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茜色の夕立  作者: 火炒燐
設定集
5/6

設定集①登場人物(ネタバレあり)

わたし

黒い翼のツバメの鳥人だが飛べず、そのまま成長したので、やや飛ぶのに適さない身体つきになってしまったが、逆に鳥人には珍しく巨乳でプロポーションがいいので一部にすごい人気がある。大学の薬学科の学生で、創薬に興味津々だが成績は悪い。

弟と妹が仕事で活躍しているのにに対し自分は何もしていないことに引け目を感じている。気が弱くドジっ子で、基本的に何やってもダメ。

病気で歩けない幼馴染を助けたいと思い、新薬研究をしたいが、今は教授の研究室で関係無い実験を行っており、理想と現実のギャップを感じている。ちなみにトリ頭で、ちょくちょく重要なことを忘れてしまう。


黒崎 (みどり)

わたしの妹。ツバメ特有の高速飛行と、優れた方向感覚を活かして、超速達と呼ばれる種別の郵便を担当できる数少ない郵便局員であり、そのことを誇りに思っている。

自分の姉が空を飛べないというのを悟られたくないので、恋人を家に呼んだことは一度もない。実は地図を読むのが苦手で、一見さんに届けるのに時間がかかってしまうのが悩み。


黒崎 (しげる)

飛行のパワーを活かし、山岳救助を主に行っており、自分の体重より重い相手でも持ち上げて飛ぶこと出来る筋力の持ち主だが、背が小さく童顔なので、山にいると迷子と勘違いされることが少なからずある。スポーツばかりやっていたため、勉強はからっきしで、姉のわたしの足元にも及ばない。


黒崎 (あかね)

はるか未来のわたし。薬の研究をする上で量子的な知見が必要と考えて量子力学も研究し、量子のテレポーテーションを発見し、それの第一人者となる。研究室の末、小さな物体なら入れ替えるという方法で取り除く事が出来るようになり、幼馴染を救う事が出来たが、当の本人は交通事故で死んでおり、この事実を変えさせるため、未来から手紙でわたしに語りかける。

黒い翼が艶めかしくかつ美しいと評判で、落ち着いた佇まいがあり、鳥人がなり得なかった科学者になるなど、鳥人達の憧れの人。

努力の末に甲種飛行免許を取得したのが雑誌で話題になった。


島江(しまえ) 長子(ひさこ)

雪のように真っ白な翼のシマエナガの鳥人だが、本人曰く自分はニワトリだと言い張っている。飛行免許区分は乙種。ぺたんこなのがコンプレックスで、他人の体の気にしすぎがたたってレズっ気があり、ラインが綺麗な人そのものも気になってしまう。

翼が真っ白で、見た目が地味なので、チェック柄やギンガムなどのやや派手っぽい色使いの服が好き。お人好しで、中学の時に飛べなかった友人をかばってあげたことがあり、飛べない鳥人に理解がある。高校時代はギャルっぽかったが、今は控え目にしている。趣味は散歩で、一度歩いた道は決して忘れない特技を持つ。


祐天寺(ゆうてんじ) 克樹(かつき)

「わたし」の幼なじみの人間。神経系が侵され徐々に体が麻痺する病に罹っており、歩くことができない。病状が不安定でいつ他の場所が麻痺するか分からないため、病院での生活を余儀なくされている。投薬によって髪の色素が抜け、真っ白になっているが、却ってそれがかっこいいとナースの間で話題になっている。物憂げな性格でそことなくネガティブだが、それによって自分と同じネガティブな「わたし」の気持ちが分かる数少ない人物。「わたし」のことを異性として好きだが、当人からは親友だと思われていることを残念に思っている。


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