第8話.戦火の足音
ユニークアクセス100突破!
ありがとうございます。
次の目標は・・・はてさて(^^;)
闇の中。再び蠢く。
終末の時は間近・・・・
まもなく。人の時代が終わる・・・そう確信していた・・・
*
ザッザッザッ
森から、山から、無数の群が行進をしていた。
「伝令!古城より深淵の騎士を含むモンスター軍が行軍を開始いたしました!」
「伝令!鉱山方面より死者の軍勢が南下を開始いたしました!」
「伝令!砂漠方面よりゴーレムを含む軍勢が北上しております!」
各方面で配備された防衛部隊が、迎撃の用意を整えていた。かつて何度もモンスターの侵攻自体はあったものの、これほどの規模は王国史上でも類を見ない。
防衛指令本部、プロキウス城。
各地の様子が克明に魔導スクリーンに映し出される。
「国王閣下」
「うむ・・・」
大臣の声に、プロキウス国王は頷く。
「レオン=ジークフリード将軍、前へ!」
「はっ」
声と共に、一人の騎士が歩み出る。
平時は首都防衛軍の将軍である、レオン=ジークフリードである。
近衛騎士団の団長 ランドルフ・ウィンザーとルーンヴァイス王国の双璧と言われる人物である。
国王が立ち上がり、
「今より、汝にルーンヴァイス王国の国土防衛における統帥権を与え、汝を元帥とする!」
「はっ、謹んでお受けいたします」
与えられた錫杖を恭しく押し戴いた後、レオン元帥は声の限りに叫んだ。
「全軍に通達!モンスター軍迎撃のため、第一戦闘配備をとれ!」
「王の要請と神の御名において、全神官に告ぐ。これより戦闘負傷者に蘇生の使用を許可する!」
法皇が王の横から高らかに告げた。
人類とモンスターの生存を賭けた決戦が始まろうとしていた・・・・・・
オォォォオオオォォォォオォォッ~
交錯する黒い群。
剣戟の音。肉を切り裂き、骨を砕く音。魔法が炸裂し、獣の怒号が響く。
シュバルツ西の橋では一進一退の攻防が繰り広げられていた。
「負傷者は陣へ!」
「ここを抜かせるな!後ろはシュバルツだ!」
「増援はまだか?!」
「深淵の騎士が出ました!」
「魔法で時間を稼げっ!」
突如、西門のすぐ北側に深淵の騎士が、取り巻きを伴って姿を見せる。
「くそっ、見張りは何してた!」
完全に虚を突かれる形になった。陣周辺には回復の神官たちと、魔導師ばかりである。
一気に攻め寄せる深淵の騎士!巨大な剣が閃くたびに破壊音が轟く。
「陣をかためろ!」
「なんとか持ちこたえてくれ!」
悲鳴とも願いともつかない叫び。
しかし、深淵の騎士が、取り巻きが突如動きを止める。
「撃てっ!!」
どこからともなく声が響き、同時に無数の矢が突き刺さるっ!
