ねっけつ! アルティール劇場番外編(2)
〜ねっけつ! アルティール劇場〜
*第二部後半なので*
マキナ「本編更新じゃないですよーっ!!」
ニア「色々増えてきたので、ざっくり紹介ですよ〜。例によって読み飛ばしたいひとはスルーで」
〜用語解説〜
【エーテル覚醒】
ノーマルと呼ばれる人類がエーテル適応能力に目覚める事。
通常、人間にはエーテルに適応する能力が存在しないが近年そのエーテルに後天的に対応する人間が現れ始めている。それらをエーテル後天的覚醒と呼ぶ。
一般的にエーテル覚醒体といえばいわゆるアナザーを指す。覚醒体はその度合いに応じて目の色、髪色などが鮮やかな色合いに変化していく。アナザーは先天的に輝く髪を持っているのはその為である。
しかしアナザーには存在する体表にあるエーテル呼吸器官は発生しない。エーテル覚醒に応じてERS展開範囲や反応速度、第六感的なものが磨かれていき、ノーマルでありながらアナザー同等の身体能力へと進化していく。
一口にまとめると、エーテル覚醒とは人間の進化の一つの形なのだと言われている。しかしその真実は誰にもわからない。
【反ノーマル/アナザー】
世界に存在するノーマル、あるいはアナザーを敵視する勢力の事。基本的にその対となる種族で構成されている。
ノーマルとアナザーで言えばノーマルは数で圧倒的に優位であり、アナザーはその能力においてノーマルを凌駕している。が、大多数を占めるノーマルにアナザーは虐げられがちであった。
近年、反アナザーよりも反ノーマル運動のほうが過激化の一途を辿っている。アナザーによるノーマル襲撃事件は後を絶えず、それに呼応する形で反アナザー勢力も拡大してしまっている。
二つの反勢力は常に争い、地球の争いだけでなくそれは時に宇宙にまで飛び火する。フェイスは特にどちらに加担するわけでもないが、資金、精力的に潤沢なノーマル側につく事が多いようだ。
またその主張も自由であり、三つの学園に存在する反アナザーギルド、契約の騎士団なども存在している。その統括であるのはカラーオブイエロー、カーネストなのだからフェイスの自由さが伺える。
【ファントム】
機体としてのファントムではなくこちらは勢力を意味する。
正体不明の武装組織。黒と金のカラーリングの同名の機体を運用している。全く正体が知れないことから、ファントムという一言で全てを示唆する事が多い。
各地に突然出現してはフェイスの邪魔をしている。特にカラーズは彼らの狙いの一つらしい。が、フェイスだけを攻撃しているというわけではなく、他の勢力に対する襲撃も怠らない。そうした部分が目的を曖昧にしている原因でもある。
ヴォータンにも匹敵すると言われる黒い機体は無人機であり、遠隔操作あるいはオートパイロットであると推測される。現在フェイスが最も危険視する勢力。
【ジェネシス】
カナード、ヴォータンなどを製造しているFA企業。特にフェイスとは提携を結んでおり、フェイスの新型ならびに多くのカラーズ機はジェネシス製である。
最新鋭の技術を誇り、高性能、高規格、高価格の機体をモットーとしている。エリート思考のフェイスには好まれているが、一般的にジェネシス製品を使用するのは稀である。
フェイスによる強力な技術支援もあり、近年急速にその技術力を進歩させた。本社はムーンシティ地下三階。
【如月重工】
九十九など和名の機体を製造しているFA企業。ジェネシスと肩を並べる二大企業であり、こちらはジェネシスと比べて低コストな機体販売を主としている。
それゆえに力のないシティなどからも注文が多く、実際に主流のFAと言えば如月重工の傑作、九十九である事が多い。デザインも基本的には和風チックである。
急激に勢力を拡大するジェネシスに対抗する為に最近は高性能機の生産も行っている。老舗だけにその技術力は決してジェネシスにも引けをとらない。
尚カラーズ六機のうちイエローとブラックの機体のみ、如月重工製である。
〜機体解説〜
【カナードS型装備(マキナ機)】
マキナ用カナードの宇宙戦装備。各所にスラスターを増設し、武装に大型フォゾンビームソードを追加。その他には基本的に変更点はない。
