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花と言霊〜冒険者になって夢のような生活をしたい〜  作者: 瓜 真夢
冒険者学園:一年生
4/23

クラス発表とこれからの生活

グラウンドに着くと中心にでかでかとクラスが張り出されていた。掲示板は学年で分かれていて、僕たちは一年だからか1番端にあった。見てみると、右からE、D、C、B、A、Sと張り出されていた。ん?Sクラスなんて聞いた事ないよな。しかし、見間違えではなさそうなので一応名前を確認してみた。

1.風宮 舞

2.水  雪華

3.夢野 天花

綺麗に僕たちの名前が揃っている。

「なぁ2人とも、Sクラスって聞いたことあるか?」

「「ない。」」

「だよな。」

ピッタリハモるぐらいだから、きっとどっちもわからないんだろう。僕たちが、戸惑っていると放送が聞こえた。

《Sクラスになった方々は、至急校長室まで来てください。》

「行くか。」


「失礼します。」

校長室に入ると僕たちと校長先生の他に6人ぐらいの人が入っていた。

「全員揃ったね。あなたたちは学年でトップ3の成績をもつ人たちよ。2、3年生はわかると思うけけど勉強をしながらじゃ冒険者の訓練をこなすのは大変よね。だから、それぞれの学年の成績上位3名は他の人とは違った生活を送ることになるわ。具体的に説明すると、

・3人に対して1人の先生がつく・半年間の授業を詰め込む・残りの時間は訓練

と言う風になるわ。

どうして半年間なのかというと、この学園では半年ごとにテストがあって、

そこでまたクラス分けが行われるからよ。」

なるほど、うかうかしていたら授業に置いていかれ下の人たちに順位を抜かされると言うわけか。結構面白いが、

「すみません質問なんですけど、学園の授業だけじゃついていけない場合はどうするんですか。」

「3人のうち1人は勉強が優秀な人を入れているわ。例えばあなたみたいなね。」

「そうですか。ありがとうございました。」

やっぱり、僕は勉強だけでSクラスに入れられたのか。まぁ実技は散々だったもんな。

「さらに、Sクラスの人たちは3人で一つの家を与えられているわ。食事は作ってもいいし、食堂に食べに行ってもいいわよ。」

自分の好きなものを作れれば、毎日が幸せということだな。卵料理はうまいからな、ほぼ毎日食べられるなんてそんな魅力的な話が学園で出てくるとは思わなかったな。

「それじゃあ、今日はもう自由にしていいから家を見に行くもいいし、これから半年間はやっていく人と親交を深めてもいいわよ。じゃあね〜。」


「私たちがSクラスか。面白いことがあるもんだね。」

「うん。これから楽しみ。」

「そうだな。もしかしたら、2人に勉強を教える日が来るかもしれないし。」

「やさしくしてね。じゃなきゃ、途中で逃げ出すと思う。」

「そうだよ天花。もし逃げれなくっても、終わった後に復讐してやる。」

「善処しま〜す。」

家は、男子寮と女子寮で別れる道のところを、まっすぐ進んだらあるらしい。二年生と三年生は、さっき自己紹介していたからこっちには遅れて来るだろう。

進んでいくと、三つの家が見え始めた。僕たちのは左側と言っていたから一番普通のやつか。隣の二つ(主に三年)の家が豪華すぎて、そう見えてしまうだけだと思うがこれでも割とでかいほうだ。

「これが私たちの家なんだ。」

「想像してたより、立派。」

「だな。設備もかなり整っていそうだ。」

入ってみると驚くぐらい広かった。キッチンもちゃんとしているし、トイレが二つあるし、部屋が五つあるので男女で分かれられる。学生が住むにはかなり贅沢じゃないか。まあ、使っていいと言われたからには存分に使えばいいだろう。ある程度の破損なら無料で直してくれると言っていたし。

セツが言っていた通り、本当にこれから楽しみだな。


校長「さっきの彼がテスト全問正解した子?一体どんな風に育っていくのかしら。」

・不定期投稿 ・急な失踪

などあるかもしれませんが頑張ります。

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