あと19日。
「んっ、んっ、まさ……きさん……奥に……出して!」
妻の涼子が私の背中にまわした腕に力を込める。
「で、出る!」
びゅるる――!!
私はなるべく妻の奥に届くように放出した。
「んぁ!!」
私は妻の隣に倒れ込む。
「ねぇ、もう一回。咥えたらまだできる?」
妻は起き上がり、果てた私のモノを口に咥えて一生懸命に舐めはじめた。
「そんなすぐには無理だって、もう歳なんだし……」
そんなことを言いながらも、普段とは違う妻の行為に私は興奮していた。
「ん……ねぇ、おっきくなったよ!やったね!」
嬉しそうな妻に私の頬も緩んだ。
遡ること12時間前、私はあまりにも泣きまくる妻に転生のことを話した。
妻はすんなりと信じてくれた。
やはり、病院嫌いの私が急に病院に行くと言い出したり、何かあるとすぐにパニックになる私が冷静だったのを変に思ったらしい。
だが、妻の病を代わりに私が受けたことについては伏せておいた。
それから、私達はとても有意義な時間を過ごした。
私が転生するとして、妻は死にたくないということで、妻は転移すると言い出した。
そして、妻は「政貴さんは私が産む」と言い出したのだ。
これには私もビックリした。私達夫婦に子供がいない理由は、妻が産むのが痛そうで怖いという理由だったからだ。
妻は異世界は魔法が使えるから痛くないと言い張った。
ちなみに妻は大の漫画好きで60平米の賃貸マンションの50平米は妻の漫画本で埋まっていた。
そこから、話し合った結果が、こうだ!
私が転生する→女神に頼んで妻を転移→私を産む→私が時を操るスキルを持って産まれる→私を18歳まで妻が育てる→妻を私と同じ年齢まで若返らせる→一緒に冒険する
というものだ。我が妻ながらすごい発想である。本当は転生してハーレムとかを憧れていたが、やはり私の愛する人は妻だけなので、私の邪な想いはソッと心の奥にしまっておいた。
ここへ来て小説をヒットさせて妻に印税をあげる作戦は頓挫したわけたが、私が転生するまでに作品を投稿する目安の5万字も埋まらなさそうなので、記念に残す程度に考えている。
とりあえず、今は妻との子作りに専念しようと思う。