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Skies fall down  作者: 伊佐谷 希
第3章 新たなる仲間
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第3章4 砂漠横断

 日が登り、フリンとユニの二人は荷物をまとめ出発の準備を始める。

 村を出た時に食糧や水は運んできていたが、フリンが昨日見つけてきた木の実の一部は食べずに残しておいた。念のため、水も汲んでおく。今日から二日間は砂漠越えだ。気を引き締めていかなければならない。


 二人がコカヴィエールに乗り、中央都市ミズガルズを目指して砂漠を進んでいると、何かに気付いたユニが、フリンに云う。


 「フリン、あれなんだろ?なんか動いてるみたい」


 コカヴィエールの左斜め後方数百メートル先に、何やらうっすらとした影が動いている。かなりの距離が離れているにも関わらずその影が見えることや、身にまとう砂煙からすると、その影はかなりの大きさのようだ。フリンを嫌な予感が襲う。


 「ヴィー、拡大できるか」


 「了解しました。モニターに表示します」


 コカヴィエールのモニター上、遥か彼方の影の横に拡大映像が表示される。


 そこには黄土色を基調とし、砂漠迷彩色にカラーリングされた巨大な一隻の潜砂艦が映し出されていた。その艦首には趣味の悪い髑髏が描かれている。

 徐々に砂中から地上に浮上してきている。いつからそこにいたのか。


 その潜砂艦はコカヴィエールと進路を同じくしていた。

 砂から上がりきると、砂中での航行に支障がないように折り畳まれていた艦橋や甲板内に格納されていた艦砲、機銃などの兵装が高く迫り出していく。その姿は狭いところから解放され、身体の各部を伸ばす野生の大型獣の仕草の様にも見えた。

 潜砂艦が本来の姿へと変形していく。

 そして、その艦は砲塔をコカヴィエールの方へ向けたのだった。


 ——まずい…!


 「アラート!アラート!ロックオンされました」


 フリンがそう思ったのと、ほぼ同時ヴィーが激しく警告を告げる。


 「ユニっ!どこでもいい!何かに捕まって、身体をしっかり固定しろ!」


 フリンは操縦桿を強く握り直したのだった。

ご高覧いただきありがとうございました。

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