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花と言霊〜冒険者になって夢のような生活をしたい〜  作者: 瓜 真夢
冒険者学園:一年生
5/23

初授業と朝

「・・・て!起きてってば!」

「んー?もう朝か。」

「今何時だと思ってるの。」

「わからない。」

「登校は8時までなのに、もう7時になるよ。」

「ごめん。すぐ着替えるよ。」

「終わったら下に降りてきてね。」

「うん。」


「ようやく降りてきた。待ってたんだから。」

「ごめんね。ちょっと顔洗ってくるよ。」

「早くしてね。」

寮の時は早く起きれたから油断して、目覚ましかけ忘れたな。ベッドから出て少し動いたから、もう目はほぼ覚めてるし顔洗っても意味ない気がする。これは習慣か。今ままで顔を洗って、目が覚めた気がしないんだよな。

やべっ、早く行かないとまた怒られる。

「「いただきます。」」

「ようやく食べられる。」

「ごめんな。朝弱いのに目覚ましかけ忘れたから。」

「もう、昨日はきちんと起きてたから大丈夫だと思ったのに、まだ治ってないの?」

「なかなか治らないんだよな。」

「はいはい。早く食べて学園行くよ。」


建物の構造上、入り口から入ったら一年の全部のクラスを通らなきゃ、Sクラスまで辿り着けないんだよな。視線が痛い。昨日もそうだったし、これからも耐えなきゃいけないのか。2人は全く気にしていない様子だし、気づかないふりをしておくのが一番か。先生は一体どんな人なんだろう。この学園に来てから、ドキドキしっぱなしだな。期待に胸を膨らませながらSクラスの扉を開けると、まぁ誰もいないよな。生徒は僕たちだけだし、先生はホームルームが始まる前に来るはずだし。あっ、でももう8時になるから来るよな。そのようなことを考えていると扉が開いた、

「みなさんおはようございます。このクラスの担任になりました、嵐田あらしだ 蒼太そうたです。今日から半年間頑張っていきましょう。」

「「よろしくお願いします。」」

「はい、では早速ですが授業に入っていきますね。」


「ふう〜、ようやく終わったよ。じゃあ、一旦うちに戻ろう。」

「ハイペースで進んでいくから、付いて行くの大変。」

「そうだな。だから、うち帰ったら復習しような。」

「うん、理解できるように頑張るよ。」

復習をすることに対してはやけに素直な気がする。それだけ、置いていかれたくないということか。向上心があるのはいいことだ。わかりやすいように教えないとな。


うちに着くと、自然な流れでマイが作り始めたので任せてみた。前食べた時は焦げてたり、具材が大きすぎたりで大変だったが、どうやらかなり上達したらしい。美味しかったので、すぐに完食できた。明日は何が食べられるかな。しかし朝も昼も作ったので、夜は自分が作ると先に言っておいた。自分が好きな物でも作るか。そして、隠し味にアレを入れれば。


午前に勉強三昧ということは、午後は訓練しかないよな。2人は実践形式で教えてもらっている。僕はスキルの発動条件が限定されているため、最大限活かす訓練だ。そんなことを言っても、相手の行動を予測して避ける練習だがな。スキルが全く関係ない。でもこれを極めれば相手のスタミナ切れを狙えるのでは?そう考えると俄然やる気が湧いてくる。訓練相手の体力がなくなっていくのと同時に、こっちは相手の動きを学習して避けやすくなっていった。そのせいか早めに訓練が終わってしまった。2人の方を見に行くか。


「やっぱりすごいな。」

思わずそんな言葉が出るぐらい、レベルが違った。マイは風をうまく利用して、加速し攻撃をしている。セツは離れた位置から攻撃している。だが先生は、マイよりもはやく動きセツの魔法の死角になるようにうまく立ち回っている。個々で見れば全員強いと想うが、慣れていないせいで連携がうまくとれていない。先生はその弱点をうまく突いている。あの先生に勝てる日は来るのだろうか。

・不定期投稿 ・急な失踪

などあるかもしれませんが頑張ります。

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