「飛鷹爪牙連撃!」
鷹が無数に駆け抜け、深淵の騎士に手傷を負わせていく。
「なんだ?!」
「増援か!?」
「陣の周りは任せな。このアレックスとハンター部隊がしっかり守るぜっ!」
天へと掲げた彼の腕に空から鷹が降り立った。
「シュバルツ防衛軍は建て直しに成功した模様!」
「!・・・元帥閣下っ!首都南西の森林地帯にオーク部隊出現っ!」
「首都北部防衛軍はフォレスト・キャタピーの集団と交戦中!移動はできません!」
「首都西部防衛軍を迎撃に向かわせよ!」
その西部方面に赤いマーカーが表示される。
「首都西部にゴーレム部隊が出現!交戦開始です!」
「南部の防衛軍はどうした?!」
「イエル方面より上陸したタートルの一団と交戦中ですっ!」
「ゴモラ方面より砂漠に巨大ゴーレム軍が移動を開始しました!」
同時刻
砂漠都市オアシナ。北西のピラミッド地下。
ルーンヴァイス王国の裏を束ねる三つの闇のギルドの長が集まっていた。
主に山林をその拠点とするローグ一党を女ながら束ねるモリーン。
そして都市盗賊を束ねるシーフギルドの若き長ヘイゼル。
裏世界の恐怖を司る暗殺者部隊をまとめる、<破壊神>の異名をとるシヴァ。
一同はシヴァの召集に答えて集まったのだ。
「で、シヴァどの。この会合は一体なんのためですかな?」
暫くの沈黙を破ったのはヘイゼル。
「あ~、もう知っとると思うばってんが、オークの森ぎゃ組織化されたオーク軍団ってのが出たって話聞いとると思うとたいね」
「えぇ、聞いてますね」
モリーンが頷く。
「何かムカつかんね?」
「なにがですかな?」
「ばってんが、近くにはオアシナがあるばい?それば無視して、首都狙とっとぞ?」
「被害が無くていいじゃない?」
「いやいや」
シヴァが首を横に振る。
「オアシナに居る俺等ば歯牙にも掛けてにゃーとばい?俺等に背中向けて首都に攻略ってこつばい?」
「・・・ふむ・・・シヴァ殿の言いたいことは分かりましたが、どうしたいのですかな?」
「簡単なこったい」
不敵な笑みを浮かべてシヴァはこういった。
「誰かばシカトして、背半ば見せとるかわからせてやっばい!」
「元帥閣下!」
突如、魔導スクリーンを監視していた部下が声を上げた。
「なんだ?!」
「オアシナよりアサシン、ローグ、シーフの混成部隊がオークの軍勢に背後から急襲をかけています!」
「現在交戦中!」
一瞬の沈黙。レニは不敵に笑った。人は普段の不和さえ軽く乗り越えることが出来る。そのことに。
「裏のヤツラもなかなかやるな・・・全軍に通達!王国正規軍の意地をみせてやれ!」
*
『古城』と一口に言っても、敷地は広大である。
幾つもある建物も巨大で、目指す最奥部がどこなのか、まだ掴めていなかった。
幸いにして、聖騎士のランドルフ、司祭のユミル、実はセイジのシオンがいるので、なんとか生きてはいた。
「あとは・・・ここか?」
文字通り最北部にある城であった。
「すごいプレッシャーを感じるね・・・今まで以上だ」
カインは額に嫌な汗をかいていた。
これまでの建物以上に邪悪な魔力を感じる。
ユミルも、
「邪悪な気配を感じます・・・おそらく、ここに何かがあるでしょう」
「ならば行くしかないな」
ランドルフが剣を抜き放つ。
「回復が終わり次第、中に入る。以降の戦闘では極力、魔力を温存すること。いいね?」
全員は緊張した面もちで頷いた。
の使用を許可する!」
法皇が王の横から高らかに告げた。
人類とモンスターの生存を賭けた決戦が始まろうとしていた・・・・・・
オォォォオオオォォォォオォォッ~
交錯する黒い群。
剣戟の音。肉を切り裂き、骨を砕く音。魔法が炸裂し、獣の怒号が響く。
シュバルツ西の橋では一進一退の攻防が繰り広げられていた。
「負傷者は陣へ!」
「ここを抜かせるな!後ろはシュバルツだ!」
「増援はまだか?!」
「深淵の騎士が出ました!」
「魔法で時間を稼げっ!」
突如、西門のすぐ北側に深淵の騎士が、取り巻きを伴って姿を見せる。
「くそっ、見張りは何してた!」
完全に虚を突かれる形になった。陣周辺には回復の神官たちと、魔導師ばかりである。
一気に攻め寄せる深淵の騎士!巨大な剣が閃くたびに破壊音が轟く。
「陣をかためろ!」
「なんとか持ちこたえてくれ!」
悲鳴とも願いともつかない叫び。
しかし、深淵の騎士が、取り巻きが突如動きを止める。
「撃てっ!!」
どこからともなく声が響き、同時に無数の矢が突き刺さるっ!
