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花と言霊〜冒険者になって夢のような生活をしたい〜  作者: 瓜 真夢
冒険者学園:一年生
8/23

2人の好みと演習に向けて

あの事件から数日がたった日の朝。

「皆さんもうご存知かと思いますが、そろそろ野外演習が行われます。」

「あっ、もうそんな時期なんだ。頑張らなくちゃ。」

確かにマイは入学式の挨拶の時に優秀な成績を収めると言っていたもんな。

だけど、今忘れていた感じじゃなかったか。

あんな堂々と言っていたのに、まったく。

ざっくりとしたルールは、

学園が所有している森で二日間サバイバルをする、

狩ったモンスターの数・種類でポイントが与えられ順位が出る。

「絶対一位を取ろうね、セツ、テン!」

「もちろん。」

「ああ、頑張ろう。」

まぁ僕たちの目標は当然一位だよな。

先生の話ではあと一週間らしいのでさらに気合いを入れないと。


あの後気合が入ったようで、作戦に作戦を重ね先生に一撃を入れることができたと、マイが嬉しそうに話していた。

僕もモンスター相手の戦いをしたいと志願したらやらせてもらえた。

でも、本物のモンスターではなく野生の狼などを相手にしている。

それを2人に話したらすごい引かれたけど、僕は避けてしかいないと訂正しておいた。

危ない、あのままだったら僕の居場所がなくなっていた。


いくら演習の前だろうと勉強に手は抜かない。

2人は早く寝たがっていたが、なんとか勉強会に引き込めた。

勉強を教えて行く上で2人の得意教科と苦手教科がわかった。

マイは登場人物の心情を理解しやすいのか国語がかなり得意だった。

他にも好きだからという理由で社会系や美術、音楽が得意だった。

苦手な教科は家庭科、数学あたり。

セツは常に冷静に考えられるのか数学が得意で、

やっていて楽しいからという理由で理科系、英語、音楽が得意だった。

苦手な教科は家庭科、国語あたり。

2人とも音楽が得意で家庭科が苦手なのが共通点か。

家庭科は生活で役立つことやる時あるし、もっと頑張って貰わないと。

でも、僕も音楽は好きだから嬉しいかな。


先生から、他のクラスは一週間前から演習に向けて

特別な時間割になっていたと告げられた時は驚いた。

ただでさえ授業を詰められて実践の機会が少ないのに、他のクラスよりさらに練習少なくしたら簡単に負けるだろう。

それでもきっと負けないという考えなのか。

僕はもともと戦力外だろうけど2人には問題だろう。


・・・いや、2人のことを少し甘く見ていたようだ。

2人とも着実に実力を伸ばしていた。

僕なんかが心配をするまでもなかったな。

ちなみに学園が用意した野性の獣たちは、大体感覚を掴んだからかよっぽどなことがない限りは負ける気がしない。

あとは、モンスターのスピードがどれくらいかだな。

一応2人に少しでも追いつくために体力トレーニングはしてあるが、それでもあくまでまだ常人並みだ。

2人には到底及ばない。

だからこそ戦闘以外でなんとか役に立たないと。

僕も空いた時間で頑張らないと。

今日は一旦うちに帰って夕飯作るか。


気分的にカレーを食べたいから、今日はカレーにするか。

隠し味とか入れたことないから、入れなくていいか。

そういえば、2人とも辛いの大丈夫だろうか。

僕は苦手だけど。

中辛にしてどっちがいいかは聞くとするか。


「「ただいま。」」

「おかえり。

 訓練お疲れ、先に風呂入るよね。」

「うん。じゃあ言ってくる。」

自分から言っておいてなんだけど、カレーを食べるの少し先かもしれない。

冷めそうだから、食べる直前に温めないと。


「ふぅ〜。」

「はい。じゃあ食べようか。」

「「いただきます。」」

どうかな、甘いとか言わないかな。

いや、もう聞いたほうがいいかな。

「2人は辛いの苦手か?」

「いや、私は全然いけるよ。むしろ大好きかも。」

「どっちでも。天花はどっちなの?」

「僕は辛いの苦手なんだよね。」

「そっか、意外。」

幼馴染でも学園入るまで少し疎遠気味になってたし、今のマイを僕はあまり知らないかもしれない。

「明日演習だしもう寝るか。」

・不定期投稿 ・急な失踪

などあるかもしれませんが頑張ります。

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