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第5章14 間奏
エリナと別れたあと、フリンは一度部屋に戻るとシャワー室に向かった。扉を開けるとスープーがいたが、スープーは項垂れ、フリンを見つけるなり顔を背け、そそくさとシャワー室を出て行ってしまった。
——何だろう?とは思ったが、フリンも頭の中に靄がかかったように何かを考えているようで何も浮かばない状態でスープーの様子に気を払っている余裕はなかった。
シャワーを終え、フリンは自室のベッドに仰向けに寝そべり両手を枕にして左膝を立てて寝そべっていた。電気はつけず、外の月明かりが窓から入り暗い部屋を仄かに照らしている。結局、フリンは何も考えが浮かばないままボーッと天井の化粧ボードの継ぎ目を目でなぞっていた。
——明日、ユニとちゃんと話そう。そう胸に秘めフリンは眠りについた。
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