背後には大型のバックパックが追加されているが、マキナは重いのであまり好きではないらしい。
【カナード(ニア機)】
オレンジ色のカナード。頭部に鬣がついているのが特徴。Bクラスに昇進し、単座になったので支給された。
両腕が巨大なのが特徴。ちょっとしたブレードや弾丸ならば防げてしまう程の強度で、盾の役割も果たす。その両腕から繰り出す拳の一撃はFAの装甲を貫き、爪は簡単にFAの手足をもいでしまう。
ツインスタンドタイプだが、脚部は少々特徴的。踵と爪先にブレードのようなものが装備されており、スケートのようにカナルを疾走する。ちなみに出し入れは自由。
四肢から繰り出す拳や蹴りで戦うという格闘スタイルのFAだが、アナザーであるニアだからこそ出来る事であって一般的ではない。遠距離攻撃として腕を射出するワイヤーナックル(ワイヤーで繋がっている)、近距離攻撃に腕部内蔵パイルバンカー装備。
マキナがスピードタイプの白兵戦闘機だとするとこちらはパワータイプであると言える。尤も、アクロバティックな操縦に関してはニアはマキナの上を行く。
尚、S型装備では背部に大型スラスターが追加される。
【ヴォータンS型装備(ヴィレッタ機)】
ヴィレッタ用ヴォータンの宇宙用装備。各所にスラスター増設のほか、機動力を犠牲に巨大なロングレンジフォゾンビームライフルを装備している。
基本的にはレールガンの代わりになる装備だが、運用方法としては移動する砲台と言うイメージが近い。超火力を誇り、後方に待機する母艦や機体も的確に射抜く事が出来る。
ただしエネルギー効率は微妙で、エネルギーチャージに時間がかかるのが難点。予備武装として肩部にミサイルポッド、腰にブリュンヒルデと同型のハンドガン装備。
【ヴァルベリヒ】
カラーオブイエローが使用するカラーズ専用機。黄金の輝きを放つ重量級FA。
巨大な両足からホバリングに見えないこともないが、れっきとしたツインスタンド。が、ホバリングの機能も果たす脚部を装備しているので両方の特性を持つ。カラーズ機の殆どは変形機能を持ち、この機体もその例に漏れない。
主武装は巨大な腕を伸ばすアギトアームと呼ばれる武装。アギトアームそのものはかなり制御した動きが可能であり、的確に敵を仕留める事が出来る。
またライダーであるカーネストにのみ発動可能と言われるバックパックの光背型エーテル放射装置、通称“リーメス”は周囲に物理的圧力を持つ嗜好性フォゾンを放出する事が可能な特殊武装である。
これにより周囲にフォゾンの壁を構築したり、フォゾンそのものを圧縮して叩きつけることも出来る。その放出の様子は雷に例えられるが、実際にはフォゾンが揺らぎながら対象目掛けて放出されているだけである。
またこのリーメスの形状を変化させる事により様々な状況に対応出来る。形状を変化させ、一点突破の砲台を作る事も可能、巨大な盾となることも可能である。
リーメスは十二の棒状のユニットから成り、それらを組み替える事で様々な状況に対応する。如月重工の傑作とされる、まさにカラーズ専用機の名に相応しい機体。
【タンホイザー】
カラーオブホワイト専用FA。純白の輝きを放つ美しい軽量FAである。
基本的には四本足の多脚タイプだが、宇宙空間では脚部を剣のような形状に変化させ機動力を上げる。基本的に素早く、独特の軌道は読みづらく攻撃は殆ど当たらない。
最大の特徴として、全身に装備するエーテル波動装置によるERS干渉能力が上げられる。これはライダーであるナナルゥの意思を戦域に拡大させ、全てのFAに対する精神的干渉を可能とする力である。
敵には自らの映像や音声で五感を狂わせ邪魔をし、さらに通信を遮断し連携を崩す。味方にはそれぞれの意思を繋げる歌と恐怖と痛みを忘れさせる力で戦力を一つに束ね、敵を打ち破る力とする。タンホイザーが現れた戦場は勝ち負けが余りにも明確になり、ある意味では最強のFAであると言える。
しかし現在この能力を使いこなせるのはナナルゥただ一人である。タンホイザーの操作はERSの更に上を行く脳波による操縦機能であり、“エンゲージリングシンクロシステム”、通称ERSSと呼ばれている。
