表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/121

憧れのフォークダンス





 少しばかり冷たい空気。

 ひんやりとした感覚がゆっくりと頭を覚醒させていく。



 でも、まだ少しずつ眠い。




 それにしても、昨日は長いコンビニだったな。

 僕はいつの間にか眠ってしまい。妹の帰りを待つことなく、夢のなかへと旅に出でしまったのだ。







「おっはよう、さん!!!!」

 ドスッと背中に誰かがぶつかる。



「なんだ、遠坂か。おはよ」

 テンション高めな感じで、遠阪が口をあける。

「断る」

「失礼なやつだな。まだ何も言ってないだろ」



「そうだな。言ってもいいぞ」

「フォークダンスのときにちょっこら、抜け出して宇宙船もとい、宇宙人探しにいかね」



 ハルは目を閉じて再び歩き出す。


「断る」

「おいおい、こんなまたとないチャンスを棒に振れってのか?とんだシャイボーイたぜ」

「そっくりそのままかえすけど、彼女を作るまたとないチャンスを棒に振るのか?」



「悲しいお知らせだ。フォークダンスにはクラス委員長などなどは、準備や運営のため参加しないそうだ」

「まぁ、そんなような予感はしてた」



「なんでだよ、がっかりだよ」

 そのなかに目当ての彼女がいてたのか、遠坂はすこぶる憤慨していた。まぁ、本当は僕もちょっとがっかりしたのだが。






 学校に向かって歩きながら、僕は話す。




「でもやっぱり無理だよ」

「なんでだよ」





 その日の朝、妹は僕に言った。

「悪い予感がするの」

「はっ?気のせいだよ」



「ハルちゃん、お願い。オリエンテーションは夜はすぐに寝てね。集団行動でみんなと一緒にいてね」




 おどけてみせようと妹の顔をみると、真剣な眼差しで僕を見詰めている。真っ直ぐな射くような視線だ。



「あっ、ああ。わかったよ」




「絶対よ」


「わかった。絶対」




「妹に誓って、約束よ」

「おお、妹に誓って約束する」



「嘘ついたら、神崎さんにハルちゃんの愛のポエムをばらすから」



「マジか」







 やめてくれよとハルは思って玄関の扉を閉めた。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