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その頃、英雄は…

前回同様、見る専が突発的に書いた拙い文章ですので流し見程度で見て頂ければ幸いです。

後に、村人は語る。

「あんなに、目を引く異質なものは後にも先にも出会う事は無いだろう。」と、彼の前を横切った、筋肉をはちきれそうになりながら主張するローブを纏い、魔法使いのトレードマークとも三角帽子を被り、樫の木を削って作られた長杖を持った大男。

いや、職業間違ってんだろッ!あんた、絶対杖よりも特大剣を持つべきだろッ!!と誰から見ても思うで有ろういで立ちの魔法使い。

そう、彼こそが伝説の職業ヴェルセルクの英雄である。

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「とりあえず、形から入って見たものの存外悪くないのでは無かろうか?」と筋肉隆々の大男もとい、英雄は言う。

「しかしまぁ、最強の英雄等と幾らもて囃されようとやはり、夢を叶えた事に比べると喜びの度合いが良く判るなぁ…。」彼は、永き人生の中でもかなりハイなテンションになっていた。

自身の今の姿を見て、第一声が存外悪くないのではと言った事からその事実は決定的に明らかであった。というのも、冷静な状態の彼が今の自身の姿を見れば、「えっ、キッショ。」と言うだろうからだ。

「さて、見た目も揃えた事だし、ひとまず魔法使いの第一歩、魔法を覚えることから始めようか。」

うきうきとした何処か弾むような声で彼はトンデモ無い事を口にしている。この世界では普通、初期魔法を使えて初めて魔法使いを語る事が出来る。

つまり、彼はとりあえず魔法使いのコスプレをした筋肉ムキムキ、マッチョマンのHENTAIに他ならない。

というか、彼自身ヴェルセルクの職業についている特性の1つとして魔力がミクロ足りとも成長しないというデメリットがあった事を知っている。

ただ、浮かれきった彼の頭の中からぶっ飛んでいるだけであって…。

要するに、初級魔法以前に一般的な人の使える生活魔法すら使えないという事だ。

さて、魔法を覚えることから始めようとしている彼がまず最初に手を出す魔法は堅実にも生活魔法である。というのも、一般的に魔法は、初級であればお近くの書店にて教科書的な物が置いている。

という理由で、彼は生活魔法及び初級魔法の教本を買い漁った。

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彼は、街から程なく離れた所に来ていた。

「さて、ここまで来れば魔法の修行も万全よ」

そう、語る彼の手には〖バカでも出来る生活魔法〗と言う教本が持たれている。

「ふむ、生活魔法といえど偉大なる叡智の結晶である魔法には変わりない。軽く、手慣らしと行こうか…。」と仰々しく長杖を構える元英雄、はちきれんばかりに纏っている筋肉に力を込め精神を集中させ彼は生活魔法の一つ〔種火〕を使おうとした時ソレは起きた。

彼の意識が吹き飛んだのである。

ドシャリと音を立て崩れ落ちる英雄、かつて数多くの強敵と渡り歩きただの一度足りとも膝をつかなかった彼が、誰でも使えると言われる生活魔法の〔種火〕を使いぶっ倒れたのだ。

だが、幾ら仰々しく言葉でこの現象を語ろうとソレは起きるべくして起きたといえよう。

と言うのも、この世界のあらゆる生物はたとえどんなに微量だろうと魔力を内に保有している。

ソレは、人間に血が巡っていることと何ら変わりない。

この世界の全ての生物は魔力があるから自我を保つ事が出来る。

精神の中区にある自我が保てなくなれば、あやつり人形を動かす糸を切るのと同じで彼が崩れ落ちたのも無理のない話なのだった。

はい、こんな感じで今回は終わりました。ストーリーの構成とか考えて無いので突発的に投稿しますのであしからず。

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