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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

白の残響

作者:篠原透
最新エピソード掲載日:2025/10/23
静かな街で、女性を狙った連続殺人事件が続発していた。
ニュースに映る現場写真を見つめながら、青年・蓮は胸の奥に得体の知れないざらつきを覚える。
被害者は、いずれも彼と関わりのある女性たち――。

捜査一課の刑事・結城。
冷静沈着で、感情を表に出さない男。
彼は、被害者全員が蓮と何らかの関係を持っていたことを突き止め、
「彼こそが一連の事件の中心にいる」と確信していた。

だが、蓮には確かなアリバイがあった。
事件の夜も、眠りにつくまでの記憶ははっきりしている。
それでも、目覚めるたびに微かに残る血の匂いと、夢のような断片が彼を蝕んでいく。
――“自分が知らないうちに、何かをしているのではないか”。
二重人格か、夢遊病か。蓮は次第に自分自身を疑い始める。

そんな中、同棲している恋人・凪沙の行動に、不審な点が現れ始めた。
隠し事、焦り、そして恐れ。
愛情と疑念の狭間で、蓮の心は静かに軋み始める。

――誰が犯人なのか。
凪沙なのか、自分なのか、それとも別の何者か。

白く霞む記憶の奥で、真実の断片がゆっくりと浮かび上がる。
そして、その“残響”がすべてを白く塗りつぶしていく。
プロローグ
2025/10/23 19:32
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