また、エーテル波動を防御に応用したり、衝撃派として周囲に放つ事も出来る。またバックパックに装備している無数の剣を模したユニットはタンホイザーのERS領域内で自立行動し、敵を攻撃、タンホイザーへの攻撃を妨害する。
その性能や能力から一部では非人道的との声もあり、色々と問題の多いFAでもある。しかしこの機体のお陰で命を救われ、崇拝するライダーも少なくない。
【九十九】
読み方は“ツクモ”。数年前に発売された如月重工の傑作。既に年数が経っているにも関わらずそのメンテナンスの容易さや運用の多様さ、完成度の高さから愛用するライダーは多い。
最近ではジェネシスのカナードに若干押されぎみ。しかしフェイス以外では九十九愛用者は多く、一般的な量産機であるといえる。
ベースデザインは緑色であり、通常の九十九といえばこれを指す。しかし各所で既に改造やカラーリングが変更されており、九十九のデザインはかなり多様である。
一つ目に細いデザインで、全体的に和風。装備なども西洋剣ではなく刀、ナイフではなくクナイという感じ。
【九十九(迷彩)】
謎の組織で使用されている迷彩柄の九十九。緑、黒、茶色の迷彩柄。
武装は腰に刀、主武装はアサルトライフル。宇宙用のS型ではアサルトライフルがビームガンに変更されている。基本的に安価な部品でまとめられているが、改造が加えられておりオリジナルよりは高性能。
また機体そのものはともかくライダーの実力が高く、九十九を使い慣れている彼らは通常以上の動きを九十九に求める。そしてそれに応える事が出来るのも、愛用機ならではなのである。
【神風】
読み方は“カミカゼ”。秘密裏に開発されていた特殊強行型FA。宇宙空間、カナル上での運用を想定されており、基本的に都市部などでは動けない。
通常は母艦の下部に合体し、そこでエネルギーを供給されている。切り離し後、両腕とメインカメラを展開して戦場を駆け抜ける。
全身に無数のフォゾンビームガン、更に強力なアンチフォゾンフィールドを装備。宇宙空間における戦闘では強固な防御力を発揮するが、単にこれくらいフォゾン防御能力がないと設置面の多いこの巨体をカナル上で運用出来ないだけでもある。
イメージは三角錐から両腕が生えた何か。サイズはFAの四倍近い80メートル。片手でFAを握りつぶす事も容易。また加速力と軌道制御能力が狂気的であり、宇宙空間をスイスイとクイック移動する。
下部には大型フォゾンビーム砲を装備。単純に轢かれただけでも木っ端微塵になる化け物。デザインや名称から如月重工製だと思われるが、真相は定かではない。
【カナード(コロニーガード)】
コロニーに配備されている白いカナード。コロニーガードと呼ばれるコロニー防衛隊使用である。
装備がビームガンに変更されているほか特に目立った差は存在しない。宇宙空間用にS型装備である事が普通であり、基本的にそれ以外の装備は備えていない。
【樂羅】
読みは“ラクラ”。厳密にはFAではなく巨大空母。五つのシティが融合し、巨大な戦艦を成している。全身が武装の塊であり、近づく事さえ赦されない脅威の絶対要塞。
アナザー自治区でもあり、その絶対的な戦闘力からアナザーの楽園と呼ばれる。周囲のシティを攻略し、取り込み続けており増設が続けられその形は形容しがたい山のようになっており、かなりごっちゃごちゃ。
フォゾンバリアを通常装備し、フォゾンビーム砲も無数に内蔵している。移動速度は非常に遅いが、滅茶苦茶に頑丈で火力の塊のような物でフェイスも危険視しうかつに手を出せない存在だった。
反ノーマル勢力の拠点でもあり、アナザーの権力の象徴でもある。
【天土】
読みは“アマツチ”。宇宙用母艦。
いくつか戦線に投入されている比較的安価な母艦である。如月重工製。特に大きな武装などはないが、FAの運用に関しては十分な性能を誇る。
尚、神風を搭載している母艦は改造が施されており、全体的に巨大、かつミサイルやガトリングなどの武装が追加されている。これが勢力の指揮艦でもある。
マキナ「とまあ、こんなかんじで」
ニア「カラーズ機はほんとチート」
マキナ「でもブリュンヒルデってこうしてみると地味じゃない?」
ニア「それはまだまだ隠された能力があるってことで。それではまた本編で!」