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未定
眠さを抑えて重い瞼をこじ開けてみるとそこには知らない天井があって、自分を包み込む柔らかい布と…。
…知らない女がいた。
…。
…。
…。
「いやいやいやいや!なななな、なんだよこの状況はぁぁぁぁぁぁああっ!!!」
こうして俺の朝は始まってしまった。
ーーー落ち着こう。そうだ、この状況を冷静に落ち着いて処理していこうか。
まず、何故俺はホテルの一室と思われる部屋にいるのだろうか。
…わからん。
次に、俺の横で寝ているこの女性は一体誰なんだろうか。
…わからん。
最後に、今日は何月何日だ。
4月1日。これはわかった。そう、4月…ついたt…っ!?
「そうだ、入学式!」
慌てて起き上がり、立ち上がろうとすると隣にいた女性が艶やかな声をあげて目を開ける。
「んん…。なによ〜うるさいわね…」