詩 不思議な世界に迷い込んだ少年少女
つないでいた手 はなれないように
かたく むすんで
右と左から 押し寄せる悲劇
まって そんなに対処できない
割れた地面にのみこまれた
空落ちてきて 息が詰まりそう
地面が波立つ まともに立っていられない
ここは真っ暗だから 手を繋いでいないとはぐれてしまいそう
「どこまでつづくのだろう?」
「どうやらここは迷宮になっているみたい」
迷い込んだおかしな世界
どっちがどっちか分からない
たったいまこの足元で魚がはねたから
ここは水の上になるの?
石が光って お星さまのようにとんでいる
空ってあんなに赤かった?