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いま思えば




 りこにミラーズをかけて、うまいことバスの同乗させた。

 そして、自分達もさっさとクラスに戻らなけれならない。



「じゃあ、俺たちも行くか」

「なぁ、祐貴」

「ん?」




「いやな、ほんと今頃なんだけどな。うん、そうだな。あのお前のスキル、ミラーズだが。あれは、結構使える。というか、なぜ星から、シリウスから逃げるときに使わなかった?」





 それを聞いた祐貴はフッと微笑む。


「日本的に説明すれば、うっかり頭にメガネを乗せたままメガネを探してしまうようなもんさ」



 神室は淡々と返した。

「忘れてたのか?」






 突然、祐貴は神室の胸ぐらを掴みあげる。


「ああ、そうともさ。だってな、いきなり周りは火の海だしな。銃持ったやつに追いかけられるし、誰が敵か味方かわからんし。さっきまで、昼寝してたのにクーデターが始まってるだから!!!!!!!!!!!!!!」

「いや、別に責めてないだろ」





「え、マジで?」


「俺だって事前にわかってたら計画を練って、戦略的に動けたわ。いや、でもそのスキルがあればもっと楽に逃げられかもしれないと思っただけだ。もう過ぎたことだしな」



「だよね~。冬子様だって許してくれるよね」

 ちょっと硬い顔で祐貴は笑う。




「冬子様は立場が違うからな。もしかしたら、日本的に言うと打ち首獄門かもしれんぞ。たまに、厳しいところがあるからな」



「だよね~」

 祐貴の笑顔はひきつる。





「まっ、俺もお前のことは言えないからな。黙っておくよ」

 コホンと神室は咳をした。






 












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