アンティークティーセット
久しぶりの帰国でテンションの高いマリ姉と荷物を引きずって、車に詰め込み。
やっと家に着いた。
マリ姉はうちの近所のおばあちゃんの家にいつも泊まる。
洋館風のお家で、こんな家で育ったからマリ姉はアンティークに興味が出たんだろうな。
夜中に目が冴えたらしく、荷物を開けてリストを作っていたみたいだ。
しかし午後になったら急に眠気に襲われたみたいで、折角遊びにきたのに、マリ姉は私にリストを押し付けて昼寝するって。
「あんまり寝過ぎるとまた夜寝られなくなるよ。」
「だって眠いからしょうがないじゃない。今回は3カ所に卸すから、リストと照らし合わせお店ごとに分けてね」とマリ姉はあくびをしながら、部屋から出て行った。
ふう。。かれこれ2時間は経ったな。
お茶が飲みたいな。
小さめの箱の中には淡い紫色の1人用のティーセットと茶葉が入った缶が入っていた。セットになってる同じ色のティーコージーも入っていて、塔の絵の刺繍が入っている。
リストには載ってないので、マリ姉のお土産かな?
思いっきりこき使われているし。お茶ぐらいご馳走になってもいいよね。
部屋にあったシルバーのトレイに、テーセットを乗せてキッチンに行き、お湯を沸かす。
紅茶の缶をパカっと開けると、アールグレイの独特な香りがしてきた。
やっぱりお土産かな。私の大好きなアールグレイだし。
なんか甘いものも食べたいな。
冷蔵庫を見てみると、マリ姉がコンビニで買ってきたと思われるコンビニスイーツがいっぱい。マリ姉、コンビニが本当に好きだな。
その中からシュークリームを頂く事にした。うひひ。
ちょうどお湯も沸いたので、トレイにセットしておいたティーポットに茶葉とお湯を入れて、ティーコージーを被せる。
私はこの時間がとても好きだ。茶葉がゆっくり開いていく時間。私はミルクティーが好きなのでやや長めの3分間。
マリ姉がアンティークバイヤーを始めた頃におばあちゃんに買ってきた、3分用の砂時計をセットし、砂が落ちるのをじっと見ていた。
このお話に出てくるスイーツは私が今食べたい物です。




