適正検査
何が週2投稿やねん
「適正検査ってのはどんなもんか分かるか」
ソファーで寝るという初めての体験をしてまだ寝ぼけ眼な私だったがユドル兄さんにそう言われて目を覚ました。
「人の適正を……見る?」
「そうだ。じゃあ、こいつで見た結果は無闇に教えてはいけない。何故か分かるか」
「え……?うーん……」
何故なんだろう、分からない
「時間切れだ。それが分かるまで適正検査は使うな。いいか?」
「……うん。」
なんだか納得行かなかったが、兄さんが言うなら使うのはやめよう。
コイツ、何で俺の事を「兄さん」なんて呼び方すんだ。
昨日会ったばっかりだぞ。
それはともかくコイツを鍛えなければならない。
手っ取り早いのは師匠の所にぶち込む事だが一応報酬を貰う分には俺がやらなきゃなんねーだろうな。
……ホンッとになんてもんを押し付けてくれてんだ。
「じゃあとりあえず体幹から行くぞ」
「……は、はい!」
適正検査があるだけでは人の能力を見れるわけでは無い。
Lv5になって初めて、その力は解放される。
それまでは植物、美術品、武器、動物等といったものを果てしなく調べ尽くさねばならない。
故にLv5を持っている人は公には1人しか居ないことになっている。
その1人というのが
ユドルの父であった。
思いついたらゆっくり更新していきたいと思います。