第三話 決意
その威圧感の正体はヒト型の氷だった。見た限り人かモンスターかは判断できなかったが今の自分達では対処できないことだけは一目瞭然だった。
「なんだあれ。」
速井は驚愕を隠せないようすだった。それもそうだ何故ならそれが通ってきた後ろの道が全部凍っていたからだ。
「と、とにかく逃げるぞ。」
そういって逃げようとした瞬間
「おい、待て。一応だが聞きたいことがある。」
「な、なんだ?」
「お前らはどんな能力でどれぐらい戦闘経験がある?」
「え?そ、それはどういう...」
「いいから、言え」
ヒト型の氷は焦っている様子だった。それが聞いてきた質問に答えようとすると山のほうから、何か降ってきた。
「くそ、お前らは俺のサポートをしろ。あんまり期待はできんが仕方ない。」
「あれはなんだよ?」
「悪いが質問に答えてる余裕はない。守ってやる余裕もだ。死にたくなければ自分の身は自分で守れ。」
そういってヒト型の氷は降ってきた何かと戦い始めた。
「ハハハハ、オマェノセィデデデデエエエエエエエエエ」
「くそ、おらぁ!」
ヒト型の氷と何かとの闘いは壮絶だった。手を貸そうかと迷ったが、手を貸せる程俺たちの実力が備わってなかった。
そしたら、
「お前らも何でもいいから手を貸せ、」
「いや、でも」
「でもじゃない。このままだとお前らも死ぬんだぞ。」
「そんな...」
「あきらめろ奇怪。このまま逃げたところでにげきれねぇ、それにあれが住宅街にはいってもいいのかよ。」
「くそ、わかったよ。俺もやってやる。」
「そうか、手を貸せとは言ったが、俺の合図と同時に攻撃するだけでいい。いいな。
「「わかった。」」
そのあと、俺は「無限」の力を最大限つかって、身体能力を上げた。それでも、全然その何かには有効打になるような攻撃はできなかった。
「うおぉぉぉりゃあ」
しかし、速井は違った。
速井はご自慢の「神速」の能力でアシストをバンバンしていた。
「くっ、全然あいつひるまねぇ。」
「やっぱり、この世界では、人を殺した数だけつよくなるのか。」
「え、うそだよな?」
「推測の域はでんが、あれは人を10人以上殺してる。殺す前はあそこまで強くなかった。」
ここまできて、俺以外は全員疲れきっていて、これ以上は戦えそうにないぐらいだ。
「ドゴォン」
「うっ、ぐっはぁ」
「お、、おい。ぶっ。」
「う、嘘だろ。俺だけこの中で一番弱い俺が生き残るんだ。」
絶望だった。とりあえず、気絶してしまった。二人を助け出した。しかし、危機的状況は変わらない
「どうする。どうする。どうすればいいんだ。」
くそ、考えろどうすればいいんだ。「無限」この能力は本来使い方さえちゃんとすれば強いはず
その時俺はふと思いついた。無限なら体も永遠に再生も可能だし、不死身にもなれると、
「初めてだが、試すしかない。」
俺はここで決意した。人であることをやめると。




