プロローグ
この小説は、その場のノリと勢いが9割、そして1割の思いつきで書かれています。よって、突然の設定追加、変更、何か見た事ある展開等がある可能性が高いです。
それでもいい方だけお読み下さい。
それでは、どうぞ!
戦いとは数である。
どんなに屈強な戦士であろうと、どんなに強い騎士であろうと、幾千の兵の前では、そこらの雑兵と変わらない。
では、今目の前でそれらを全て捌いている女はなんなのか。
相手の攻撃は全て障壁に阻まれ、防がれる。逆に、相手が貼った障壁は、紙屑同然に燃やされ、壊され、切り裂かれている。
一人で一軍と同等の戦力を持つと言われた剣士が居た。万にも及ぶ斬撃は全て障壁に飲み込まれ、無数の風の刃に引き裂かれた。
山をも砕く魔法を扱う魔道士が居た。放った魔法は女が放った魔法に掻き消され、塵も残さず燃やし尽くされた。
あらゆる傷、病を治し、聖女と呼ばれた者が居た。回復速度を上回る傷を与えられ続け、そのまま息絶えた。
他にも、人間では到底叶わないような強敵を前に、善戦どころか一方的な戦いを繰り広げる彼女。
その表情は、普段の無表情が消え、憤怒に染まっていた。
「一欠片の希望もなく、叩き潰す。絶望する暇もなく。徹底的に」
勿論もう一話あります。