「飛鷹爪牙連撃!」
鷹が無数に駆け抜け、深淵の騎士に手傷を負わせていく。
「なんだ?!」
「増援か!?」
「陣の周りは任せな。このアレックスとハンター部隊がしっかり守るぜっ!」
天へと掲げた彼の腕に空から鷹が降り立った。
「シュバルツ防衛軍は建て直しに成功した模様!」
「!・・・元帥閣下っ!首都南西の森林地帯にオーク部隊出現っ!」
「首都北部防衛軍はフォレスト・キャタピーの集団と交戦中!移動はできません!」
「首都西部防衛軍を迎撃に向かわせよ!」
その西部方面に赤いマーカーが表示される。
「首都西部にゴーレム部隊が出現!交戦開始です!」
「南部の防衛軍はどうした?!」
「イエル方面より上陸したタートルの一団と交戦中ですっ!」
「ゴモラ方面より砂漠に巨大ゴーレム軍が移動を開始しました!」
同時刻
砂漠都市オアシナ。北西のピラミッド地下。
ルーンヴァイス王国の裏を束ねる三つの闇のギルドの長が集まっていた。
主に山林をその拠点とするローグ一党を女ながら束ねるモリーン。
そして都市盗賊を束ねるシーフギルドの若き長ヘイゼル。
裏世界の恐怖を司る暗殺者部隊をまとめる、<破壊神>の異名をとるシヴァ。
一同はシヴァの召集に答えて集まったのだ。
「で、シヴァどの。この会合は一体なんのためですかな?」
暫くの沈黙を破ったのはヘイゼル。
「あ~、もう知っとると思うばってんが、オークの森ぎゃ組織化されたオーク軍団ってのが出たって話聞いとると思うとたいね」
「えぇ、聞いてますね」
モリーンが頷く。
「何かムカつかんね?」
「なにがですかな?」
「ばってんが、近くにはオアシナがあるばい?それば無視して、首都狙とっとぞ?」
「被害が無くていいじゃない?」
「いやいや」
シヴァが首を横に振る。
「オアシナに居る俺等ば歯牙にも掛けてにゃーとばい?俺等に背中向けて首都に攻略ってこつばい?」
「・・・ふむ・・・シヴァ殿の言いたいことは分かりましたが、どうしたいのですかな?」
「簡単なこったい」
不敵な笑みを浮かべてシヴァはこういった。
「誰かばシカトして、背半ば見せとるかわからせてやっばい!」
「元帥閣下!」
突如、魔導スクリーンを監視していた部下が声を上げた。
「なんだ?!」
「オアシナよりアサシン、ローグ、シーフの混成部隊がオークの軍勢に背後から急襲をかけています!」
「現在交戦中!」
一瞬の沈黙。レニは不敵に笑った。人は普段の不和さえ軽く乗り越えることが出来る。そのことに。
「裏のヤツラもなかなかやるな・・・全軍に通達!王国正規軍の意地をみせてやれ!」
*
『古城』と一口に言っても、敷地は広大である。
幾つもある建物も巨大で、目指す最奥部がどこなのか、まだ掴めていなかった。
幸いにして、聖騎士のランドルフ、司祭のユミル、実はセイジのシオンがいるので、なんとか生きてはいた。
「あとは・・・ここか?」
文字通り最北部にある城であった。
「すごいプレッシャーを感じるね・・・今まで以上だ」
カインは額に嫌な汗をかいていた。
これまでの建物以上に邪悪な魔力を感じる。
ユミルも、
「邪悪な気配を感じます・・・おそらく、ここに何かがあるでしょう」
「ならば行くしかないな」
ランドルフが剣を抜き放つ。
「回復が終わり次第、中に入る。以降の戦闘では極力、魔力を温存すること。いいね?」
全員は緊張した面もちで頷いた。
終わりの見えぬ死の行軍
終わりの見えた物資消耗戦
頭上に輝くのは明けの明星か、滅びの宿星か?
胸に炎灯るとき、幾千の勇士立ち上がる
『愚者の烙印』
第九話【終焉の包囲網】
さあ、抗え!人間たちよ!!




