉は味をダイレクトに感じるから嫌い。
「うん。じゃあゆっくり横になって?」
「はーい」
「あとついでに冷却シートおでこに貼っとくね?」
「はーい」
前髪をそっとあげられて貼られる。んーー!ひんやりしてて気持ちい!!
「じゃあ私そろそろ仕事に行かなくちゃいけないんだけど、何かあったらすぐ連絡してね!ここに会社の連絡先置いとくから、些細なことでもいいから連絡してね!!」
「分かったー」
「今日は定時で帰ってくるから19時までには家に帰ってくるから!!」
「はいはーい。早くしないと遅刻するよー?」
「ううぅぅぅ.............じゃあおとなしく寝ててね?」
「はーい。いってらっしゃーい」
「いってきます.............」
あー、頭がボーっとしてる。熱出してるから仕方ないか。
ねむ...............あの薬って眠くなるやつだっけ?..............まぁいいや。限界まで寝ようっと。
あっ!..........お昼ごはんどうしよう。でも1食くらい抜いても人間死なないからいっか。
ぐっすり寝ようかな?おやすみー




