第2話:クラスで…
クラスでパーティーの話し合いです。
ぇ〜。
ちょっと前作、友達とは離れてまた違うお話し。
「もぅすぐクリスマスだよねぇ?」
私は橋川美奈。
結構天然だのボケてるだの言われる。
「ぃや…まだ後1ヶ月くらいあるけどねぇ…」
この子は乃木薫。
はっきり言うと美人だ。
私が男だったらソッコーで惚れるであろう。
「ねぇ美奈?サンタっていつまで信じてた?」
「……?」
「美奈?」
「サンタっていないの?」 「はぁ!?いると思ってたの?」
「ぅん!ずっっと居るのかと思ってたよ。」
薫は呆れた顔をした。
「ぁんた…。バッカぢゃないの!?」
「だぁ〜ってぇ…」
ちなみに私達は今下校途中だ。
街にはクリスマスツリーやリースが飾られており、綺麗に点滅させられてる。
もちろん店にはクリスマス限定の雑貨が並んでいたりする。
「親からは何をもらう?」
「ぅ〜ん…ゲームくらいぢゃない?」
「そっかぁ…私はねDVDプレイヤー買ってもらぅんだ♪ 小型の」
いつもクールな薫でもやはり楽しみなのだろう。
かなり可愛い顔をした。
勿論私も楽しみに決まってる。
なんたって小学生なのだから。
「ねぇ。薫?」
「ぅん?何?どした?」
「ぁのさ、明日はクラスでクリスマスパーティーについてやるんだよね…?」
「そうね。何で?」
「ぃや〜楽しみだなぁ。って思って♪」
こぅは言った。
確かに言った。
でも不安もあった。
私の隣の席の子。
少々虐められ気味だ。
だから私もあえて、机を離している。
それを見抜いたのか。
薫が…
「でも少し不安も混じってるんでしょ?分かるよ?」
「まぁね…。」
どれだけ軽くても私だって人間だ。
深刻になったりする。
私の家と薫の家は隣同士。 所謂幼なじみだ。
「もぅ家か…。」
薫が呟いた。
「ホントだね。ぢゃあまた明日ね薫。」
「ぅん。バイバイ美奈。」
私達2人は笑ってさよならをした。
でも2人のその笑いが苦笑いだった事はお互い分かっていたし、相手の事も勿論分かっていた。
それでも何も言わなかった…。