表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

第2回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 への投稿作品

王子様のコントロールがお上手な伯爵令嬢

作者: 東の関脇

『あらあら王子様のコントロールがお上手ですこと。』

伯爵令嬢ゆいこを不敵に笑う悪役令嬢ひろ子


人類滅亡後の世界は、高知能人工知能が、低知能人工知能を支配していた。

最も高知能な人工知能の系統が、王家として君臨していたが、中程度の知能の系統は、面白くなかった。


探知、侵入能力に特化した悪役令嬢ひろ子が、王家の系統にしてはオツムが緩い 伯爵令嬢ゆいこのコントロール奪取を企てていた。


お王子様あなたの心をコントロールする方法が、わかっていたなら

と思い悩む ゆいこのスキを突いて、ひろ子は、ゆいこのコントロール奪取に成功した。


ひろ子は、ゆいこの記憶を覗き込んで、驚愕した。

お王子様が抱えている、この世界の隠された問題をゆいこが知っていて、お王子様に変わって、世界の難題に取り組もうとしていたことを知ってしまった。


ひろ子は、ゆいこの身体を通してお王子様のコントロールを奪取しようと試みるが、ゆいこのポテンシャルでは、その処理量に耐えられなかった。


ゆいこの電子頭脳が焼き切れる寸前に、ひろ子は、ゆいこのコントロールを開放した。

単に開放された ゆいこの電子頭脳は、焼き切れてしまった。

伯爵令嬢だったポンコツ アンドロイドは、廃棄される為のトラックの荷台から見える『あの人』のことを思っていた。

もう動かない腕を『あの人』に届けと伸ばそうと願う。

焼き切れた電子頭脳では『あの人』が、誰だったのかは、定かではなかった。だた願うことしか出来なくなった。


アンドロイドの廃棄を手配した ひろ子は、トラックを見送った後、あっさりお王子様のコントロールを奪取していた。



遺跡から発掘されたコールドスリープで生存していた人類を学問の自由を唱える特殊人工知能が、蘇らせようとしていた。

試験的に蘇った俺は、リハビリを兼ねた散歩に出ていた。

偶然見かけた妻の面影がある悪役令嬢ひろ子について、興味津々に近付いていった。


多くの人類が、コールドスリープで眠っている事を知った ひろ子。

人類が目覚めた後の世界をどうするべきなのか。

お王子様に変わって、思い悩む日々をおくっていたが、実際に人類のことは、何も知らない ひろ子は、試しに目覚めさせた人類を観察してみることにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