13話
ピー――!!
グラウンドに鳴り響く笛の音と一緒に私達のクラスマッチが終わった。
.................なんてね!!私の担当競技はサッカーだったから正直終わって良かったーーー!!
ずっと走りっぱだったからキツイのなんの!!なんで帰宅部の私がこんな過酷な競技の中に放り込まれてるんだよ!!
「ごめんね工藤さん。最後パス出せたら勝てたかもしれないのに..............」
「そんな気にしない気にしない!!正直体力切れてもうヘトヘトで走れなかったし、もしパス貰って上がれてもゴール決めれるかどうかは別問題だしね!だから大丈夫!!」
軽く励ましながら生徒会やら体育委員やらが集めた各競技のスコアボードを見に行く。
「私達のクラスは.............残念。バレーは2回戦で負けて、サッカーはさっき1回戦負けしたから残るはバスケだけか」
ちなみにこれ女子しか見てないから。男子はそこそこ頑張ってるらしいけど興味ないし見たくもない。
それにしてもバスケか。美咲がいるから意外に勝てるんじゃないかな?あの子この学校のバスケ部で同学年なら1番上手だって言われてるしね。
ちょっと急ぎめで第2体育館に行くと私達4組は6組と戦ってた。スコアは12-13で負けてる、けど今美咲が3ポイント入れたから15-13になって2点リードした。
「今何ゲーム目いったの?」
そこにいた同じクラスの子に確認してみる。
「今3ゲーム目のラストだよ!!あっ!なるーいけっ!シュート決めろぉぉぉ!!」
ふむふむ、だったら後3分で終わるね。勝てればいいけど..............負けそうになったら美咲も本気だすし大丈夫か。
...................おっ!ファールもらったラッキー。でも大丈夫かなあの子?思いっきり押されて変なこけかたしたけど。
ん?そういえば私って今回なぜか保険委員の子に補助頼まれてっけ?だったら下に降りて助けにいくか。
「ちょっとごめん仕事してくるわー」
客席?いや応援席か。2階の応援席から1階のコートに降りるとやっぱり人だかりができてた。
「はいはーい保険委員様の登場ですよー」
集まってる人をかき分けながら進むと捻挫したらしい子の足を美咲が応急処置してた。
「ちょうどいいところにきたな?陽凪」
「じゃあ私が保健室に運ぶからバスケ頑張れ!」
捻挫した子の隣にしゃがんで肩を貸そうとしたら、ってちょい!!ボール投げてくんな!!当たったらめっちゃ痛いんだぞ!!
「ほい。ラスト2分ちょい立川の代わりによろしく!」
「ちょ美咲!何言ってんの!!私バスケに選手登録してないでしょ!!」
「こんなこともあろうか補欠枠に勝手に入れといたから大丈夫!」
「勝手に登録すんなバカ!それにベンチ入ってる子達も納得しないでしょ!?私がいきなり入るってなったら!」
「そんなこと気にしない気にしない。な?」
おいそこ。ウンウンって頷くんじゃない
「元バスケ部なら余裕でしょ?」
「そっか。工藤さんってどっかで見たことあるなって思ったらバスケ部だったのか」
待って。中学時代の私知ってる人いるの!?
「ちょい待って!今私帰宅部だよ!?バスケなまりになまってできないよ!?」
「またまたー星蘭中の元エースさんがそんなわけないでしょ?」
「エースはあんただったでしょ!?」
「4組どうしますか?これ以上の延長はペナルティですが.............」
「大丈夫です!けがをした4番に代わって12番が入ります」
「え!?ちょまっ「それでは始めてください」はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「私が入って負けても知らないからな!!」
「大丈夫大丈夫ー。そしたらこの場にいる全員にコンビニスイーツ奢らすだけだからー」
「工藤さん負けてもいいんだよ?」
「勝っても負けても私達は得しかしないからどっちでもいいからねー?」
「うおぉぉい!!私の懐事情を知っての発言かそれ!?鬼畜か!?鬼か!?悪魔か!?」
「4組速く始めてください」
「こいつら全員が私の邪魔をしてるんだよ!!」
ああぁぁ!もう!!こうなりゃヤケだ!!!全力で勝ちに行ってやる!!




