夢の始まり
「私は〜〜〜〜よ。よろしくね」
ーーなんで...そんなに俺に構うんだ?
「何故って...そこに君がいたからかな?」
ーー俺は普通がいいんだ。放っておいてくれ
「それは君が普通以外を知らないから普通がいいだなんて言うんだよ?私が君に普通以外を教えてあげるからーーーーー
「...はあ」
ため息を付けながら体を起こす。時計を見ると今は6時30分になろうとしていた。
...6時30分
.....6時30分?
..........6時30分!?
「やっば!」
ようやく自分が遅刻寸前なのだと理解する。田舎暮らしの為、2つ目のバスでは遅刻となってしまうのだ。
ベットからはね起き、ご飯は冷蔵庫からバナナを拝借。制服を着てリュックを背負う。
「行ってきまーす!」
いってらっしゃいという母を横目に俺はバス停へダッシュを始めた。
「はぁ...はぁ...間に合った...」
何とかバスに乗ることが出来た俺はイヤホンを耳にさし、音楽を聴きながら窓の外を眺める。いつも通りの景色が広がっている。
「...そう言えばなんか夢を見てた気がする」
窓に向かって独り言を放つ。横に座っている女子高生の目が痛い...
「...忘れた...まあいいか」
そんな事を呟く俺は、英語の単語テストのために少しでも覚えようと英単語帳を開いた。
学校につき教室のドアを開けると1人だけ来ている人がいる。
「よっ」
「おう」
こいつは邦川彰人。趣味が合うこともなく、同じ中学校だった訳でもなく、ただ出席番号が七違いで席が隣りになっただけの奴だ、ら
「ちなみにバスケ部で1年にしてもう試合に出ているくせに、顔も良くて勉強も出来る嫌なやつでもある。」
「おい。声に出てんぞ声に。」
おっと...つい本音が
「そう言えば今日、転校生来るらしいぜ。隣のクラスだけど。」
「それどこ情報よ。」
「昨日隣のクラスのやつが先生に言われたって部活の時話してた。」
「ふむ。信憑性は高そうだな。」
「お前なあ...」
この時、朝見た夢を覚えている事が出来ていればもう少しだけ、普通の高校生活を...いや普通のリアルを過ごす事が出来ていたのかもしれない。
初めましてカメ太郎です。
名前の由来は美術の時間に書いたキャラクターにつけた名前がカメ太郎だったという安直なものですが、これから時間が許す限り物語を作っていくのでよろしくお願いします。




